最近、登山やハイキングで使っている人をよく見かけるサコッシュ。
便利なので筆者も使っていますが、登山の時だけでなく普段から愛用しています。
近年はアウトドアメーカーからもサコッシュが販売されていますが、筆者が使っているのはアライテントの「マップサコシュ」というサコッシュです。
今回は、筆者が愛用しているアライテントの「マップサコシュ」を紹介します。
サコッシュとは
そもそもサコッシュ(sacoche)とは、フランス語でカバン・袋を意味する言葉です。
もともとは、自転車のロードレースで、選手が走りながら補給食を入れていくためなどに使われていたそうです。
長いストラップがついているので、斜めがけにして中から食べものなどを取り出すことが容易にでき、地図を入れたり行動食を入れたりするのに便利です。
その利便性が受け入れられて、最近では登山でもよく使われるようになったのです。
マップサコシュを愛用したくなる6つの理由
1.軽量!わずか55gで絶妙なサイズ
マップサコシュの魅力は、なんといっても軽いこと!
わずか55gしかありません。
有名ザックメーカーのサコッシュが、同じくらいのサイズで115gありますので、そのおよそ半分の重量しかありません。
サイズは実測で横26cm、縦は全長31cmですが、サコッシュは蓋のように開口部分を折り返して使うので、有効寸法は20cm程度になります。
大きすぎず、小さすぎないこのサイズがとても使いやすいのです。
2.テントの素材で作られている
マップサコシュはアライテントというテントメーカーが作っています。テントメーカーらしく、サコッシュ本体はテントのシートで使われる素材の、40dnナイロンタフタ(PUコーティング)を使用しています。
さらに、生地は防水です。ただし、縫い目には防水加工がされていないのと開口部を折り返すだけの構造なので、雨の状況によっては中身が濡れる可能性があり、注意が必要です。
絶対に濡らしたくないものをマップサコシュに入れる場合は、ジッパー付きの保存用袋に入れておくのをおすすめします。
なお、肩ひもの長さ調整をするための部品に「自在」というテントの部品が使用されています。
ここもテント屋さんのサコッシュらしい点ですね。
3.シンプルなつくり
マップサコシュは、ファスナーもボタンもなく開口部を折り返すだけの構造。
そのため、簡単に中のものを取り出すことができます。
片手でもバッグの中にアクセスしやすいので、歩きながら行動食を食べたい時に便利です。
このように、マップサコシュはシンプルで使いやすいのですが、一方でバッグを逆さまにすると簡単に中身が出てきてしまうので注意が必要です。
4.便利なメッシュポケット
マップサコシュのフロント部分にはメッシュポケットがあり、とても重宝します。
筆者は、ここによく地図を入れています。頻繁に地図を確認する必要がある「初めて登る山」などでは、非常にありがたいポケットです。
それ以外には、メモ帳とボールペンを入れておいて、いつでも気になったことやアイデアをメモするために使ったりしています。
5.リーズナブルな価格
価格がリーズナブルな点も、マップサコシュの魅力のひとつです。
マップサコシュは、税込1,650円ととてもリーズナブル(2023年12月執筆時点)。
初めてのサコッシュとして、手に入れやすい価格だと思います。
6.ちょうどいい収納力
マップサコシュのサイズは決して大きくありませんが、なかなかの収納力があります。
筆者が登山以外の普段使いで入れているものは、
- 折りたたみ傘
- 財布
- 名刺
- ポケットティッシュ
などです。
ズボラな筆者は常に折りたたみ傘を持ち歩いているので、この折りたたみ傘がピッタリ入るサイズ感は筆者にとっては大きなポイントです。
さらに、これだけ入れてもまだ余裕があります。
登山では、地図、行動食、ポケットティッシュなど、すぐに取り出したいものを入れています。
山でも街でもマップサコシュと一緒に
軽くて便利で、お手頃なマップサコシュ。ぜひ登山の時だけではなく普段から使ってみてください。
シンプルな見た目からは想像できない便利さに、きっと満足すると思います。