バックカントリーとはどんなスポーツ?魅力や注意点、持ち物を解説 | スキー・スノーボード 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.03.01

    バックカントリーとはどんなスポーツ?魅力や注意点、持ち物を解説

    バックカントリーを聞いたことはあるけれど、よく分からない人に向けて、バックカントリーの内容や魅力を紹介します。バックカントリーの注意点や必要な持ち物、おすすめのギアも紹介するので、これから挑戦したい人はチェックしましょう。

    バックカントリーとはどんなスポーツ?

    バックカントリーとは、どのようなスポーツなのでしょうか?まずは、バックカントリーの概要や楽しみ方を解説します。

    自然の雪山を滑るアクティビティ

    バックカントリーとは、スキー場のような人工的に整備されていない自然そのままの雪山で、スキーやスノーボードを楽しむアクティビティです。このアクティビティは『バックカントリースキー』『バックカントリースノーボード』『山スキー』とも呼ばれます。

    手付かずの雪山から、スキー場の自己責任エリアまで、滑る範囲は多岐にわたります。通常のスキーとは異なり、専用のギアが必要です。

    スタート地点まではリフトがないので、まずは自力で雪山を登らなければならず、体力も求められます。

    冬だけでなく、秋から初夏にかけても楽しめる

    スキーといえばウィンタースポーツの筆頭ですが、実はバックカントリーなら秋から初夏にかけて、1年の約半分楽しめます。北海道など雪の多い地域では、11月中旬ごろからバックカントリーができるようになります。

    一方で春になると雪が溶けるため、パウダースノーが苦手な人でも、ゲレンデのような滑りやすい雪質で滑ることができるでしょう。また、春以降は日照時間も長いため、安全面でのメリットもあります。

    初心者はツアーに参加するのがおすすめ

    「スキー場の管理エリア外で滑るのは、上級者でないと無理なのでは?」と思っている初心者でも、ツアーに参加すれば気軽にバックカントリーに挑戦できます。

    ツアーには専門知識を持ったインストラクターが同行し、安全面を考慮したスケジュールや体制を整えてくれるので、安心して参加しやすいでしょう。ただし、安全に楽しむためには、ルールの厳守が必要です。

    バックカントリーには危険がつきものなので、自分勝手な行動は避け、インストラクターの指示に従いましょう。

    バックカントリーの魅力と注意点

    バックカントリーには、スノースポーツ好きにはたまらない魅力と同時に、気を付けなければならない点もあります。バックカントリーに挑戦するなら、安全面に十分注意しましょう。

    バックカントリーの魅力

    バックカントリーの大きな魅力は、パウダースノーを滑られることや、大自然を満喫できることです。ふかふかのパウダースノーを滑る感覚は、ゲレンデではなかなか味わえないバックカントリーならではの楽しみです。

    パウダースノーを滑ると無重力のような感覚を味わうこともでき、まるで空を飛んでいるような気分になれるでしょう。また、手付かずの自然の雪山は、スキー場とはまた異なる美しさがあります。

    バックカントリーの危険性

    バックカントリーで最も気を付けるべきは、雪崩です。2024年1月14日には、北アルプスの八方尾根でバックカントリーツアーに参加していた30歳男性が、雪崩に巻き込まれ死亡する事故が起こりました。

    ツアーに参加しているからといって、安全が保証されるわけではありません。自分の身は自分で守る意識を、強く持つ必要があります。

    雪崩対策には、ビーコン・プローブ・スノーショベルなどの携行と扱い方の勉強が必要です。また、雪崩との遭遇を未然に防ぐ避難訓練も行った方がよいでしょう。

    バックカントリーで必要な準備

    バックカントリーでは、通常のスキー用具に追加で持っていくべきものがあります。バックカントリーに適した服装や、持っていきたいアイテムを紹介します。

    服装は体温調節のしやすさを重視する

    服装は季節に関係なく、体温調節がしやすいようレイヤリングを意識しましょう。上半身はベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターレイヤーの3層が基本です。

    インナーには速乾性のあるTシャツ、ミドルレイヤーには保温性のあるフリース素材、アウターには防水・防風機能のあるシェルが一般的です。冬でも汗をかくので、必要に応じて着脱しやすい服装が望ましいでしょう。

