キッチン・トイレ付きのキャンプユニット「CAMPit」を使ってみたら便利でびっくり! | キャンプ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.05.17

    キッチン・トイレ付きのキャンプユニット「CAMPit」を使ってみたら便利でびっくり!

    水場やトイレがそろう「CAMPit(キャンピット)」とは?

    「キャンプに行きたいけれどトイレが心配」「水場が近くにないのが不便」。トイレや水場の問題は、女性や子連れキャンパーは特に気になるポイントではないでしょうか。

    さらにキャンプブームで高規格キャンプ場は予約の争奪戦。「もっと気軽に快適にアウトドアを楽しみたい」と思う人も多いはず。

    そんなとき、キャンプユニット「CAMPit(キャンピット)」の存在を教えてもらいました。何やら水場もトイレも兼ね備えていて、どこでも快適なキャンプができるのだとか……。これは気になるー!ということで、家族で「CAMPit」体験へ行ってきました。

    「キッチンはどうなっているの?」「トイレのニオイは大丈夫?」など使い心地をレポします!

    キャンプユニット「CAMPit(キャンピット)」とは

    システムキッチンとラップ式トイレが一体型に!

    「CAMPit」は、大容量50Lのタンクを備えたシステムキッチンとニオイを漏らさない防臭フィルムを使用したラップ式トイレが一体型となったキャンプユニットです。

    キャンプ時のトイレや水回りに不安や不満を感じている女性に向けて開発されたそうで、ミニバンが通れて自然災害の可能性が低い場所であれば、設置が可能。安心・安全な快適キャンプを楽しむことができます。

    キッチンの様子

    キッチンにはタンクから供給される水道、シンク、大型のクーラーボックスが備えつけられています。電源はソーラーパネルとポータブルバッテリーから供給されていて、手元を明るく照らしてくれるライトも付いているので暗くなっても安心です。

    調理台とコンロは、L字型に連結されるから便利

    調理台とコンロは、L字型に連結されています。広々と使える調理台、コンロにはバーナーが接続されていて、まるで自宅のキッチンのような快適さ。

    トイレが近くにあるって地味に嬉しい!

    さらに、キッチン裏にはトイレがあります!十分なスペースで、いつでも清潔なトイレを使えるので、女性や小さなお子さん連れの方は特に便利に感じるのではないでしょうか。

    プライベートなキッチンとトイレがあるので、キャンプが初めての方でも快適に楽しめる環境が整います。

    キャンプ場ではない場所でキャンプに挑戦!

    場所は、福島県南相馬市の「馬事公苑」

    今回お邪魔したのは、福島県南相馬市にある「馬事公苑」。桜の名所でもあるこの場所はキャンプ場ではなく、なんと馬術競技場です。

    乗馬体験ができるスポット!

    公苑にはサラブレッドやポニーがいて、週末には乗馬体験をすることもできます。普段は馬術大会や乗馬教室などを行っている場所ですが「広大な敷地の一角を利用して、キャンプ場として有効活用できないだろうか」と、試験的に「CAMPit」を設置したそうです。

    指定された場所を訪れてみると、広々とした芝生広場に「CAMPit」が置いてあるだけ。ロケーションは最高だけど、ここで不便なく過ごせるのだろうかと少し不安がよぎります……。

    「CAMPit」を利用したキャンプはいかに!?

    システムキッチンでいつもより料理が楽しい!

    水道とキッチンが近くにあるので料理の準備が気楽に!

    そんな不安を吹き飛ばしてテントを設営し、早速夕飯づくりに取り掛かります。

    テントの設営を終えてから夕飯までの時間はいつもバタバタなのですが、サイト内に水道とキッチンがあるので今回は気が楽です。

    なんたって、調理や洗い物をするために、わざわざ炊事場まで足を運ぶ必要がありません。おかげで、ゆっくり子どもと料理をする余裕が生まれました。

    子どもと一緒に料理を楽しむ余裕が生まれたのは大きなメリット!

    7歳の娘は持参したクーラーボックスの上に立って、ちょうど良いサイズ感。この日は肌寒かったので、シチュー作りに挑戦です。

    子連れキャンプは料理をする余裕がないので、家で食材の下準備をしてからキャンプに出かけていました。でも今回は、システムキッチンがあるので下準備のひと手間なしでも安心です。子どものペースに合わせながら、一緒に料理を楽しめることに感動してしまいました。

    「CAMPit」なら料理重視のキャンプが実現できるかも

    キャンプ時の料理で大変なのは、炊事場まで野菜を洗いに行ったり、ジャグに水を汲みに行ったりと、サイトと炊事場を何度も往復しなければいけないこと。近くならまだいいけれど、遠いとそれだけでヘトヘトになることも……。

    すぐに水道が使えるキッチン環境は、キャンプの快適性を格段にアップしてくれました。

    料理が楽しいとキャンプもグンと楽しくなりますね。朝ごはんはタコスパーティーに!子どもたちにも大好評で、いつもよりのんびりなごはんタイムを過ごすことができました。

    タコスパーティーで大はしゃぎ!

    清潔・快適なトイレでストレスフリー

    どうなるトイレ問題!

    さて、次に気になるのがトイレです。

    「CAMPit」では、災害・介護用のラップ式トイレ「ラップポン」を「CAMPit」用にカスタムして使用しているのだとか。水を使わず、排泄物や汚物を1回毎にラップ(個包装)し、密封することによって臭いが外に漏れない仕組みです。

    使い方はとっても簡単。

    凝固剤を投入して……。

    スイッチボタンを押すだけ!

    排泄後に凝固剤を投入し、スイッチボタンをON!すると自動でラップが開始され、熱圧着によって排泄物を密封して臭いや細菌を遮断します。約90秒後、ピッピッピーと終了音がなれば完了です。

    一度やり方を教えれば、小学一年生ひとりでも簡単にできました。また、ニオイが外へ漏れることもなく、キャンプ中に気になることは一切ありませんでした。

    トイレはキャンプ時に一番気になるポイントです。汚かったり遠かったりするとついガマンしてしまうし、大きな虫がいてギャー!となることもしばしば……。夜中のトイレは真っ暗な道を歩いて、怖い思いをすることも。サイト内に清潔なトイレがあることは、思った以上にストレスフリーに過ごせて、安心感を与えてくれました。

    のんびり自然に身をゆだねられた「CAMPit」のキャンプ体験

    便利なユニットを使って、子どもとのんびり過ごすキャンプも悪くない!

    はじめての「CAMPit」体験は、自分たちだけのプライベート空間が確保されていて、まるで自宅のリビングで過ごしているかのような快適さでした。

    清潔で、安心・安全なら、キャンプに不安を持つ方でも気軽にはじめられるのではないでしょうか。ワイルドなアウトドアも楽しいけれど、のんびり安心して自然のなかに身をゆだねることができれば、もっと気軽にアウトドアを楽しめる人がふえそうです。

    「CAMPit」のおかげで今までになく快適なキャンプ時間を過ごせました。女性や子どもにもやさしくて安全な新しいキャンプのカタチになっていくかもしれません。

    私が書きました!
    フリーライター
    奥村サヤ
    福島県在住フリーライター。ローカルメディアを中心に、ヒト・モノ・コトにまつわるストーリーを深掘りして紹介しています。外あそび好きな3児の母。子ども+愛犬に付き合ってもらいながらキャンプや山歩きにいそしむ日々。いつかキャンピングカーの旅にいきたい!

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