バイクパッキングの積載力をアップする便利なプレートが登場!バッグがもっと積めるぞ | 自転車・MTB 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 自転車・MTB

    2024.03.03

    バイクパッキングの積載力をアップする便利なプレートが登場!バッグがもっと積めるぞ

    サイクリングに気持ちのいい季節!今年こそキャンプ道具を積んでバイクパッキングに出かけたい。そんなとき、愛車のフロントフォークに装着するだけで、簡単に積載力をアップできる便利なプレートをご紹介。

    まずは自分の自転車にフィットするか?チェックしてみよう

    愛知県犬山市にあるWakka(ワッカ)は、ファットバイクを中心にマウンテンバイクやロングテールバイク、ツーリングバイクなど個性的なスポーツ自転車を取り扱う人気のサイクルショップだ。こだわりのカスタマイズが高評で、遠方からわざわざこの店のカスタムバイクを買いに来るファンがいるほど。

    自転車のフォークの取り付ける便利なプレート

    ワッカが販売するストッキングプレートは、右用、左用があり、カラーはシルバーとブラックの2色がある。

    そんなショップが、おもしろい商品を開発した。それが『Wakka/Stocking Plate(ストッキングプレート)』と呼ばれる長さ18cmほどのソックス型のアルミ製のプレートだ。自転車のフロントフォークに取り付けるだけで、バイクパッキングで人気のスリーパックマウント用の小型ラックなどを装着できるアイデア品。クラシックなツーリング用のフレームなど、フロントフォークの中間と先端に2か所のネジ穴があれば、このプレートを装着して積載力をアップできる。これまで自分の自転車にスリーパックマウントがないからと、あきらめていた人には朗報だ。

    これがスリーパックマウント

    これがスリーパックマウント(矢印の部分)があるフロントフォーク。通常のボトルケージの2連のネジ穴(ダボ)にネジ穴を1個追加して、長いもの、重いものを積載できるように進化させたシステム。

    フロントフォークのネジ穴

    今回は、サーリー/クロスチェックに装着した。フロントフォークの中央と、先端部分の下側にネジ穴(矢印の部分)があればストッキングプレートは装着できる。ネジ穴の間隔は、15~17cmに対応する。

    自転車への装着は簡単!

    フロントフォークへの取り付けは、ストッキングプレートの前側上にある長い穴と、前側下の丸い穴の2か所に、付属するボルトを通して固定する。僕の自転車の場合、プレートとフロントフォークが干渉しないよう、下側だけに長さ1㎝のスペーサーワッシャーを入れて調整した(上側は普通のワッシャーを使用)。

    フォークにストッキングプレートを装着

    フォークの右側にストッキングプレートを装着。

    フロントラックと一緒に装着

    ボルトとスペーサーワッシャーの長さを工夫すれば、ほかのフロントラックなどが装着されていても同時に取り付けできる。これは便利だ。

    小型ラックやバッグを取り付けてみよう

    ストッキングプレートには、後方に3連のネジ穴が開いていて、ここがスリーパックマウントと同じ間隔に作られている。ストッキングプレートを装着してしまえば、あとは市販のスリーパックマウント用の小型ラックなどを装着するだけ。では、バッグ類をセットしてみよう。

    サルサ/エニシングケージHDバッグセット

    エニシングケージバッグセット

    防水バッグ、小型のラック、ラバーストラップ2本、固定用のネジがセットになっている。

    サルサは、バイクパッキング用のバイクやギアを数多くリリースするアメリカのブランド。バイクパッキング・カルチャーを広めたコアブランドのひとつとして知られている。そんなサルサが開発した小型軽量ラック、防水バッグ、ストラップのセットがこれ。先ほどフロントフォークに装着したストッキングプレートのネジ穴3か所に、付属のボルトを使って装着するだけ。付属のバッグは容量3.35L。コンパクトストーブやコッヘル、雨具などを入れられる。付属のラバーストラップで、エニシングケージに装着すればセット完了。このバッグを使わず、グラウラーなど大きめの水筒を直接エニシングケージに固定して水を運ぶような用途でも活躍する。

    エニシングケージ装着例

    ストッキングプレートを介してエニシングケージを装着。ケージを取り付けるとプレートは目立たなくなる。

    バッグを装着

    付属のストラップでしっかりと固定できる。グラベル(未舗装路)を走っても安心の設計。

    サルサのエニシングケージHDには、今回紹介したバッグセットのほかに、ケージとストラップのみのセット、バッグ単体売りなどがある。

    • サルサ/エニシングケージHDバッグセット 価格:¥10,450
      ケージ、バッグ、ストラップ2本セット
    • サルサ/エニシングケージHDウィズEXPラバーストラップセット 価格:¥5,610
      ケージ、ストラップ2本セット
    • サルサ/エニシングケージバッグ 価格:¥5,170
      バッグ単体
    • モトクロスインターナショナル http://ride2rock.jp/brands/salsa-cycles/