    また、季節によって速乾性のあるウェアを増やしたり、厚手のものを着用したりと調節すれば、より快適に過ごせます。

    持ち物は雪山用の道具が必須

    バックカントリーに必要な持ち物は、以下の通りです。

    • スキー用品
    • アバランチギア(ビーコン・プローブ・スノーショベル)
    • GPS・地図・コンパスなど現在地を把握できるもの
    • 行動食

    特にアバランチギアは『雪山の三種の神器』ともいわれており、必ず持っていくべきアイテムです。

    ビーコンは、万が一雪に埋まった際に自分の居場所を発信するアイテムで、『自分を見つけてもらう』『遭難した人を見つける』の二つの役割があります。

    プローブは『ゾンデ』ともいわれ、雪の中へ差して雪崩に巻き込まれた人がどこにいるかを突き止めるアイテムです。

    スノーショベルは、雪を掘るのに使います。雪崩の中には『デブリ』と呼ばれる、手では掘れない硬さの雪も含まれているため、必ず持っていきましょう。

    バックカントリーでおすすめのテント

    バックカントリーにおすすめのテントを四つ紹介します。泊まりがけで挑戦する人や、近くの積雪地帯で宿泊を予定している人は要チェックです。

    MSR「フロントレンジ」

    山岳地帯やキャンプに理想的なシェルターです。軽いトレッキングや雪山でのアクティビティに適した、コンパクトかつ超軽量設計が魅力です。

    専用インナーテントを使えば、幅広い環境や季節にも対応でき、用途が広がります。20Dリップストップナイロンを搭載したエクストリームシールドシステムにより、優れた耐水性と耐久性を確保します。

    収納時のサイズは約30×13cm、重量はわずか約0.91kgで、設置も簡単です。室内高約162cmで、4人を収容できます。風雨をしのぐ強さと、快適性を兼ね備えたシェルターです。

    MSR
    フロントレンジ

    サイズ:2.74×2.74×1.62m、収納サイズ:30X13cm、定員:4人 最小重量:740g、最大重量:910g


    モンベル「ステラリッジ1 スノーフライ」「ステラリッジ テント1 本体」

    積雪期から普段のキャンプまで、オールシーズンに対応するスノーフライとテントです。

    スノーフライは、耐候性の高い70デニール・ナイロン・リップストップ生地を使用し、積雪時も安心して使用できます。出入り口を筒状に作ることで凍結を防ぎ、出入りのしやすさを実現しました。

    一方、テント本体は10デニール高強力ポリエステルと『30デニール・バリスティックナイロン・リップストップ』のフロアを採用し、軽量でありながら耐久性に優れます。

    つり下げ式構造により、設営は簡単です。二つを組み合わせれば、バックカントリーの厳しい環境下でも快適に過ごせるでしょう。

    • 商品名:モンベル「ステラリッジ1 スノーフライ」
    • 公式サイト:商品はこちら

    モンベル
    ステラリッジ1 スノーフライ

    【素材】70デニール・ナイロン・リップストップ[はっ水加工] 【本体重量】710g(740g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。 【カラー】イエロー(SUYL) 【収納サイズ】∅13×30cm 【対応テント】ステラリッジテント

     

    • 商品名:モンベル「ステラリッジ テント1 本体」
    • 公式サイト:商品はこちら

    モンベル
    ステラリッジ テント1 本体

    【素材】本体:10デニール高強力ポリエステル[はっ水加工] フロア:30デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ[耐水圧1,500mmウレタン・コーティング] ポール:アルミニウム合金(ポール径)∅8.5mm 【本体重量】0.80kg(1.00kg) ※別売のレインフライを含む重量は1.14kg(1.34kg)。( )内はペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量です。 【カラー】ホワイト(WT) 【構成】テント本体1、本体ポール1組、∅3mm反射材入り張り綱4本、16cmアルミVペグ12本、ポール応急補修用パイプ1本

     

    ニーモ「チョゴリ3P」

    オールシーズン対応のエクスペディションテントで、本格的な雪山でバックカントリーをしたい人におすすめです。つり下げ式のインナーテントとフライシートを一体化させることで、軽量かつ強靭なテントに仕上げました。

    メインポールの長さが統一されているので、設営時にポールを選ぶ手間が省け、迅速な設営を可能にします。快適なベンチレーションや広い前室スペースを備えており、居住性も高いでしょう。

