専用シェルで叶えられる極楽「トラキャン」生活!トライトンやハイラックスに積んどこっ
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンピングカー・車中泊

    2024.08.31

    専用シェルで叶えられる極楽「トラキャン」生活!トライトンやハイラックスに積んどこっ

    専用シェルで叶えられる極楽「トラキャン」生活!トライトンやハイラックスに積んどこっ
    キャンピングカーの達人、伴 隆之が注目モデルを徹底解説!今回はピックアップトラックの荷台に積むシェルを紹介。着脱可能なトラキャンスタイル、かっこいいぞ。

    脱着式のシェルが付くトラキャンは仕事にも遊びにも使える

    ピックアップトラックや軽トラックの荷台にシェル(居住部分)を積載するトラキャン。シェルが脱着できるのが特徴。

    キャンピングカーのジャンルのひとつ「トラックキャンパー(通称:トラキャン)」。このトラキャンはピックアップトラックや軽トラックの荷台に、キャンピングカーでいう居住部分である「シェル」を載せているのが特徴。日本ではピックアップ自体が少ないため、馴染みの薄いトラキャンですが、北米やオセアニア、アジアではポピュラーなジャンル。

    創業33年以上の老舗キャンピングカービルダーのM.Y.Sミスティックは、アルミフレームによる高い安全性と軽量化を両立したボディバス工法によるトラキャンやキャブコンを製造しており、ことトラキャンに関しては日本のパイオニア的な存在として知られています。

    トラキャンのシェルはあくまでも積載物扱いのため脱着できる必要があり、荷台に載せられるサイズに関しても道路交通法できちんと定められています。さらに走行中はこのシェル内に乗車することができません。車両区分としては積載車両のナンバーそのままになります。

    そんなトラキャンの魅力はシェルと車両が着脱できるため、仕事や趣味などではベース車の荷台をフルに活用でき、旅やキャンプなどの時は荷台にシェルを載せてといった使い方ができるところにあります。また、シェルには取り外した際に駐車場などに固定するためのジャッキが四隅に用意されており、取り外した状態でも地面に固定して、書斎や趣味の部屋として活用ができます。

    今回はM.Y.Sミスティックが販売する、トヨタ・ハイラックス、三菱・トライトン専用のトラックキャンパー「デシエルト-02」を紹介します。

    ポップアップルーフなので走行性能への影響は少ない

    M.Y.S MYSTIC「Desierto-02LIMITED」。就寝定員:4人。全長×全幅×全高(シェルのみ):2780×1870×1480mm。

    デシエルト-02はボディにマグネシウムアルミ合金を使い、軽量かつコンパクトなのが特徴。北米やオセアニアで人気のスタイルである「オーバーランダー」を彷彿させるエクステリアのデザインに加え、ポップアップルーフを搭載。走行時はルーフを閉じたシェル形態のため低重心かつ、空気抵抗を大幅に低減。

    キャンプ場やRVパークなどではポップアップルーフ部分を持ち上げることで室内高1970mmと、大人が立って着替えられる高さが生まれ、開放感もたっぷり。

    ポップアップルーフにより室内高は十分。天井にはLED照明も備わる。

    レイアウトは荷台の後ろから乗り降りするバックエントランス方式。室内に乗り込むと左側に冷蔵庫やスイッチ類、右側にはガラストップ付きのコンロとシンクを備えたキッチンキャビネットがあり、車載用クーラーも搭載。中央には二の字ソファとテーブルでリビングを構成し、4人がくつろげる空間。

    乗車空間であるキャブの上にあるシェルの出っ張り部分はベッドになっていて、ここに3人が就寝可能。また、リビングのテーブルを外してマットをセットすれば、ここに1人が就寝できるようになっています。

    リビングは開放的な空間で、ゆったりと過ごせる。ルーフサイドのテント生地部分は通気性をアップさせるメッシュウインドウに加え、内側がキルティング仕上げで防寒対策も施されている。

    キャブ上の出っ張り部分はベッドスペースで、フレームを引き出してマットを置くだけで長さ1840×幅1740mmのベッドに展開できる。頭上にも余裕があるので就寝時の圧迫感も少ない。

    リビング中央の昇降式テーブルを下げ、そこへマットをセットすればソファベッドに変身。サイズは長さ1740×幅730mm。

    エントランス左側にはシューズボックスやスイッチ類のほか、冷蔵庫を装備。

    エントランス右側にはシンク一体の1口コンロを装備。ガラストップ付きなので調理台としても使える仕様。給排水タンクは下部に収まる。

    ルーフベントにより車内の空気を排出、外の空気を吸入することが可能。ベントにはLED照明も内蔵。

    価格はシェルのみで239万円から

    デシエルト-02は2グレード展開で、スタンダードは暖房装置のFFヒーターや空気循環装置のルーフベントなどを標準装備。今回取材したリミテッドは先述の装備にプラスしてソーラーパネルやリチウムイオンバッテリーシステム、冷蔵庫やコンロ&シンク、車載用クーラーなどが装備され、快適度を高めたモデル。シェルのみの価格はスタンダードが2394700円〜、リミテッドが3553000円〜。

    仕事や普段使いはもちろん、旅や遊びにも使えるマルチな1台(1部屋!?)。ハイラックスやトライトンオーナーなら検討してみてはいかがでしょう?

    取材車のリミテッドは豪華グレードで、車載用DC12Vエアコンをキッチンキャビネット上部の壁に搭載。

    リミテッドはサブバッテリーに200Ahのリチウムイオンバッテリーを装備。クーラーの室外機はエントランス右側に装着。エントランス左側の円筒形のものはFFヒーターの燃料タンク。

    問)M.Y.Sミスティック

     

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

    NEW ARTICLES

    『 キャンピングカー・車中泊 』新着編集部記事

    ピストン西沢の推しはホンダ「Nシリーズ」軽EVバン!賢く充電してフィールドへ行こう

    2024.11.30

    思い立ったら行動あるのみ!松本明子さん、憧れの谷川岳登山に再挑戦

    2024.11.29

    レトロな三菱・ジープで車中泊を楽しむ!季節に合わせた対策もご紹介

    2024.11.27

    ハイエースベースのキャンピングカ―「ロット」はヴィンテージ感たっぷりの内装で雰囲気抜群!

    2024.11.24

    車中泊で日本一周するのも夢じゃない!必要なもの・費用・注意点などを紹介

    2024.11.19

    2年間の旅の途中に起こったキャンピングカーのトラブル。対処と予防はどうする?

    2024.11.17

    デュカトがベース!イタリアのキャンピングカーはエレガントだぞ

    2024.11.10

    キャンピングカーで工夫しながら作る、旅気分満点の”車中泊ごはん”を紹介!

    2024.11.06