    オルトリーブ/フォークパックプラス(シングル)

    フォークパックプラスの構成内容

    フォークパックプラスには、専用のアダプターや取り付け用のボルト、ストラップ類が付属する。

    バッグの裏側

    バッグの裏側。レバー操作だけで、アダプターから簡単に着脱ができる仕掛け。

    ドイツの防水バッグブランド、オルトリーブが開発した便利なフロントフォーク用の防水バッグ。プラスチック製の専用のアダプターをフロントフォークに装着してしまえば、あとはワンタッチでバッグの着脱ができる。バッグの上部はロールクロージャーなので、荷物の容量に応じてピチッと閉められる。容量は余裕の5.8L(耐荷重3.5kg)。左右に装着すればかなりの容量を稼げる。着替えやクッキング用品などかさばるものの収納場所を解決する。

    オルトリーブの専用アダプターを装着

    ストッキングプレートにオルトリーブの専用アダプターを装着。

    バッグを装着

    かなり容量があるので旅の装備をたっぷりと積載できそう。バッグはワンタッチで着脱できる。

    また、このバッグに付属するアダプターが秀逸で、スリーパックマウントにボルト留めできるほか、スリーパックマウントがないストレートタイプのフロントフォークやサスペンションフォーク(径30~40mm)には付属の金属製のストラップで装着することができる。

    サスペンションフォーク仕様のマウンテンバイクに装着

    試しにサスペンションフォーク仕様のマウンテンバイクに、フォークパックプラスに付属する専用アダプターを使って直付けしてみた。これもあり!

    オルトリーブ/フォークパックプラス(シングル) 

    • 価格:¥12,100
    • サイズ:幅19.5×高さ30.5×奥行き13cm
    • 容量:5.8L
    • 重量:325g
    • 耐荷重:3kg
    • カラー:シグナルレッド/ダークチリ、ブラック
    • ピーアールインターナショナル http://g-style.ne.jp/brand_detail.php?id=21

    自転車に乗ってキャンプに行こう!

    バイクパッキング仕様の自転車

    自転車にミニマムな道具だけを積んで繰り出そう!

    便利な商品の登場で、様々な仕様のスポーツ自転車でバイクパッキングに出かけられるようになってきた。人力で移動してのキャンプは、クルマで移動するキャンプよりも体力面ではハードだが、その分、達成感もひとしお。ぜひ、一度試していただきたい。

    自転車のフォークの取り付ける便利なプレート

    ロゴの下には小さく「MADE IN JAPAN」の刻印が。アメリカなどに輸出もしているそうだ。

    ワッカ/ストッキングプレート

    • 価格(1個):¥6,600(シルバー)、¥7,200(ブラック)
    • 対応するアイレット(ネジ穴)の間隔:15~17cm
    • その他:右用と左用があり
    • 付属品:M5ボルト(20mm)×1本、M5ボルト(25mm)×1本、ワッシャー×2枚、スペーサーワッシャー(10mm)×1個
    • ワッカ  https://wakka-bicycle.com/
    私が書きました!
    フリーランスライター
    山本修二
    東京生まれ、名古屋在住。自転車好きなライターとして、本誌を中心に長らく東京で活動し、2015年に名古屋へ移住。東海エリアの食とアウトドア環境に魅了されっぱなしの日々を過ごしている。肩の力を抜いてユルく自転車に乗りたい人のためにまとめた著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)、好評発売中です。http://yamabon.jp

    あわせて読みたい

    自分らしくカスタムした「世界に一台の自転車」に乗りたい人はココへ!

    自分らしくカスタムした「世界に一台の自転車」に乗りたい人はココへ!

    NEW ARTICLES

    『 自転車・MTB 』新着編集部記事

    ロード系ミニベロ3選|高性能で爽快な走り心地がたまらない人気の自転車

    2024.04.26

    グルメも観光スポットも紹介!輪行で楽しむ三浦半島横断サイクリングのすすめ

    2024.03.28

    人気のマウンテンバイク13選。街乗りにもオススメ!高コスパモデルも紹介

    2024.03.26

    自転車ペダル老舗メーカーのアウトドアブランド「シルバンワークス」のソロテーブルが超いい感じ!

    2024.03.22

    大好きな自転車をDIYで壁掛けに!ホムセンや100均を駆使して作り上げた居心地重視の趣味部屋

    2024.02.28

    スポーツ自転車を楽しみつくせ!日本最大級のスポーツサイクルフェスティバル「CYCLE MODE RIDE2024」が3月大阪・4月東京で開催

    2024.02.09

    GORIXの自転車用フロントバッグはスマホやペットボトルをスマートに収納できる!

    2024.01.31

    マウンテンバイクとロードバイクの違いって何?クロスバイクとの違いもチェック

    2024.01.30