憧れのご来光を見てみたくない?「ナイトハイク」の楽しみ方と注意点 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

山・ハイキング・クライミング

2023.03.03

憧れのご来光を見てみたくない?「ナイトハイク」の楽しみ方と注意点

大阪 交野山からのご来光

登山をしていて、一度はみてみたい憧れの景色。それは、山頂からみる日の出、つまり「ご来光」ではないでしょうか。

ただ、山頂でご来光をみる場合には、基本的には深夜の暗い時間帯に登り始める、いわゆる「ナイトハイク」をしないといけません。そのため、初心者の方は少しハードルが高いように感じるでしょう。

今回は、初心者がご来光登山に挑戦しやすくなるよう、ナイトハイクの持ち物・心得・写真の撮り方をお伝えします。興味のある方は参考にしながら、ぜひ挑戦してもらえればと思います。

ナイトハイクとは

ナイトハイクとは、山小屋などに宿泊をせず、夜の間に登山することを言います。

夕方に登山をして夜景をみたり、深夜に登山をして山の上でご来光をみるために行うことが多いでしょう。

ナイトハイクはお昼に登るのとは違った楽しみがありますが、明るいときに登るよりも危険性が高くなるため、しっかりと準備をして登らなければなりません。また、夜間は登山口近くの駐車場が閉まっていることもあるため、事前に行きたい山の周辺施設について確認しておくことが大切です。

初めてナイトハイクをする場合は、明るい時間帯に何度か登ったことがある山を選ぶのがおすすめです。

ナイトハイクの持ち物

ここからは明るい時間の登山とは異なる、ナイトハイクならではの持ち物を紹介します。

ヘッドライト

モンベル ヘッドランプ

モンベル「パワーヘッドランプ」。

ナイトハイクでは、ヘッドライトが必要になります。

筆者は、モンベルの「パワーヘッドランプ」を使用しています。こちらは使いやすいので、初心者の方にもおすすめです。

明るさは200ルーメン、照射距離は90mと、非常に明るいヘッドランプです。

メインボタンを押すだけで点灯モードの変更ができ、ブーストボタンを長押しすると、押している間だけ最大光量で点灯することができます。

コンビニなどで手に入る単4電池を使用するため、「電池が切れてしまって使いたいときに使えない」というような心配をしなくて済むのもおすすめポイントです。

また、ヘッドランプは暗闇を照らす役割だけでなく、緊急時には点滅させて自分の位置を知らせることができます。ナイトハイクだけなく、災害時にも活躍するので、1つ持っていて損はないでしょう。

ヘッドランプは筆者の持っているタイプ以外にも、USB充電で使えるものや、天体観測・動物観察に適したものなど、さまざまな種類があります。

性能や値段はそれぞれ異なるので、自分にぴったり合うものを探してみてください。

夜の防寒具

日が落ちた後の山の気温は、かなり低くなります。そのため、ナイトハイクでは夜の防寒具が必須です。

ご来光を待っている間は動かないことが多く、体が冷えるため、夏場や暖かい時期であっても必ず防寒具を持っていくようにしましょう。

ライトダウンは軽量で持ち運びやすい上、アウターの中にも着ることができて便利なので、1枚持っておくのがおすすめです。

地図

山道で地図をみている様子

YAMAPを確認しながら進みます。

初心者の場合、ナイトハイクで行く山は初めて行く山ではなく、必ず明るいときに行ったことがある山を選ぶことが大前提です。さらに、慣れている山であっても絶対にナイトハイクの時は地図を持っていきましょう。

明るい時間帯に何度も登ったことがある山だと「地図をみなくても大丈夫かな」と思ってしまいがちですが、明るいときと暗いときでは雰囲気が大きく変わります。いつも歩いている道でも迷ってしまうことがあるのです。

登山の際は、地図を必ず持っていくとは思いますが、油断せずに地図を確認しながら登るようにしましょう。

ちなみに筆者は、「YAMAP(ヤマップ)」というアプリで地図をみています。YAMAPで事前に自分が登る山の地図をダウンロードしておき、登山計画を立てた上で登ります。

YAMAPには「みまもり機能」があり、自分自身の位置情報を定期的にYAMAPのサーバーに送信して、万が一のときのために備えておくことができます。

このようなアプリなどを利用して、とにかく安全にナイトハイクを行うようにしましょう。

ナイトハイクの心得

ここまで解説してきたことを踏まえ、ナイトハイク初心者の場合は、以下のような心得を頭に入れておきましょう。

  • 初めて行く山ではなく、登り慣れている山を選ぶ
  • 体が冷えることがないように必ず防寒具を持っていく
  • ヘッドランプの電池があるか、正常に作動するかを確認しておく
  • 暗い中での行動になるため、できるだけ複数人で行く

暗い中で道がわからなくなったり、何かハプニングがあったりしたときに一人だと、遭難する確率が高くなります。できるかぎり、複数人で行くことがおすすめです。

  • 登山口近くの駐車場などは、事前に確認しておく

駐車場の営業時間などは確認しておきましょう。また、SNSなどで行く山の最新情報を事前に集めておくことも大切です。

明るい時間に登るときよりも気を付けるべきポイントが多いですが、しっかりと準備をすれば安全に登ることができます。ぜひ、ご来光や夜景など、ナイトハイクでしかみられない景色を楽しんでください。

ご来光を綺麗に撮る方法

最後に、ナイトハイクでの景色を、より綺麗に撮影するためのポイントを紹介します。

ご来光を眺める様子

交野山からのご来光。

ナイトハイクをするなら、ご来光が綺麗にみられる山を選ぶことをおすすめします。

自分とご来光を一緒に撮影しようとすると、太陽が背になり、表情を綺麗に写すことは難しくなります。そのため、あえてシルエット写真にするのがいいでしょう。

ご来光を眺めているようなポーズを取り、背中越しに撮影するとかっこよく撮ることができます。

ポイントは、ご来光に対してまっすぐ立つのではなく、少し体を傾けること。そうすると横顔が少し写り、よりかっこいいシルエットを撮影できます。

交野山からの朝焼け

朝日に照らされる街並み。

朝日に照らされて、少しづつ明るく染まっていく景色の写真もおすすめです。

日の出の前後に太陽が傾き、空の色が変化する時間帯を総称して「マジックアワー」と呼びます。

マジックアワーは日によって雲や空の色が変化するため、そのとき限定の景色をカメラの中に残せるでしょう。

夜明け前のグラデーションに染まる空をぜひ撮影してみてください。

準備万端でナイトハイクを楽しもう!

ナイトハイクは、日中登るよりも道に迷うなどの危険性がありますが、事前にしっかり準備をすることで安全に楽しむことは可能です。

日中の日帰り登山ではなかなかみることができない夜景や、ご来光をみることができるのがナイトハイクの魅力。ぜひ、みなさん安全に気を付けて、ナイトハイクを楽しんでもらえるとうれしいです。

私が書きました!
アウトドアライター
maho
大学時代に日本一の山に登りたい!と富士山に登ったことがきっかけで山登りにはまり、今年で8年。現在は、全国各地の山に登り登山を楽しんでいます。登山をしてみたい!と思ってもらえるように、山登りの魅力を発信していきます。

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