日本の古い民家の展示などを見ると、竈(かまど)のかたわらには火吹き竹があり、囲炉裏のかたわらには火箸がある。やはり、火に空気を送る道具と炭や薪をつかむ道具は、昔の人にとっても欠かせない道具であったようだ。
しかし、2つとも長くてかさばる道具ゆえに、両方をキャンプに持っていくのは、いささか面倒でもある。そう考える人は多いようで、火吹き棒と薪ばさみを兼ねた道具がいくつか発売されている。その中でも、もっともシンプルかつスマートな形をしているのが、この「HIMORI-02」だろう。
素材はステンレス。はさみの一方が中空になっていて息を吹き込める。ストッパーではさみを閉じれば一本の角棒状になり、握りやすい。このスマートさが他の兼用タイプとの大きな違いといえる。はさみの根元にはバネが付いていて、つかむ・はなすの動作もやりやすい(ストッパーをはずした状態だとはさみは常に開いている)。2WAYの製品は、とかくどちらかの機能が使いにくいものだが、これはどちらも使いやすく、完成度は高い。
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