佐藤ジョアナ玲子、2023年最初の旅はアウトドアのパラダイス・ニュージーランドへ!
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    2023.01.27

    佐藤ジョアナ玲子、2023年最初の旅はアウトドアのパラダイス・ニュージーランドへ!

    ニュージーランドに到着した筆者

    2023年も、アウトドアと旅の生活です!

    2023年、最初の旅はニュージーランドで

    いつもビーパルWEBを読んでくださっている皆様。大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

    ビーパル「海外の旅」ジャンルの中で、昨年はヨーロッパ・ドナウ川下りの様子や、東南アジア自転車旅行の全貌をお届けしました。一年間、世界中をアウトドア旅行して周った国の数、なんと15カ国。

    さすがにそろそろ落ち着いて普通に生活したいんだけど、私にもできるかな?と友人に打ち明けるも、「ジョアナ、それは自分を知らなすぎだよ」と指摘され、結果的にその通り2023年を迎えても、まだ海外を放浪しています。今年最初の旅は、ニュージーランドです。

    ニュージーランドってどんなところ?

    世界地図で見るとずーっと下の方。オーストラリアの隣に浮かぶ島国ニュージーランド。大まかに北島と南島のふたつの島に分かれています。

    ニュージーランドの総人口はおよそ500万人。羊の数は2,700万頭といわれています。人間より羊の数が多いことも驚きですが、500万人というのは、東京都の人口約1,400万人よりずっと少ない。もっといえば、500万人のうちの1/3は北島のオークランドというひとつの都市に住み、1/3は北島のほかの地域に、そして最後の1/3が南島に住んでいるそう。もともと少ない人口が、島の山間部に散り散りになって暮らしています。

    ニュージーランド観光といえば?

    ニュージーランドの観光といえば、ずばり、アウトドア!

    実際に住んでみると、地元の人も日常の楽しみにアウトドアを取り入れて生活していることがわかりました。

    南島のワナカでみたヒツジ

    南島のワナカにある人気トレッキングスポット。ロイスピークにて。

    例えば、羊のお尻を追いかけてハイキングしたり。

    南島のワナカの自宅裏の風景

    南島のワナカの自宅裏の風景。

    住宅近くのトレイルを自転車で走るだけで、この絶景。

    このトレイル、実は大きな川につながっているのですが、そこで巨大ウナギが釣れるのです。

    巨大ウナギが住む川で水浴び

    1月某日。巨大ウナギが住む川で、水浴び。

    ニュージーランドは南半球で季節が反対だから、その時期に日本ではできない遊びが体験できるのも魅力的。

    南島のクロムウェルのカーレース

    南島のクロムウェルにて。カーレース。

    それから、自分で体を動かさずとも、休日になれば屋外の催し物も盛りだくさん。

    ロデオ

    ロデオ大会にも遭遇。

    こちらはカウボーイのロデオ大会。馬の競技といえば優雅な馬術を想像しがちですが、ここニュージーランドには、もっとワイルドな迫力あるスポーツがありました。

    成田~ニュージーランド直行便なら長時間の遠征も楽ちん

    ニュージーランド航空、初体験!

    「AIR NEW ZEALAND(ニュージーランド航空)」、初体験!

    さて、ニュージーランドのおもしろ話はまたの機会に取っておくとして…。

    「日本とは違う自然を見てみたい」とせっかく海外へ行っても、飛行機だけで疲れてしまったという方は少なくないのでは?かくいう私も今まで散々、海外を放浪してきましたが、基本的に移動はあまり好きではありません。バスは酔うし、電車は混んでいるし、飛行機は疲れる。

    それでも普段は必ず最安値の航空券を狙って乗継便で旅をしているのですが、なんと今回は「アウトドア・ツーリズムでニュージーランドを盛り上げよう」というニュージーランド航空様のご厚意で、成田→オークランドの直行便を利用することに!

    ちょ、直行便。なんて贅沢なんだ。

    この間乗った飛行機なんて、乗継ぎで23時間もインドの空港のフードコートでやり過ごしたのに。本当に良いんですか、そんな私に直行便なんて贅沢品。

    成田空港ターミナル

    成田空港ターミナル。緊張するなあ。

    緊張からだいぶ早くチェックインカウンターに着いてしまいました。しかも自動チェックインで、荷物も自分で機械を通して預けるだけだけだから、あっさりチェックイン完了。

    ハーフの私は顔が若干濃いせいか、成田空港の時点から係員さんが英語で話してくれるので、日本にいながら気分はすでに外国です。

    成田空港の寿司店

    日本、”ラスト寿司”の誘惑に耐えます。

    出国ゲートの向こう側にあるお寿司屋さん。

    「本物のお寿司とお酒が味わえる、最後の場所です」。

    なんという煽り文句。

    しかし今回のフライトは11時間。ということは、機内食もバッチリのはず。ここは、機内食を楽しみにグッと我慢、我慢。腹ペコで飛行機に乗り込みます。

    エコノミークラスだけど品数も多く豪華な機内食

    低温調理のビーフシチュー。エコノミークラスだけど品数も多くて豪華!

