タイガー魔法瓶の100周年記念モデル「魔法のかまどごはん」は究極のアウトドアギアだった! | 調理器具・食器 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.09.01

    タイガー魔法瓶の100周年記念モデル「魔法のかまどごはん」は究極のアウトドアギアだった!

    炊飯器や電気ポットほか、熱制御テクノロジーで世界をリードするタイガー魔法瓶が創立100周年を迎え、関東大震災から100年の節目となる「防災の日」前日の2023年8月31日に、公式オンラインストアで、とある新商品を予約開始した。

    その名も「魔法のかまどごはん」。しかも今までの炊飯器とはまったく違う形状なのだ…いったいどんな製品なのか!8月31日に行われた発表会に行ってきた。

    新聞紙があれば、電気がなくてもおいし~いごはんが炊ける!?

    「魔法のかまどごはん」(KMD-A100・オープン価格)

    まずは製品をご覧いただこう。2つの穴があいたセラミック製のかまどの上に、ちょっと浮いた状態で内釜がのっているような形状。最初見たときは「これは一体!?」と驚いた。実際にこの商品でごはんを炊くには、新聞紙と着火できるものがあればOKという。つまり電気は一切使用しないので、キャンプなどのアウトドアシーンや万が一の防災時にも、炊きたてのごはんを楽しむことができるというのだ。

    昔ながらのかまどと同じように熱が伝わる構造に

    まずはなぜこの形状になっているのか。昔ながらのかまどと同じように、鍋の上部をあえて露出させ、鍋底から大火力を加えることで、上下の温度差による対流を生み出し、ごはんをおいしく炊き上げ、甘みとハリを引き出せるのだそう。下図のように比べてみると…確かにかまどと構造が似ているぞ。

    実際にごはんを炊くには?

    どんな製品なのかは、実際に使ってみないとわからない!ということで、発表会で炊飯体験をさせてもらった。本当に美味しく炊ける?焦げない?ムラができるのでは?など、初めは不安でいっぱいだったのだが…。

    【1】洗米し、お米の合数に合わせて水加減を調整し、吸水させる。

    【2】燃料は新聞紙のみ(1合で24ページ、3合で36ページ、5合で44ページ使用)。

    【3】新聞紙を1枚ずつ、ねじって棒状にする。これが燃料となる。

    軽くねじり、空気を含ませたほうが燃えやすい。

    【4】最初は1分半間隔で新聞紙を左右交互に投入し、都度着火。これがはじめチョロチョロの状態。その後1分間隔に(中ぱっぱ)。新聞紙1枚分を残して続けると炊き上がる。炊き上げから10分後に最後の新聞紙を投入し、余分な水分を飛ばす。さらに5分蒸らす。

    右左交互に新聞紙を投入し着火。これで本当に炊けるのか…と半信半疑ながら、この作業が意外と楽しい。子どもと一緒に作業するのも良さそう。

    蒸らしも終了し、蓋を開ける!プロジェクトリーダーの村田勝則さんの表情が何かを物語っている。

    パカ!蒸気がふわっと立ち上った後にお目見えした、炊きたてのごはん。粒がキレイに立ち、炊きムラなどもまったくない。

    炊飯の行程は30分超。1分半、1分と計りながら新聞紙を左右に入れて着火していくので、待っている、という感覚があまりない。蒸らし終わった後の蓋を開けた瞬間、炊き上がったお米の良い香りが会場一体に広がった。

    実際の味は?

    これがもう…美味しいの一言!一粒一粒がふっくら、甘みもしっかり感じられ、ごはんだけで食べてもどんどん進んでしまう。この商品で炊飯すると失敗することがないらしい。それも不思議だが、アウトドアで気軽にこの美味しいごはんが食べられたら、キャンプも大いに盛り上がりそうだ。

    お手入れも非常に簡単なことが判明

    そしてこの商品、炊飯だけが驚きポイントではない!その後の炭の処理と、釜についたすす汚れの掃除のどちらも非常に簡単なのだ。

    まずは炭処理。新聞紙を燃やしただけなので、そもそもの炭の量が少なく軽い。火が消えてしばらくたった後(完全に火が消えていることを確認すべし)、新聞紙1枚で灰のたまったかまどを包み、えいやっとひっくり返す。新聞紙の上に灰がたまるので、そっとそのまま新聞紙でくるみ、燃えるゴミとして処理が可能。

    新聞紙でかまどを包んでいるところ。この後ひっくり返す。

    内釜は全体的に真っ黒にすすが付いた状態となっていたが…。水を吸わせたスポンジでササーッとこするだけで…スッとすすが取れていく。発表会では実際に、参加していた女性が軽い力でこすってみたが面白いようにすすが取れていった。

    食器用スポンジの粗い面で、ササーッとこすっているだけなのに…。洗剤いらずなのもアウトドア向き!

    なぜタイガー魔法瓶が電気を使わない炊飯器を作ったのか

    炊きたてのごはんは粒がたち、甘みも引き立ち、お、お、おいしい~!

    この商品は、タイガー魔法瓶の社内公募から生まれている。2017年より企業理念に沿った社内でのチャレンジや取り組みを促し、社員の自主性を育み、イノベーションを生み出すことを目的にスタートしたという「シャイニング制度」に3度応募したという村田勝則さん。3度目に提出したのが、今回の「魔法のかまどごはん」の開発につながったアイデアだという。

    タイガー魔法瓶株式会社 魔法のかまどごはん プロジェクトリーダー 村田勝則さん。

    自身は品質管理に30年弱、その後アフターサービスの部門で仕事をしていたそうだが、そこで目を付けたのが補修用部品の炊飯器の内なべだった。

    「当社には愛着ある製品を長くお使いいただきたいという思いから、補修用性能部品を10年にわたって保有しております。その保有期間が終了した炊飯器の内なべを廃棄せず、再利用できないか、というところからこのプロジェクトが生まれました」(村田さん)

    青少年野外活動施設でのアルバイト経験から、新聞紙を使って直火でごはんを炊く、という発想につながったそうだ。

    村田さんが自ら製作した試作品たち。様々な形があり、試行錯誤の後が見られる。

    その後、現在の形に収まるまで、何度も何度も自宅の庭などで試作を繰り返すこと実に70作以上!植木鉢を利用してみたり、セメントで型を自ら作ったりし続けた。そして遂に2023年10月に発売が決定したのだそう。

    自然災害の多い日本で、万が一被災してしまったとしても、温かく美味しいごはんが食べられる。そしてアウトドアで過ごす機会の多いビーパル読者にとってもまた、いつでもおいしいごはんが手軽に食べられるアウトドアギアとして使うことができる。まさに「備えあれば憂いなし」を体現した商品が誕生したのだ。

    ちなみにこの商品で、炊き込みごはんも、カレーなどの煮込み料理も作ることもできるそう。なんだか気になる!という方は、ぜひチェックしてみてはいかがだろう。

    公式オンラインストア https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/product/rice-cooker/kmd-a/

    その他、タイガー魔法瓶 楽天市場店、タイガー魔法瓶 Amazon店などでも発売予定。

    取材・文/町田玲子(ビーパル編集部)

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