幻?発売後、即ソールドアウトの焚き火台「パイロン」に火入れしてみた。 | 焚き火・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2017.04.10

    幻?発売後、即ソールドアウトの焚き火台「パイロン」に火入れしてみた。

    ロケットストーブ並みの勢いのある炎に感激

     2016年秋の展示会では登場せず、スター商事のWEBでこっそりかつ大胆に告知された「フュアハンド」の焚き火台「パイロン」が、発売後、即ソールドアウトとなったという。

    「フュアハンド」といえば、2015年に同じくドイツの名門、「ペトロマックス」の傘下に入ったことが記憶に新しい。どうやら、ペトロマックスの『ファイヤーボウル』同様、初回入荷はごくわずかの模様。

    「『パイロン』の写真を載せたところ、興味を持たれた方が非常に多かったのが印象的です。初回で日本にやってきたのは30台。あっという間に行き先が決まってしまいました」(スター商事担当者)

     この幻の焚き火台、『パイロン』とは、どんな製品なのだろうか? 

    フュアハンド/パイロン 

    3万7800円

    ■問い合わせ スター商事 
    http://www.star-corp.co.jp

    本体の組み立ては、まずボトムにプレートを用いて脚を取り付ける。13mmのナットは脚固定用プレートに接着されているので、ここでは指で軽くボルトを締めるだけでいい。

    灰受けをボトムにはめ込む。カチッとはめるのでずれない。

    本体下部の切れ込みとボルトを合わせて押し込む。付属の六角レンチで増し締めすれば、組み立ては完了だ。組み立てサイズは、φ36.5㎝(三脚幅は44.5cm)×H74cm、重量10.5kg。なかなかのボリュームになる。

    ロストル(鉄の格子)に着火剤を載せて、薪を数本入れて着火する。ロストルは隙間が多いので、ペトロマックスの着火剤、ファイヤーキット(324円)など幅広のものがいい。

    ものの数分でこの通り。今回は薪を4本だけ入れたのだが、何もしなくても勢いのある炎があがる。薪をもっと多く投入すれば、火の勢いはアップ!

    勢いのいい炎となる理由は、二重構造になっているため。空気の層が断熱材の役割を持ち、また、煙突効果により強力な上昇気流が発生する。上部の穴からも熱い空気が噴き出し、ただの筒よりも高く炎が上がるのだ。


    4本の薪が燃えたあとの灰。驚くほど少ない。

    脚の折りたたみ機能とオプションのゴトクがあれば!

    『パイロン』はガーデン用焚き火台として開発されているので、脚をたためない。また、灰受けの取り外しも、六角レンチが必要だ。そして、現状では焼き網や専用ゴトクはなく、そのままでは焚き火を楽しむことしかできない。
     
     とはいえ、手間なしでロケットストーブ並みに勢いのある燃焼を実現し、見た目はエレガント。ペトロマックス傘下のフュアハンド製ということで、今後のオプション開発にも期待が持てる。

     次回入荷が待ち遠しい焚き火台というのは間違いない。

    ◎構成=大森弘恵

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