    重量約3.62kgで、3人まで収容できます。厳しい天候下でも安心して就寝したい人におすすめです。

    ニーモ
    チョゴリ3P

    最小重量: 3.62kg


    ブラックダイヤモンド「メガスノー4P」

    フロアレスデザインとスノースカートの組み合わせで、オールシーズンに対応したテントです。丈夫な張り綱と難燃性のある素材が、4人を収容できる快適な居住スペースを提供します。

    70Dナイロンのスノースカートが雪の吹き込みを防ぎ、広いシェルタースペースを確保します。濡れても弛まない30Dポリエステル素材を採用し、耐水圧は約1,500mmと強い雨にも耐えられる水準です。

    入り口を開けなくとも換気ができるベンチレーターシステムも優れています。総重量は約1.65kgと軽量で、持ち運びの負担も少ないでしょう。

    ワンポールで簡単に設営でき、サッとテントを広げたい場面で活躍します。

    • 商品名:ブラックダイヤモンド「メガスノー4P」
    • 公式サイト:商品はこちら

    ブラックダイヤモンド
    メガスノー4P

    総重量(本体、ポール、付属品): 1,650 g 本体重量(ポール、付属品を除く): 1,100 g サイズ: 全長270 × 幅270 × 高さ165 cm 面積: 7.29 m2


    バックカントリーでおすすめのスノーシュー

    バックカントリーでは自力で雪山を登る必要があるため、スノーシューが欠かせません。バックカントリーにおすすめのスノーシューを、2モデル紹介します。

    モンベル「アルパイン スノーシュー 56」

    雪山の歩行を快適にサポートするスノーシューです。T型断面のフレームは安定したグリップを可能にし、フレックスバンドが足のずり落ちを防ぎ、快適な歩行を実現します。

    ヒールリフトは急斜面での歩行負担を軽減し、山頂に着くまで体力をセーブしてくれるでしょう。さらに、保水しにくいハーネスは低温環境での使用にも適しており、軽量なアルミニウム合金フレームと耐久性のあるデッキが長距離歩行をサポートします。

    重量は約1.72kgと持ち運びも簡単で、重ねて携行できます。

    • 商品名:モンベル「アルパイン スノーシュー 56」
    • 公式サイト:商品はこちら

    モンベル
    アルパイン スノーシュー 56

    【素材】フレーム:アルミニウム合金 デッキ:1000デニールポリエステル(TPUコート) クリート:マンガン鋼 ハーネス:エラストマー 【重量】1.72kg (ペア) 【カラー】- 【サイズ】56 x 20cm 【特長】取り回ししやすいコンパクトサイズ / 保水しにくいエラストマーバンド / 重ねてコンパクトに携行可 / ヒールリフト

     

    MSR「ライトニングアッセント」

    雪山をサクサク登れるスノーシューです。360°トラクションフレームと2本のクロスメンバーにより、不安定な斜面もしっかりとつかんで進めます。

    新型のパラゴンバインディングにより、素早い脱ぎ履きも実現しました。休憩時の着脱がしやすく、雪山の冒険をストレスなく楽しめるでしょう。

    メッシュ構造のストラップが足への圧迫を軽減し、長時間の歩行も快適にサポートします。サイズは22インチと25インチ、重量はそれぞれ約1.84kg・約1.91kgで、厳しいバックカントリーを乗り切るパートナーとなってくれるでしょう。

    • 商品名:MSR「ライトニングアッセント」
    • 公式サイト:商品はこちら

    MSR
    ライトニングアッセント

    サイズ:20×56cm 重量(ペア):1.84kg


    まとめ

    バックカントリーは、スキー場では味わえない、自然の雪山を楽しめるスノースポーツです。整備されていない斜面を滑るため、パウダースノーの魅力と大自然の美しさを満喫できます。

    しかし、バックカントリーには楽しさと同時に、雪崩などの危険も伴います。安全に楽しむためには、アバランチギアの携行と使い方の習得、ツアーに参加するならインストラクターの指示に従うことが重要です。

    秋から初夏にかけて楽しめるバックカントリーには、レイヤリングを意識した服装や、適切なスキー用品の準備も必要です。初心者はツアー参加から始めて、自然をリスペクトしながら雪山の魅力を存分に味わいましょう。

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