どんなに偏食の子どもでも麺類だけはなぜか食べる…これは偏食の子どもをもつ親にとって“あるある”なこと。だが麺類はこぼすことが多く、特に子どもが野外や車中で食べる際は細心の注意が必要。
そんな人におすすめしたいのが、讃岐うどんを食べやすいよう人間工学に基づいて設計・製作した取っ手付きのうどん容器、『「とって」屋さんが作った「とって」おきのうどん鉢』だ。
トヨタの名車を手懸けたプロダクトデザイナー・松熊伸幸氏がデザイン
『「とって」屋さんが作った「とって」おきのうどん鉢』の“とって屋”さんとは、香川県に本社を構える、紙袋用取っ手の国内トップメーカー、松浦産業。開発のきっかけとなったのは副社長の松浦英樹さんが、お盆でうどんを駐車場まで運ぶ人を見かけたことだという。その人に理由を聞いたところ、足が悪く店の中では食べられない祖母のために、家族がうどんをクルマの中に運んでいるとのこと。
しかし、でき立てのうどんは熱々で、丼をお盆にのせるとかなり不安定に。ましてやテーブルがない車中で膝の上に載せたお盆から食べる熱々のうどんは、火傷の危険性すらある。 この出来事がきっかけで松浦産業では軽くて持ちやすい・食べやすい・運びやすいという最高のうどん容器を作るべく、2021年春に開発をスタートさせたのだ。
うどん鉢はトヨタの名車を手懸けたプロダクトデザイナー・松熊伸幸氏にデザインを依頼。人間工学に基づいた機能性を追求しつつ、唯一無二の美しいフォルムに仕上がった。
うどん鉢の最大の特徴は、手にフィットする取っ手がついていること。親指を立てた“いいね”の手の形のまましっかり持つことができ、取っ手に近くに重心を持ってくることでさらに安定させている。出汁も飲みやすく、箸やレンゲがおけるスポットも作成。段積みできるような形状で、右利きの人はもちろん左利きの人でも使いやすいユニバーサルデザインにしている。
材質は軽量かつずっと使い続けられることを意識し、飛行機などの部品でも使用されているエンジニアプラスチックを採用。耐熱温度が高いPBT樹脂は、レンジや食洗機やレンジでの使用も可能だ。
とにかくこれがあれば野外や車内でもこぼすリスクが少なく、麺類を楽しむことが可能に。もちろんうどん鉢は麺類だけではなく、たこ焼きの生地を流し込んだり調理用のボウルとして使ったり、ほかの料理の器にしてもいい。
『「とって」屋さんが作った「とって」おきのうどん鉢』は現在、松浦産業公式サイトおよび楽天サイトで発売中だ。
松浦産業オンラインショップ 楽天市場店
https://www.rakuten.co.jp/toilet-sticker/