今回ご紹介するのは、PAAGO WORKS(パーゴワークス)のBUDDY33というバックパックです。
日帰りのハイキングや山小屋泊の登山にピッタリサイズのバックパックですが、荷物を厳選すれば徒歩キャンプにも使用できます。
もちろん、バックパックを選ぶ上で重要な要素である、背負い心地も抜群です。
個性的なのに扱いやすい、BUDDY33の魅力を愛用者目線でお伝えします。
※今回写真で紹介している筆者私物のBUDDY33は、旧モデルです。基本スペックは同様ですが、2022年に発表された最新モデルとはポケットの位置や、ショルダーハーネスのサイズなど細かな違いがあります。
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BUDDY33は長時間背負っても疲れにくい理由
BUDDY33は背負い心地が非常によく、長時間背負っていてもあまり疲れません。まずはその理由をお伝えします。
しっかりとしたアルミ製フレーム
他社の同サイズのバックパックの場合、多くのものが樹脂製のフレームを採用しています。
その点、BUDDY33にはアルミ製のフレームが採用されています。フレームは背中の形に添うように湾曲しており、吸いつくようにフィットします。
このフレームのおかげで安定感があり、非常に快適な背負い心地を実現しています。
逆台形の形をした本体部分
バックパックの中に荷物をパッキングする際の鉄則といえば、荷物の重心を上部(肩甲骨のあたり)にし、バックパックを体にぴったりと寄せること。そうすることで、荷物の重みが背中全体に分散されて、背負うのが楽になります。
逆台形の形状をしたBUDDY33の場合、バックパック下部よりも上部に収納力があります。そのため、自ずと荷物が上部に集まり、重心の位置も上部にきます。パッキング初心者でも適切な重心の位置を定めやすく、体に負担をかけずに荷物を背負うことができるでしょう。
これらの理由から、BUDDY33は長時間背負っても疲れにくくなっているのです。
BUDDY33の魅力的な特徴
もちろん、BUDDY33は長時間背負っても疲れにくいだけでなく、他にも魅力があります。
1.普段使いにもマッチするクラシカルなデザイン
BUDDY33は丸みを帯びた、クラシカルなデザインが特徴。見た目もおしゃれで主張が少ないため、街での普段使いにもマッチするでしょう。
表面の素材はナイロンですが光沢がなく、一見するとコットンのようです。
カラーはダークベージュ、アーバングレー、モスグリーンの3色。どれも落ち着いたカラーなので、その点においてもデイリーユースとして違和感が出にくいです。
2.見た目以上の収納力を誇るたくさんのポケット
BUDDY33にはメイン収納以外にたくさんのポケットがあり、見た目以上の収納力があります。ここでは、各ポケットを紹介します。
トップポケット
バックパックの上部。メイン収納を上からすっぽりと覆う雨蓋(あまぶた)は、トップポケットになっています。
BUDDY33のトップポケットは、深みがあり容量が大きいため、多くの荷物が入ります。
飲み物のボトル、歩行中に食べる行動食、寒くなった時に羽織るダウンジャケットなどの、行動中にサッと取り出したいものを無理なく収納できるのが魅力です。
フロントポケット
フロントポケットは縦長です。
容量はそこまで大きくはありませんが、休憩時に下に敷くレジャーシートや、雨天に羽織るレインジャケットなど、薄くて縦長に折りたためる道具を収納するのにぴったりのポケットです。
サイドポケットとサイドストラップ
BUDDY33の側面にはサイドポケットがあり、ボトル類を収納するのに便利です。
ポケットの上部はドローコードで絞められるようになっているため、入れた荷物をしっかりとホールドできます。側面にはサイドストラップがあるため、テントポールなどの長いものを入れた場合もしっかりと固定できるでしょう。
と、ここまでは一般的なバックパックにもよくある機能ですが、BUDDY33がユニークなのはサイドストラップの場所を自由に変えられる点です。
バックパックの両脇には切れ込みがあり、好きな位置にストラップを付け替えられます。
サイドストラップを固定する荷物の長さに合わせたり、荷物がひっかけやすい位置にしたりと、自分の使いやすいようにカスタムできるのはうれしいですね。
小物が入るミニポケットが2つ
雨蓋の裏側と、メイン収納の内側上部には、小物を仕分けるのに便利なミニポケットがあります。細々としたものを入れたり、車の鍵や財布などの貴重品を入れたりするのに便利なポケットです。
ボトムポケット
本体の底にあるボトムポケットは背負った状態でも手が届き、開け閉めができます。筆者は、ここへ雨天時に使用する防水のザックカバーを収納しています。
3.荷物の出し入れがしやすい
BUDDY33は、荷物の出し入れがしやすいバックパックです。
メイン収納の開口部は巾着状になっており、左右にはオレンジのベルトがついています。ベルトを横に引っ張れば、パッと巾着が開くため、すぐ荷物にアクセスできます。
また、両サイドにはジッパーがあります。
わざわざ上の荷物を出さなくても、このジッパーを開けるだけでメイン収納の底にある荷物を取り出せるのが便利ですね。
実際に荷物をパッキングしてみた
実際に、BUDDY33に荷物をパッキングしてみました。
パッキングしたのは、2泊3日のテント泊(冬季)を想定して厳選した荷物。
テント、マット、調理器具、防寒着、モバイルバッテリーやランタンなどのガジェット類などに加え、6食分のフリーズドライ食品を入れることができました。
もし暖かい季節に出かけるならば、冬用のかさばるエアマットや防寒着を省くことができるため、荷物はさらに減らせます。テントや寝袋、マットなどのかさばりがちな道具を、軽量でコンパクトなものにすれば、余裕でテント泊用の荷物を収納できると思います。
BUDDY33は使い勝手がいいおすすめのバックパック
BUDDY33はあちこちにポケットや、気の利いたギミックがある使い勝手のいいバックパックです。
キャンプや登山などのアウトドアだけでなく、街での普段使いにもおすすめです。ぜひ、その背負い心地を体験してくださいね!