体験レポ。ARC’TERYXの修理サービス「ReBIRDサービスカウンター」で8年愛用のアウターが…!
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    2023.03.12

    体験レポ。ARC’TERYXの修理サービス「ReBIRDサービスカウンター」で8年愛用のアウターが…!

    昨年末、久しぶりに8年愛用している『ARC’TERYX(アークテリクス)』のアウターを洗濯しました。すると! なんと! ウエスト周りのドローコードを覆うパーツが全て剥がれてしまいました…。

    諦めきれずに駆け込んだのは、ブランドでは国内初となる修理サービス「ReBIRDサービスカウンター」です(体験レポートはこちら)。

    「修理できましたよ!」と連絡をいただき、早速ピックアップに行ってきました。今回は、その様子をレポートします。

    修理済みのアイテムと感動のご対面! 

    あらかじめ予約をした日時に、丸の内にあるストア内に併設された「ReBIRDサービスカウンター」へ。今回も、修理依頼をした時と同じ林さんが出迎えてくださいました。そして早速、Myジャケットとご対面です!

    じゃじゃん! 持ち込む前に洗濯は済ませていたけれど、なんだかひかり輝いて見える?!

    「あれ? どこを直した?」。思わずそんな言葉が飛び出るほどのなじみよう。おさらいすると、修理依頼をしたのは3箇所です。

    1)ウエスト周りのドローコードを覆うパーツ

    Before

    After

    <Before>は無残なほどにベロベロ。思い出すだけで泣けてきます。「経年劣化で剥がれかかっていたのが、洗濯をきっかけに剥がれてしまったようです。でも、洗濯自体は決して悪いことではないので、むしろ使ったらきちんと洗って汚れを落としてくださいね(林さん ※以下同)」。

    2)袖口

    Before

    After

    手首が触れる部分のパーツも剥がれかかっていることに気が付きませんでした。林さんが「ここです!」と教えてくださった部分に、よーく目を凝らして、ようやくわかるレベル。「日焼け止めが知らないうちにつくなど、何かと汚れがつきやすいパーツです。ウエスト周りと同じように修理しましょう」。

    3)襟元のタグ周り

    Before

    After

    襟もとのパーツも剥がれかかっているため、圧着し直してもらうことに。ここも正直、見てもらうまで全く気がつかなかったです。「首回りは汗や皮脂汚れ、日焼け止めなどの汚れが付きやすく、その汚れが剥がれの原因になるんですよ」。

    修理依頼時に「これでいきましょう」と見せてもらった、70デニールのナイロンタフタ。写真左のグレーの生地。

    <After>は、全て同じ70デニールのナイロンタフタという素材で圧着し直してあります。どのように直したのですか?

    「ウエスト周りは、ドローコードを絞るなど負荷がよりかかりやすいパーツなので、表には出ないよう縫ったうえで圧着しています。素材の幅も、もとより広めにとって、より丈夫になるようにしてありますよ。袖口と襟元は同じ生地を使い、圧着処理がしてあります」

    ピックアップすれば無料アドバイスが受けられる

    修理が完了したアイテムは
    ①丸の内店でのピックアップ
    ②配送(なんと無料!)
    の2択で受け取れます。

    配送も便利ですが、おすすめは専属スタッフからこれからも長く使い続けるためのアドバイスがもらえるピックアップです。

    修理が完了したアイテムを目の前に、ざっくばらんに質問ができる。

    「さまざまなご事情で配送をご希望される方も多いですが、僕たちとしてもお客様に合わせたお話がしっかりできると安心です。ピックアップしていただければ、これからも長く使っていただくためのアドバイスも出来るので、よければご来店くださいね」

    ちなみに、来店予約でおすすめは平日の午後なのだとか。

    「午前中、とくにオープン直後や土日は予約がすぐに埋まることが多いんです。平日の午後は比較的ゆったりしていますよ」

    さて、ピカピカになって戻ってきたジャケット。これからも着続けるためのアドバイスをもらいました。撥水透湿性を備えたアウター全般に役立つ知識を教えていただいたので、皆さんも参考にしてみてください!

