オートバイ好きに噂の埼玉・秩父にある「バイク弁当の大滝食堂」の弁当箱、すごくないですか!? | バイク・オートバイ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.10.26

    オートバイ好きに噂の埼玉・秩父にある「バイク弁当の大滝食堂」の弁当箱、すごくないですか!?

    バイク弁当の容器

    ハーレーのカスタムショップで有名な「サンダンス」のバイク弁当を食べてきました。弁当箱とは思えないかっこよさ!

    ツーリングの十字路「秩父」へ行こう

    猛烈な暑さがどこかへ行き、ようやく空気が秋に入れ替わった日本列島。ツーリングに最高の季節がやって来ました。私のオートバイは空冷なので、少し寒いくらいの方がエンジンの調子がよろしいです。そんな季節に、ツーリングの立ち寄りにオススメな情報を。

    今回ご紹介するのは埼玉県は秩父にある「バイク弁当の大滝食堂」。秩父といえば山梨、奥多摩、群馬、さらには長野方面へのアクセスが抜群。とりあえず秩父に向かって、天気予報とにらめっこしながらお日様が微笑んでいる方へ行き先を決める、なんてことができるステキな場所なんです。

    その秩父でライダーに大人気の食堂があります。オートバイのタンクの形をした容器に盛りつけられた「豚の唐揚げ弁当」が名物。この弁当を目当てにたくさんのライダーがツーリングがてらやって来ます。

    雨がねらい目!? 大人気のバイク弁当

    大滝食堂外観

    食堂は秩父郡小鹿野町にあります。立派な建物、駐車場も広々としていました。

    私は3連休最終日に訪れました。あいにくの雨でしたが、レインウェア姿のライダーがポツポツと来店していました。好天だった連休初日と中日には、開店前から長蛇の列。12時半には売り切れたそうです。 混雑が苦手というライダーさんは平日か、もし週末に行くならあえて雨を狙った方がいいかもしれません。

    たくさんの種類のバイク弁当の容器

    現在17種類あるバイク弁当の容器。あなたならどのタンクを選ぶ?

    マスターの横田充洋さんは、大のバイク好きでレース好き。モリワキやヨシムラなどのレーシングコンストラクターバージョンの弁当箱があったり、レーシングライダーやレーシングチームを応援する「レース応援弁当」も。また、バイク作品で有名な「湘南爆走族」や「キリン」のコラボ弁当などが並んでいました。

    定期的に新しいコラボがスタートしたり、容器の色が変わったりもするそうです。何度でも訪れたくなりますね。

    弁当の値段表

    タンクによって価格が異なります。

    ごはん大盛りや肉増し、テイクアウトも可能です。また容器(タンク)は17種類ありますが、中身はすべて同じ「豚の唐揚げ弁当」です。横田さんが言うに「ただでさえ弁当箱をどれにするかで悩み、メニューでも悩んでしまうと提供スピードが遅くなってしまう」。せっかく秩父までやって来たライダーの皆さんをお待たせしたくないから、中身はあえて1種類だけにしているそうです。横田さんと話していると、常にお客さんのことを考えられていると思いました。オーナーの温かな人柄もこの食堂が人気の理由なのでしょう。

    店内の様子

    広々とした店内の様子。

    「サンダンス」のバイク弁当をチョイス

    サンダンスのバイク弁当とみそ汁

    ハーレー・スポーツスター乗りとしては絶対にこちら。

    サンダンス弁当は2023年9月15日に新発売したモデルだそう。金型から作り上げられたというバイク弁当ボックス。フタを開けると甘辛味噌を使ったほかほかの豚唐揚げ弁当が登場。おいしそう~。店内でいただく場合、味噌汁も付いています。

    付属のステッカー

    弁当にはステッカーが付いてきました。家に帰って貼ろうっと(手先が器用な夫が)。

    大きな豚の唐揚げをいただきます

    大きな豚の唐揚げ!ジューシーでボリューミー。甘めのソースがおいしかったです。

    好きなオートバイのタンクをパカッと開いておいしい豚の唐揚げ弁当を食べる。おもしろいアイデアですね。ライダー心がこちょこちょくすぐられて、この食堂が大人気なのがわかります。バイク弁当をツーリングの目的地にしているライダーも多いそうですよ。

    バイク弁当は持ち帰り可能

    持ち帰り用の袋

    各テーブルに設置してある持ち帰り用ビニル袋に入れます。

    バイク乗りはカスタム好きが多いと思います。私も漏れずに最初は乗り心地を自分好みにする改造から始まり、吸気排気もいじり、さらにはオールペイントして世界に一台しかないハーレースポーツスターを作り上げました。

    という具合でバイク弁当もカスタム可能。愛車と同じペインティングにしたり、ステッカーを貼ってみたり。バイク乗りにはたまりませんね~。

    バイク弁当カスタム例

    ティッシュボックスにカスタム

    お店にあったモノです。タンクキャップがくりぬかれて、ティッシュケースになっていました。

    時計にカスタム

    なんと時計にも。

    現在は販売していませんが、以前はユニットがあったそうです。このアイデアおもしろいですね。

    アルコール消毒用のトレーにカスタム

    アルコール消毒をボトルタンクに納めたらちょっとおしゃれに!?

