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農業・ガーデニング

2023.04.24

春の畑活におすすめ!たくさん収穫できるサトイモの育て方

里芋の葉っぱ

大きなハート型の葉、畑に揺れる姿を一度は目にしたことがありませんか? これはサトイモの葉です。

初心者にも育てやすい野菜は?

去年の春から畑を借りて野菜を育ててきました。

一年間で育てた野菜は、夏野菜12種類と、サトイモ、ジャガイモ、大根、ごぼう、人参、ニンニク、タマネギと、全部で19種類にもなりました。

これまでの畑活の様子は

みずみずしい「夏野菜作り」、始めるなら今ですよ!こちらの記事でも紹介してきました。

今回は一年間の畑活を振り返ってみて、筆者のような畑活初心者にもオススメの野菜を紹介します。

 

簡単でたくさん採れる、お得なサトイモ

畑活において畑の土作りは大切ですが、種芋を植えた後は、夏場に水やりに通うくらいで、特別な処置をしなくても、冬にはたくさんのサトイモを収穫することができました。

4月、ホームセンターに行くとサトイモの種芋が販売されています。

去年4月に訪れた福岡県のホームセンターナフコには、「土垂れ」「石川早生」「セレベス」など、複数の種芋が販売されていました。

違いがわからない私は、ポップに「育てやすい」と記載されていた「土垂れ」を購入しました。調べてみると、一般的に食卓に並ぶサトイモはこの「土垂れ」や「石川早生」という品種が多いようです。

「土垂れ」

主に子いもを食用とする品種で、小ぶりの里芋。子芋は煮ころがしに、親芋は皮を剥く手間が少なく調理に便利。ぬめりがあり、肉質もねばりがあり、煮くずれしにくいのが特徴で、晩生種で貯蔵性が高く収量性もあるので、家庭菜園でも人気がある。

「石川早生」

石川早生は早生品種の里芋で、大阪府南河内郡の石川村が原産地です。子芋は小ぶりで、煮物やきぬかつぎに向いています。蒸したり茹でると皮が簡単にむけ、肉質に粘りがある特徴があります。

里芋の種芋

500gで12個種芋が入って648円。

 4月~12月まで「育て方」カレンダー

4月、土を作り種芋を植える

  1. サトイモは 深く根を張る ため、畑の土をよく耕しておくこと、土作りの段階で石灰と肥料を加えて、サトイモが育つ土壌を作っておきましょう。石灰は作物の成長に必要なカルシウムを補う役割があります。
  2. 種イモを株間30-40cmほどあけて、芽を上に向けて10cmほどの深さに植え付けます。
  3. 草取り作業の軽減や土の湿度を保つためにも、稲わらや刈草、マルチをはっておきます。
  4. しばらくすると芽がマルチを突き上げてくるので、手でマルチを破ってあげましょう。

ここまでやったら後は、水やりしながらじっと冬を待ちます。

 

6月上旬

マルチから出てきた芽が成長しています。

サトイモは乾燥を嫌うので、梅雨明け以降の水やりを欠かさないようにしましょう。わが家は同じ畑に夏野菜も植えていたので、夏場は夏野菜の収穫のタイミングで、サトイモに水やりをしていました。マルチがあることで、土の湿度を保てるのですが、マルチの穴の部分に水が入るように、上手に水やりをしましょう。

4月に植えた夏野菜は全盛期、サトイモはまだまだ成長途中です。

周りに植えた夏野菜も雑草も……グングン育っています。サトイモの左隣は、ジャガイモが白い花を咲かせています。

9月下旬

背丈も伸びて茎も太く成長しています。夏野菜のように、虫取りや草取りを行わなくても逞しく育っています。

このまま冬の収穫の時期まで待ちます。

11月下旬

葉がところどころ枯れてきて、茎が頭を垂れてきました。

周りの畑では、夏野菜の収穫を終え、大根やにんじん、ごぼう、玉ねぎを育てています。

畑の地主さんに「サトイモの収穫、まだですか?」と畑に行くたびに聞いては、「まだまだ〜」とたしなめられていました。

12月上旬

サトイモの葉や茎が枯れてきたら収穫のサインです。葉や茎が黒くなっているのは霜焼けしてしまった後です。

試しに一株掘ってみます。

土の塊の中にサトイモがいます。

土を落とすとサトイモがコロコロと出てきました。

一株掘って小さいものからしっかりとした大きさのものまで10個ほどのサトイモが収穫できました。一つの種芋からたくさんの実を収穫できるサトイモはお得感がありますね。

試し掘りをした後は、枯れてしまった葉や茎を取り除いて、食べる分だけその都度収穫しながら、1月上旬に全てのサトイモを収穫しました。

サトイモ料理といえば?

収穫したサトイモを使って、イカと煮物にしたり、サトイモごはん、サトイモコロッケを作りました。

コロッケ作りは面倒なイメージですが、サトイモの煮物をたくさん作った時の余りのサトイモを潰して、炒めた挽肉、玉ねぎと合わせてパン粉をつけて揚げました。肉じゃがを作って余った時にも、水分を切ってコロッケを作ったことがあります。煮物からのコロッケ、チャンスがあればぜひ作ってみてくださいね。

皮を向いたサトイモ

畑で育てたサトイモは、大きさは揃っていませんが、皮を向くときれいな色をしていました。

サトイモだけでも美味しいですが、わが家では「イカとサトイモの煮っころがし」が大好評でした。

水と砂糖、醤油、みりん、酒でサトイモを煮て、煮汁が沸いたらイカを入れてアクをすくいます。煮汁がぐつぐつと煮たった状態で、落とし蓋をして、15分ほど煮ます。落とし蓋を外して、好みの濃さまで煮汁を煮詰めたら完成です。

サトイモ栽培は、4月上旬に種芋を植えて収穫する12月まで8か月間と長丁場となりましたが、実がなるのをじっくり待った分、サトイモを土から掘り出した時の喜びはひとしおでした。

筆者は今年もサトイモを植える予定です。

サトイモは土の中に実をつけるので、プランター栽培には向かないようですが、畑や庭の片隅にスペースがあったら、簡単でたくさん採れるお得なサトイモを、ぜひ育ててみてくださいね。


ふるやさおり
私が書きました!
寄り道ライター
ふるや さおり
福岡在住、1児の母。福岡をはじめ九州のローカル情報や自然、アウトドア、スローライフに関する情報をお届けし、皆さんの人生に「ワクワクの種」を撒くお手伝いができれば嬉しいです。18年半の会社員生活を経て、2021年10月からフリーランス。「正しい道より、楽しい道を。最短距離より、寄り道を楽しんで」がモットー。noteにて「寄り道な日々」を発信中! https://note.com/sao7878

 

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