愛車を外遊びギアに変身させるボディキットも多数!「東京オートサロン2023」レポート第二弾 | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.01.21

    愛車を外遊びギアに変身させるボディキットも多数!「東京オートサロン2023」レポート第二弾

    17万人を超える来場者と大盛り上がりのうちに閉幕

    幕張メッセで1月13日〜15日まで開催された「東京オートサロン2023」は789台もの出展車両に、3日間の来場者が17万9434人と盛況のうちに幕を閉じました。「東京アウトドアショー」も同時開催だったこともあり、新たなカスタムカーの魅力を提案したことでも話題となりました。今回は前編「話題のデリカミニもカスタム!『東京オートサロン&東京アウトドアショー2023』レポート」に続き、会場で出会った個性的な車中泊カーやSUVなどを紹介していこうと思います。

    ロンブー淳さんが製作した軽キャンパーは超本格的

    DAMD「EVERY little D. HAZEL edition」

    フロアのベッドキットにルーフテント内とファミリーユースにも対応。

    カスタムメーカー「ダムド」のブースでは、お笑いコンビ・ロンドンブーツ12号の田村淳さんが製作した軽キャンパー「EVERY little D. HAZEL edition」を展示。ベース車両はスズキ・エブリイで、ポップアップルーフやベッドといった基本の架装部分はキャンピングビルダー「ナッツRV」のものを採用。さらに、昨年発売されたダムドのボディキット「EVERY little D.」を装着。車内では対面でリビングに展開できるほか、ポップアップルーフにより抜群の開放感でくつろげるのが魅力。淳さんのYouTubeチャンネル「田村淳のアーシーch」で製作風景を紹介しているほか、自身が出資したキャンピングカーショップ「HAZEL」も年内にオープンが予定しており、今後の展開も楽しみです。

    ジムニーシエラをニューレトロデザインに変えるのがダムド流

    ダムドは上記のエブリイベース以外にもジムニーシエラをベースにしたボディキット、「little G.」の最新3モデルを初披露。「little G.トラディショナル」はメルセデス・ベンツの初代Gクラスをほうふつとさせるデザインが特徴。ヘッドライトガードやボンネットウインカー、角目のフォグランプなどに加え、ホイールには同社が展開するニューレトロデザインの「カンタービレ」を装着。キャメルカラーでさらにミリタリーテイストを加えまとめられていました。

    DAMD「little G.トラディショナル」

    ほかにも「little G.アドバンス」は現代的かつスポーティなデザイン、「little G.アベンチュラ」は冒険心をくすぐるラギットかつオーバーランダーなテイストが注入されて見応えもたっぷりでした。

    DAMD「little G.アベンチュラ」

    DAMD「little G.トラディショナル」

    フェイスキットやボディキットの車両が目立った2023

    今年は多くのメーカーやショップからフェイスキットやボディキットを装着したコンプリートカーが数多く提案されていたのが印象的でした。ということで、これらのキットを装着した車両を見ていきましょう。

    フレックスドリームでは、ファンションブランドの「CHALLENGER(チャレンジャー)」とコラボした「キャンピング×バイクトランポ」を展示。チャレンジャーはCHALLENGER RACINGというオートバイレーシングチームをやっていることもあり、日常のアパレル用品の積載車という役目に加えてトランポやキャンプという要素も加えて製作。丸目のヘッドライトやレーシーなオーバーフェンダーなどによりクラシカルなテイストでまとめられています。

    フレックスドリーム「キャンピング×バイクトランポ」

    ファッションブランド「チャレンジャー」とのコラボモデル。普段使いはもちろん、トランポとしても活躍。

    アルパインスタイルは時代を超えた「タイムレス」なデザインをコンセプトに制作したオリジナルコンプリートカー「Carica(カリカ)」を発表。「カルフォルニア ドリーミング カー」が由来のカリカはハイエースをベースにクロームメッキ仕様のフロント&リヤデザインに2トーンのボディカラーが特徴。また、角目4灯のヘッドライトのデザインもオリジナリティ溢れるもので、ネオクラシックさも感じられます。カリカはテイストの異なる「US Style」「EURO Style」と2タイプをラインアップ。