    機内食のメニューが、アナウンスされました。

    「本日の夕食は、低温調理のビーフシチュー、マッシュドポテト、お野菜はニンジンとインゲンと…」

    えええっ!機内食って、ぶっきらぼうにビーフ・オア・チキン?って聞かれるやつじゃ。野菜の種類と、しかもお肉の調理法まで紹介するなんて。良いとこのレストランみたいだ。あんまり行ったことないから想像だけど。

    お花の形のニンジンに、日本らしい丁寧さを感じます

    どうしても食べたくて機内食をおかわり。お花の形のニンジンに、日本らしい丁寧さを感じます。

    「ジャパニーズがお好みの方は、照り焼きチキンもございます。それでは、エンジョイ♪」

    ごめんなさい。選べませんでした。ビーフシチューを食べ終えてからテリヤキチキンもお願いしたら…存分にエンジョイすることに。うーん、どっちも美味しい。

    続くアナウンスはワインの紹介。なんかいろいろ紹介してくれてるけれど、名前を聞いても詳しくないから、わかりません。かろうじて聞き取れた「ニュージーランド・シャルドネ」に飛びつきます。

    うん、やっぱりこれ、完全にレストランだ!

    よく食べて、ちょっぴりお酒も飲んで、眠くなってきて。

    そして気が付きました。

    あれ、この座席、リクライニングがすごくない!?

    いや、エコノミークラスだし、きっとよくある国際線の座席のはず。だけど、普段よく利用するLCCの固いイスに体が慣れてしまっているせいか、やけにリクライニングが快適に感じます。

    背もたれが後ろに倒れるのはもちろん、足置きの角度も結構上がるから、かなり快適。これ、当たり前だと思われる方もいるでしょうが、足置きの角度が変わらない座席で長時間フライトすると、なぜか毎回膝が痛くなるんです。

    「これなら、家のソファでテレビを見ているみたい」

    よく考えたら私の家にソファなんて上等なものはないのですが、とりあえず目の前のモニターで映画を再生します。

    まばたきを何回かして。

    気が付いたら朝でした。

    私、飛行機で映画を1本きちんと最後まで観れたことがありません。

    四角い形の卵焼きが入っていた

    四角い形の卵焼き。海外生活ではなかなか見かけないから、これから恋しくなりそうです。

    ご飯は、これからニュージーランド生活で日本の味が恋しくなるかなと、ゆかりご飯と鮭のお弁当をチョイス。とろみのある甘じょっぱい餡が美味しい。

    抜栓して中身がまだ残っているワインを、「もう空いてますよ~。飲まないともったいないですよ~」と注いで歩く乗務員さんたち。南の島の気質もあるのでしょうか、なんだみんなとっても笑顔です。

    最初から最後まで、とっても楽しいフライトでした。おかげで疲れることなく、翌日からハイキングへ出かけることができました。

    アウトドア好きは入国前の検疫に注意!

    最後に、ニュージーランドにアウトドア旅行するときに注意したいことを1点だけ紹介します。

    それは、ニュージーランド入国の際の検疫について。島の自然の驚異となりうる植物や病原菌を持ち込まないために、厳しいチェックが行なわれていることでも有名なニュージーランド。

    ハイキングシューズや、テントのペグなどは、泥汚れをよく落としてからパッキングしましょう。

    アウトドア用品は入国の際に申請して、スーツケースなどの荷物とは別に検査を受けます。申告漏れがないように、荷物をきれいに掃除・整理してから渡航すると安心でしょう。

    取材協力

    ニュージーランドでの様子などは、なるべく毎週金曜日に公開する予定です。どうぞお楽しみに!

    私が書きました!
    剥製師
    佐藤ジョアナ玲子
    フォールディングカヤックで世界を旅する剥製師。著書『ホームレス女子大生川を下る』(報知新聞社刊)で、第七回斎藤茂太賞を受賞。中日新聞の教育コラム<EYES>に連載。現在はニュージーランドでワーキングホリデーをしながら、牧場に暮らし、山やバイクで遊んでいる。

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