    撥水性を保つ3step

    洗濯は、自宅の洗濯機で液体洗剤を使って可能。

    「表面の撥水が落ちてきたと感じたら、まずは洗濯。ARCTERY’Xでは洗濯方法の動画も公開しているので、チェックしてみてください」

    「洗濯だけではだめなら、次にアイロンなどで熱を加えます。それでも撥水性が甦らなかったら、撥水スプレーをふるのも手。撥水スプレーは『グランジャーズ』などのプッシュ式が気軽に使えますよ。

    ただ、表面の生地が傷んでいると撥水スプレーも効力がなくなってくるので、残念ながら生地の寿命で買い替えを検討していただくことになります。生地の寿命には、毛玉や摩耗などがあります。バックパックで擦れる背面や、肘周りなどにどうしても起こりやすいんです」

    シワと湿気は大敵! 生地に負荷をかけず保管する

    クローゼットの中でも詰め込みすぎず、程よいゆとりのある状態で。

    「折りたたむとパーツや生地の剥離の原因になるので、ハンガーにかけてクローゼットなど直射日光の当たらない場所に保管してくださいね。この際、ドローコードは伸ばして、ベルクロも剥がして、シワを寄せずに保管するのがポイントです。また、梅雨時や夏場などは、ときどきクローゼットをあけて空気を循環させてあげましょう」

    こんなふうに丸めたまま保管しちゃ、だめ、絶対!

    「脇の下のベンチレーションのジッパーは閉じておいてもよいですが、逆さに吊るして保管もありかも」と林さん。「ジッパー類も折れ曲がること自体が負荷になる場合もあるので」とのことです。勉強になる〜!

    お支払いは最後に

    「ReBIRDサービスカウンター」内には、本国の工場の写真も。できるなら足を運んで見ていただきたい!

    修理費の支払いは、受け取り時。配送の場合は、佐川急便のe-コレクトで支払います。

    「修理費は、最初のお見積もりより高くなることはありません。修理を担当してくださるプロフェッショナルが、僕らの見立てより安くてよい方法を提案してくださることもあり、むしろ安くなる場合もあるんですよ」

    今季のおすすめアウター3

    サービスカウンターは店内にあるので、新作も見放題。物欲が刺激されます。最後に、買い替えや、新たに迎え入れることを検討している皆さんに、今季のおすすめを3アイテム教えてもらいました。

     

    Men’sの春の新色「Jungle」。

    Women’sも展開。

    BETA JACKET ¥55,000(税込)
    アウトドアフィールドを楽しむのに欠かせない防水性・透湿性はもちろん、着心地や動きやすさなどの快適性を重視したレインシェル。柔らかく肌触りがよい裏地の「GORE® C-KNITバッカー」を採用し、心地もよく一日中快適に過ごせます。

     

    ベーシックなカラーは、デイリーユースにも使いやすい。こちらはMen’s。

    Women’sカラーはシックなオールブラック。

    BETA LT JACKET ¥66,000(税込)
    軽量性と耐久性に優れた3レイヤーのゴアテックス素材を採用。山のアクティビティに必要な機能はしっかりと備えつつ、軽さにも注目したバランスのよいレインシェルです。ほどよい厚さで長いシーズン使え、縦走登山やロングトレイル、ハイキングはもちろん、残雪期のスノーアクティビティにまで活躍します。

    過酷な環境にも負けないハイエンドモデル。Men’sは鮮やかなオレンジ色。

    こちらがWomen’sモデル。

    ALPHA SV JACKET ¥121,000(税込)
    クライミングとアルパイン向けに作られた「ALPHA(アルファ)」シリーズの中でも、悪天候など厳しいコンディションに耐えうる、最も耐久性の高い素材を用いたハードシェルです。1998年に誕生以降、その時々のベストな形を更新して進化し続ける、ブランドを代表するアイテムです。

    「これを着て、来週さっそく登山だ!」

    売って終わりではなく、修理、長く付き合うためのアドバイス、寿命を迎えたアイテムの引き取り、そして新作の紹介まで。「ReBIRDサービスカウンター」を利用したら、今回持ち込んだアウターはもちろん、ブランドにもますます愛着が! これを着て、次はどこへ行こうかな?

    取材協力:アークテリクス

    私が書きました!
    編集・ライター
    ニイミユカ
    兵庫県出身、浅草在住。一児の母。主に食や体のことなど、生活にまつわる地に足のついた企画を、雑誌や書籍、WEBメディアなどで編集・執筆する

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