ダイソーで1000円台のテントが売ってるって本当? 噂の商品を探してみたら…
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    2023.10.09

    ダイソーで1000円台のテントが売ってるって本当? 噂の商品を探してみたら…

    クイックエクスパンドサンシェード本体

    筆者が購入したダイソーの「クイックエクスパンドサンシェード」。

    数年前から「100均のアウトドアアイテムは使える」と評判になり、多彩なアイテムが取り扱われるようになりました。

    例えば100円ショップの代表格であるダイソーは、クッカーなどの小物から、ランタン、チェアなど幅広いアイテムを展開。お財布に優しいアウトドアアイテムを売る店として知られています。

    今回、そんなダイソーになんとテントがあるという噂を聞きつけて、早速入手してみました。

    100円ショップで売っているテントの実体やいかに!?リアルに使えるのかどうかも検証してみました。

    1,100円で買えると話題のダイソーのテントって?

    クイックエクスパンドサンシェード

    収納袋は取っ手があるので持ち運びやすい。

    ダイソーに足を運んで入手したのがこちら、「クイックエクスパンドサンシェード」。

    実際はキャンプで使用するテント、というわけではなく、レジャーに出かけた際、日除けに使用するアイテムのことでした。

    話題のそれは、厳密にはテントではありませんでしたが、ショップでは大きくディスプレイされていて、ダイソーのアウトドアギアの中でもイチ押しであることがうかがえます

    価格は税込み1,100円。一般的なポップアップ式のサンシェードは安くても2,000円以上、ハイスペックなものなら5,000円以上もする中で、驚きの1,000円台です。ダイソーの本気が感じられますね。

    とはいえ、一番大事なのは使い勝手!リアルに使いやすいものなのか、試してみましょう。

    「クイックエクスパンドサンシェード」の使い方

    早速、ダイソーのテントとして話題になっている「クイックエクスパンドサンシェード」を使ってみました。

    設置方法

    クイックエクスパンドサンシェード

    フレームを少し動かせばあっという間に自立してくれる。

    まずは袋を開けて本体を出します。

    アイテムは本体のほか、地面に固定するペグが4本入っています。

    クイックエクスパンドサンシェード

    風通しの良い本体。

    本体自体はポップアップ式のサンシェードなので、「ポンッ」と広げるだけで立ち上がります。

    ポップアップ式は準備の手間がほとんどかからない便利な仕組みなので、日除けに使うという目的に適した組み立て方法です。

    本体を立ち上げたら、四隅をペグで固定するだけで設置完了です。

    たたみ方

    クイックエクスパンドサンシェード

    収納前に内外の砂や汚れを払っておこう。

    ポップアップ式を初めて使う場合は収納に戸惑うかもしれませんが、収納袋に収納方法が記載されているので、その通りにしまっていけば大丈夫です。

    本体を広げて奥を手前に引くと両サイドが立ち上がるので、これを折りたたむと収納袋に入る形になります。

    たたみ方が不安な場合は、実際に使う前に練習しておくのがおすすめです。

    出かけ先で初めて使うと上手くたためず焦ってしまい、せっかく楽しんだ休日の締めくくりが苦い思い出になってしまうので、練習しておくと良いですよ。

    実際に使ってみたリアルな感想

    遮るのもののない海で、「クイックエクスパンドサンシェード」を使ってみました。

    良かったポイントといまいちなポイントを本音でまとめてみたので、購入を検討する際の参考にしてみてください。

    良かったポイント

    クイックエクスパンドサンシェード

    前後が開けているので方角を考慮して設置すると良い。

    日除けの機能はしっかりとあり、中に入ると日差しをあまり感じずに澄みます。

    生地自体は薄くて本音を言えば心配でしたが、公園や森林のキャンプサイトなら日除けの機能は十分に発揮してくれると思います。

    左右は本体生地、後面は生地がなくメッシュになっていて風の通りが良いというのは、良かったポイントです。サンシェードは中にいると風が通らず熱がこもって暑くなるものが多いので、風通しの良さは重要!