    貯金箱、LEDライトを入れて間接照明に、iPadスタンド、もちろん弁当箱としても。レンジでチンもできるそうです。

    シール貼り

    秩父から戻り、秋の夜なべにシール貼り。

    それぞれのタンクを持ち帰った息子たちは宝物入れにして、大切に飾っていますよ。

    バイク弁当が誕生したワケ

    湘南爆走族のイラスト

    湘爆のイラストもバイク弁当を食べていますね。

    オーナーの横田さんは秩父生まれ秩父育ち。高校1年でオートバイに乗り始めたそう。スズキのミニタンから愛車歴がスタート。ハスラー、チャッピー、GSX-400などなど、それはもうたくさんのオートバイを乗り継いで、現在はヤマハ/MT-01、カワサキ/250TR、ホンダ/アフリカツインの3台持ちで落ち着いているそう。体はひとつなのにオートバイは3台。「回すのに、ほとんど仕事のようになっています」と、横田さんは笑っていました。

    オートバイ関連の展示物

    店内のあちこちにあるオートバイにまつわる展示物。

    もともと横田さんは給食会社をやられていました。大好きなバイクに関わる仕事をしたいといつも頭のどこかで考えていたそうです。あるとき給食提供施設が改装のため休業に。ぽっかり時間が空きました。かねてから温めていたバイク弁当のアイデアを実行に移したのが2013年、いまから10年ほど前だそうです。

    色紙に書かれた有名人のサイン

    レーサーや二輪に関する著名人のサインがずらり。

    レースも大好きな横田さん。ただ最近はサーキットに行っても若い人の姿がないと嘆きます。そこで「自分でできることってなんだろう」ということで「レース応援弁当」をスタートさせたとか。

    「やはり自分自身の弁当箱があるって、ある意味特殊。ヨーロッパのサーキットでがんばっているレーサーに弁当箱を作ったら、本当にうれしそうな顔をしてくれんです。そんな青年の顔をみて、これは誰かのためになると確信しました」と横田さん。

    レーサーの写真とサイン

    バイク好きレース好きなら絶対知っている方々ですよね。

    今年末に食堂が移転!?

    弁当の容器にもサイン

    店内の展示物を見ているだけでも楽しくなります。

    じつはこの「バイク弁当の大滝食堂」、今年いっぱいで移転するそうです。ファンにとって胸がざわつくお話ですが、安心してください。移転先が決まったら、「次のコラボを探して、新しい楽しみをお客様に提供できればと思っています」と、横田さんから心強いお言葉をいただきました。

    XやフェイスブックなどSNSで最新情報を更新していくそうです。チェックしてみてくださいね。

    バイク弁当の大滝食堂

    • 住所:埼玉県秩父郡小鹿野町般若360-1
    • 電話番号:0494-26-6819 
    • 営業時間:11時~14時45分(売り切れ次第終了)
    • 定休日:不定休(事前に必ずHPをチェックしてください)
    • ホームページ:https://www.bikebento.jp/

    コラボギャラリーツアー

    大滝食堂のエントランス

    建物に入ってすぐのホール。

    食堂に通じるホールにはバイク乗り垂涎の展示がいろいろ!

    モリワキとのコラボギャラリー展示物

    モリワキのコラボコーナー。

    ただ、ヨシムラとモリワキは10月末で撤退してしまいます。行かれる方は急ぎ気味で。

    ヨシムラのコラボギャラリー

    ヨシムラのコラボギャラリー。

    アライのコラボギャラリー

    ARAIのヘルメットがずらり。

    ARAIとRKは年末まで展示されているそうです。

    ヨシムラとのコラボ展示物

    男の子ですね。長男はこのGSXが気になるようでジッと眺めていました。

    なんといっても東京からの近さが魅力の秩父。交通量もそこまで多くなく自然が豊か。もうすぐ紅葉シーズンも始まります。ぜひ、バイク弁当を食べに秩父まで走りに行ってみませんか。

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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