最高のナイフは見つかるのか!? 岐阜県関市「刃物祭り」「関アウトドアズナイフショー」を訪れてみた | イベント 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2022.11.13

最高のナイフは見つかるのか!? 岐阜県関市「刃物祭り」「関アウトドアズナイフショー」を訪れてみた

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岐阜県関市刃物祭りの様子

4年ぶりに通常開催の刃物祭り。

700年以上の刃物の伝統が息づく岐阜県関市で、2022年10月8日と9日に刃物祭りが開催されました。

コロナ禍で開催が延期されていましたが、4年ぶりに本町通りで大々的に開催。関市は世界3大刃物産地として有名であり、日本国内だけでなく、世界中からも注目を集めている刃物の産地です。

刃物祭りの会場は、関市街地を中心に徒歩15分〜20分程度で移動できる数カ所で展開されました。関係者の方によると、例年以上の賑わいだったとのことです。

キャンプをはじめとして、野外でナイフをよく使う筆者が、刃物祭りと同時開催されている関アウトドアズナイフショーを訪れた体験談をご紹介します。

刃物祭りで、刃物が生活に密着していることを体感!

刃物祭りでは、通りに刃物に関するお店がたくさん出店されました。

ちなみに、“刃物”に含まれるものは包丁、スライサー、剃刀、爪切り、ハサミ、ナイフなど。大通りにずらりと並ぶお店を覗くと、ここがありとあらゆる刃物の産地であることを実感できます。

小さく折りたためるフォールディングナイフとして人気のオピネルや、丸いサムホールが印象的なスパイダルコのナイフも販売されていました。海外のナイフが販売されているのは、世界中からナイフの受注を受け、生産している証拠です。

包丁研ぎの様子

あっという間に1本研ぎ上がります。

家庭用の包丁を持ち込みプロに研いでもらう、という包丁研ぎコーナーはオープンからあっという間に行列に。

ここでは刃物を研いで良いものを長く使う、ということが生活に根付いているのを感じました。

研ぎ師さんが、一本の包丁を磨くのもあっという間です。

若鮎の唐揚げ

岐阜ならではの、鮎が美味しいです。

イベント会場では、若鮎の唐揚げを発見!揚げたての柔らかい鮎を手軽にイベントで食べられるのは、食材の宝庫でもある岐阜ならではの楽しみ。

お祭りで配布された地図には、有名なうなぎ店など、市内のお食事処の情報が満載でした。

刃物に興味がない方でも、地図を片手に散策を楽しめること間違いなしです。

ほかにはナイフを使って竹とんぼを作る、という子ども向けのワークショップ体験も開催されていました。

自分で作った竹とんぼが飛ぶ様子を見れば、きっと子どもは感動しますよね。

刃物会館前のパネル

刃物会館前には、刀の鍛錬の様子が、パネルで飾られています。

古式日本刀の鍛錬、及び刀剣研磨外装技術のイベント会場である「関鍛治伝承館」も刃物祭りが開催されている本町通りからほど近い場所にあります。

ここでは、関鍛冶の匠の技を映像や展示で学べるほか、実際に日本刀を握ってみるという貴重な体験もできます。

通年を通して開いているので、訪れた際にはぜひ足を運んでみてくださいね。

関アウトドアズナイフショーで、ナイフの奥深さを体験!

アウトドアナイフショー会場

とても賑わっているアウトドアズナイフショーの会場です。

関アウトドアズナイフショーは日本や海外で作られたカスタムナイフと、関市の工場で製造されたファクトリーナイフを展示、販売するイベントです。

ナイフコンテストも開催され、今年は38のカスタムナイフメーカーと、ファクトリーナイフメーカー11社、マテリアルメーカー2社が出展していました。

カスタムナイフというのは、1人のナイフ作家さんがナイフ制作の全ての工程を行うナイフのこと。一方、ファクトリーナイフというのは、工場で職人さんたちが一般向けに作るナイフのことです。

ナイフ作家さんと話ができる

関アウトドアズナイフショーでは、ナイフ作家さんごとのテーブルがあり、そこにナイフが展示されていました。テーブルに行けば、ナイフ作家さんとお話しすることができます。

どういった想いでナイフを作ったのかなど、ナイフについて詳しい知識がなくても丁寧に分かりやすく説明してくれる気さくな作家さんが多く、ナイフについて様々なことを知ることができました。

ストーンナイフ精霊石の御守刀の写真

北林竹二さん作のキラキラ輝くストーンナイフ。

こちらは、メノウという素材で作られたカスタムナイフグレードのストーンナイフ。

ストーン部分を光に透かすと、年輪のように、模様が浮かび上がり輝いています。

澤口勉さん作真鍮のボールペン

銃を装弾する仕組みをヒントに生まれた面白いボールペン(中央)。

こちらは、銃を装弾する仕組みをヒントに作られたという、経年変化が楽しめる真鍮のボールペン。

ナイフ作家さんの中には、ナイフを作る技術を利用して、工芸品や日用品を作る方もいるそうです。

「ナイフ、というと怖いという思いが先にくると思うので、遊び心を大切にして作ってみた。」と語る澤口勉さんが作られた、ボールペン。そんな言葉から、作家さんのものづくりに対する深い愛情を感じました。

モキナイフのテーブルの様子

目を止めたくなる美しいナイフです。

こちらは、ファクトリーナイフメーカーとして参加されていたナイフメーカー、モキナイフさんのナイフです。1本1本の装飾が美しく、見入ってしまいました。

どこのテーブルでもお客さんはナイフ作家さんとの会話を楽しんでいる様子で、会場内は賑わいを見せていました。

前田良夫さん作鹿の角でできたハンドルのナイフ

前田良夫さん作の鹿角の曲線が美しくもかっこいいナイフです。

会場を実際に見回ってみて、筆者が特に気になったのが「このナイフでお肉を切ったら100倍くらい美味しくなりそうだ」と思った、鹿の角と象牙を使って作られたナイフ。

「切れれば、何でもいい。」キャンプを始めたばかりの頃は、そう思っていました。

しかし、作家さんから様々な話を聞いたり、様々なナイフを見たりしたことで、道具に対する知見が深まり「このナイフを使ってみたい!」と強く感じるようになっていました。

アウトドア好きなら、刃物祭りは楽しめる!

岐阜県関市刃物祭りの様子

2日間大賑わいのメインストリート。

岐阜県関市の刃物祭りと関アウトドアズナイフショーに訪れ、関市の魅力に加え、こだわりの道具を見つける楽しさを知ることができました。

大人だけでなく、子どもも充実した時間を過ごせる刃物祭り。ナイフ作家さんとのコミュニケーションを楽しめる、珍しい機会でもあります。

ひょっとしたら、自分だけの一本に出合えるかも知れませんね。

※お出かけ前は、地域の新型コロナウイルスの状況を必ずご確認ください。

私が書きました!
アウトドアライター
ムスカリ
経験ゼロスタートの2児の母キャンパー。アウトドアブログ“ブッシュクラフトLIFEWORK”を運営する傍ら、アウトドアインストラクターのアシスタントとしても活動中。アウトドアで人生が変わる!をモットーに子どもと一緒にファミリーキャンプ&ブッシュクラフトキャンプを満喫。焚き火とキャンプ飯、そしてモノづくりが好きで、アウトドアグッズを商品化するのが夢。

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