レトロなつくりの逸品遺産!アルミ食器、別名「林間学校食器」をキャンプで使いたい3つの魅力 | 調理器具・食器 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.03.16

    レトロなつくりの逸品遺産!アルミ食器、別名「林間学校食器」をキャンプで使いたい3つの魅力

    最近キャンプで使用する食器といえば、木製や琺瑯、ステンレス製などで、スタイリッシュな形ものがたくさんあります。僕もちょっと“良い感じ”のキャンプや撮影の時などはそういった食器を使う事が多いです。反面、ソロキャンプとなると、クッカーから直接食べるワイルドスタイルで過ごす事が多く、食器そのものが必要ない方もいると思います。

    そんな中、あえて今推したいのがアルミ食器です。いわゆる「アルミ食器セット」というもので、別名「林間学校食器」とも呼ばれています。今となってはなかなか日の目を見なくなってきているギアですが、これ、ものすごくいいんです。今回は、アルミ食器の魅力をたっぷりとご紹介します!

    ワクワクしてくるレトロな見た目

    なんといってもレトロな見た目がワクワクさせてくれます。今時これじゃなくてもいいんじゃない感といいますか、素材のアルミ、形状、場合によってはプリントまで、全てが遠い昔の林間学校でつくったカレーの香りがしてくるような感じがたまりません。

    食器同士が当たったときの音、軽さ、強く力を加えてしまうと曲がってしまう少し弱い感じ…。手に取ったときの感触は、遠い昔の給食の時間も思い出させてくれます。

    鍋代わりにも使えるのに底のカーブが絶妙な食器感

    ある一定の年齢層の方には定番であり一昔前の形ですが、これがとても秀逸な形なのです。食器の側面下の部分がストレートで直角になっているものとは違い、ゆるやかなカーブを描いているのがおわかりでしょうか?

    素材、形状から小さめのクッカーとしても使えるのはもちろん、この少し丸みをおびた形状が、食器として使用したときに食べやすく、持ち手を使わなくても持ちやすく、見た目にも収まりがよいのです。箸やスプーンでも食べ物をとりやすく、そして洗うときも角が少ないため食べかすを残してしまう…なんていうこともありません。

    登山用のクッカーなどは、深型、浅型といった形状の違いに加え、軽さを追求するために極薄の素材を使い、形もシャープな作りのものが多い。それに比べて、林間学校食器には素材の厚みや形状、そして口当たりの良さがあり、そこはかとなくレトロな暖かみを感じさせてくれるだけではなく、補給というよりもちゃんと食事を楽しめる感覚があります。

    おひとり様定食にちょうどよいサイズ感と食器数

    食器セットというように“セット”という名がついている通り、主食、汁物、おかずといったように、おひとり様定食用には最適な容量と食器数(椀型2つと皿型1つで平均3つある)のが素敵です。また、この持ち手とつくりが昨今のスタイリッシュなキャンプの食事とはまた違うキャンプ感があると思いませんか?

    ソロ用の食器として、そして大人数の時は大きなスキレットやダッチオーブンでつくった料理をドンとテーブルにのせて、各自この林間学校食器で食べるというのもまた楽しい空間になるような気がしてなりません。

    使いやすく、見た目にも、食べ物をのせたときに美味しそうに見える最近の食器とは対極にある林間学校食器。でも、今あえて使ってみる価値がある素敵な食器です。アウトドアショップの店頭ではなかなか目にしなくなってしまいましたが、今ならまだ手に入ります。

    「ちょっといいかも!」と思った方は、値段も安価なのでぜひ自分のキャンプアイテムに仲間入りさせてみてください。

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一
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    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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