    アルパインスタイル「Carica US Style」

    アルパインスタイル「Carica EURO Style」

    ランクルやハイエースの専門店を全国に展開するフレックスは、ベースの新車・中古車を問わずにリノベーションカスタムする「リノカ」ブランドを展示。ハイエースをベースにした「コーストライン」はワイドボディ・標準ボディに角目4灯もしくは丸目2灯のフェイスキットを用意。さらにオリジナルのベッドキットやシートカバー、ホイールなどもラインアップしており、トータルでコーディネートすることができるのが魅力となっています。

    FLEX「Renoca COAST LINES」。ワイドボディ

    FLEX「Renoca COAST LINES」。標準ボディ

    ガレージライフを提案するゴードンミラー・モータースからは同社第3弾となるオリジナルモデル「GMLVAN S-01」を出展。ベース車両はダイハツ ハイゼットカーゴで丸目2灯の愛らしいエクステリアに得意のバンライフエッセンスを散りばめた無垢の天然木アカシア材を使ったインテリアが魅力。2色展開されるオリーブドラブとコヨーテのボディカラーはダイハツの工場で塗装されています。

    ゴードンミラー・モータース「GMLVAN S-01」

    リアルウッドを使ったバンライフスタイルをハイゼットカーゴをベースに開発。

    Tスタイルの「ジムリィ」はエブリイをベースにジムニーのフェイスを搭載。軽ワンボックスのエブリイとは思えない可愛さと、リフトアップやルーフテント、車中泊仕様にカスタムされた内装などにより、遊びのクルマへと大きな変貌を遂げていました。

    T-STYLE「ジムリィ」

    ベッドキットにキャビネットなど、本格軽キャンパー仕様。

    スタイルは十人十色。どんな風にカスタムしたいかの参考になるのがこのショー

    昨年紹介したカーファクトリーターボーからはバグトラックシリーズの新作「sauna mubanchi(サウナ無番地)」という、車内にいながらサウナで整う個性的な1台を出展。ベース車両はダイハツ ハイゼットの特装車であるパネルバン。フロントシート後部に脱着式の背面板を搭載し、パネルバンとしての利用ももちろん可能。背面板をセットすれば、荷室空間はサウナルームに大変身。内装の木材には青森ヒバを採用し香りも豊か。Phoenixriseの薪ストーブを搭載し、ルーフから煙突が出せる仕様となっています。

    カーファクトリーターボー「BUG TRUCK sauna mubanchi」

    車内で汗をたっぷりかいて整うことができる。

    クロカンのスペシャルショップである群馬トヨタRVパークの「GTG HILUX ROUGE OVERLAND」はオーストラリア仕様のハイラックスワイドボディを使い本格オーバーランドスタイルを提案。ラインの入れ方からをはじめ、ルーフや荷台まわりの装備類など、本気で外遊びを楽しむ人にはとても参考になるカスタムを提案していました。

    群馬トヨタRVパーク「GTG HILUX ROUGE OVERLAND」

    悪路をものともしない走行性能や車上泊ができるルーフテントで外遊びが満喫できる。

    FRPパーツのスペシャリストである「ブロー」は2代目フォードエコノラインを彷彿とさせる「ファニーライダー」を展示。驚くことにベース車両はダイハツ ハイゼットトラック。フロントシート後部を背抜き加工し、FRPのオリジナルシェルを搭載したことで荷台部分に居住スペースを創出。オートサロンには間に合わなかったが、今後ポップアップルーフを搭載し車内に家具類も設置してキャンピングカーに仕上げるとのこと。完成は5月ごろを予定としているので機会があれば追って報告したいと思います。

    BLOW「ファニーライダー」。5月に完成予定。

    さて、前編・後編2回に渡って紹介した「東京オートサロン&東京アウトドアショー2023」。カスタムカーの祭典だけあり、まだまだ個性的かつ魅力あふれるクルマはたくさんありました。カスタムやドレスアップのトレンドが感じられるだけでなく、カーライフの楽しさがダイレクトに伝わるイベント。来年は是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか?

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。

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