こちらのスタイリッシュなレインアウター。大正6年創業のきもの専門店「やまと」が手掛けていると知れば、驚く人は多いのではないか?
やまとでは産地や人などによる“つながり”を活かし、着物と世の中との“つながり”を生み出していく「YAMATO Tsunagari Project」を展開している。このレインアウターも、プロジェクトより誕生したものだ。
究極の軽さと耐水性のある素材により、着物が生える透け感を実現
雨の中でも自由にきものを着ることを楽しんでほしいという思いを込められているレインアウターは、日本のテクノロジーから生まれた素材と縫製技術によって作られている。
素材は金沢発の合繊生地ブランド「KAJIF」による高密度に生地を織り上げれた「ultimate light」を使用。髪の毛の三分の一程度しかない極細の原糸・加工糸を長年培ってきた技術でていねいに織り上げており、究極の軽さと耐水性を実現している。薄くて柔らかい生地は透け感があり、きものとの重なりを楽しめるのだ。
もちろん洋服の上から着用することもできるが、きものの上にも羽織れるゆったりとしたシルエットが特徴。きものをすっぽりと覆うことができる、上下セットアップも用意されている。
ポケット部分は収納できる「パッカブル仕様」。バックの中にいれてコンパクトに持ち運ぶことができる。内側の収納ポケットには、縫製・裁断の際に余った片貝木綿やゆかたの生地を使用しているのが面白い。
取り外し可能な深めのフーディーが搭載され、裾にはきゅっと紐を絞って調整できるドローコードもついている。着物を愛する人はもちろんのこと、そうではない通常のレインアウターとしてかなりオシャレで実用的だ。