    後面に生地がない分そこから日差しは入りやすいですが、個人的には設置場所を工夫すれば問題はないと感じました。

    いまいちなポイント

    クイックエクスパンドサンシェード

    設置する時は地面を出来る限りフラットに。

    大きく気になるポイントはなく、1,100円という価格相応と捉えれば問題なく使うことが可能です。

    ただし、手に取った感じでは生地自体の耐久性は低く、地面が凸凹して擦れてしまう場所をはじめ、ハードに使おうとすると早い段階で破れが発生する可能性があるように感じました。

    また、付属のペグが細めのスチール製のため、打ち込みづらい場所だとすぐに折れてしまいそうな感覚が…。

    筆者が試したのは砂地だったのですぐに設置できましたが、他の場所では太めのプラスチック製のペグを使うといいかもしれません。

    ちなみにプラスチック製のペグは、ダイソーで110円~220円程度で入手できます。

    ダイソーには防災用の緊急テントも!

    エマージェンシーシェルター

    緊急時に使えるシェルター。

    今回は「クイックエクスパンドサンシェード」を紹介しましたが、実はダイソーには防災用テントと言われる「エマージェンシーシェルター」もあります。

    こちらは税込み880円で、その名の通り緊急時に使用するシェルターです。

    使い方は生地を広げ、付属の紐を使って本体をペグ(付属)で固定し、最後に天井部に紐を通して両端を木やポールに結んで固定して完成です(※今回は海岸で天井部を固定するものがなかったのでポールで代用しました)。

    生地は薄いアルミ製で、中に入ってみるとちょっとした雨風を防いだりできるため、安心感を得ることができます。

    注意しておきたいポイントとしては、生地の耐久性の観点から一度の使用が限度となってしまいそうな点。

    筆者の使い方が荒かったからかもしれませんが、収納時に生地が一部破れてしまいました。また、設営も生地が破けないよう気にしながら繊細に行うので、アウトドア経験者向きのアイテムだと個人的に思いました。

    ただ、こちらはシェルターとして設営する他、本体生地を身体に包んで保温するといった使い方もあります。

    エマージェンシーシェルターを緊急用として持っておくのは、一つの選択肢としてありでしょう。

    ダイソーで本物のテントが手に入る日は来るのか

    ダイソーのサンシェードとシェルター

    100円ショップで入手できる便利な時代になりました。

    残念ながらダイソーには本物のテントはありませんでしたが、サンシェードやエマージェンシーシェルターが展開されていました。

    「クイックエクスパンドサンシェード」は、設営がしやすく日除けに使える優れたアイテムです。値段も安くて手軽に購入でき、アウトドア活動を快適にする手助けをしてくれるでしょう。ぜひ公園などの身近なアウトドアで活用してみてくださいね。

    幅広くキャンプグッズを取り扱うダイソーなら、そのうち本物のテントを取り扱うようになる日が来るかもしれません!これからも、100円ショップの多彩なキャンプグッズに注目です!

    今回紹介した商品はこちら

    ダイソー「クイックエクスパンドサンシェード」

    価格:1,100円(税込)
    サイズ:本体:143×99×99cm 、ペグ:16×2.5×0.3cm、収納バッグ:43×54×1cm
    材質:フレーム:スチール、生地:ポリエステル、ペグ:スチール、収納袋:ポリエステル
    使用人数:1~2人用
    URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480118543

    ダイソー「エマージェンシーシェルター」

    価格:880円
    材質:シェルター:アルミ蒸着PET、ペグ:ポリプロピレン、シェルターロープ ペグロープ:ナイロン
    URL:https://jp.daisonet.com/products/4994163368229

    著者プロフィール

    私が書きました!
    アウトドアライター
    北村一樹
    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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