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    日本の旅

    2022.09.14

    日本海に沿って歩く山陰海岸ジオパークトレイル 絶対行くべきスポットはここだ!【PR】

    山陰海岸ジオパークトレイルは、鳥取、兵庫、京都、3府県にまたがって日本海沿岸に延びる総延長230kmの歩き道だ。ロングディスタンスハイキングのレジェンドといわれるアメリカ人のレイ・ジャーディンは、2016年にこの地を歩いて「ここは世界に誇れるコーストトレイルだ!」と絶賛した。

    歴史ある港町、日本海形成の名残を見せる地形、ダイナミックな奇岩の景観などなど、ランドスケープのバリエーション豊かな歩き道である。

    「京都府京丹後市~兵庫県新温泉町」編

    これまでビーパル本誌やBE-PAL.NETで度々その魅力を紹介してきたが、今回は、総延長230kmにわたって点在する観光名所やビュースポット、グルメをピンポイントでテンポ良く紹介しよう。

    特有のランドスケープだけでなく、山陰海岸ジオパークトレイルにはさまざまな観光要素がたっぷり敷き詰められている。ハイクすることはもちろん、そのポイントを訪ねるだけでも満足するようなところも多いことを再認識するはず。

    トレイル東端の京都府京丹後市から西へ向かって、地元のみなさんの声に耳を傾けながら山陰海岸ジオパークトレイルを旅してみた。

    京丹後市の後ヶ浜海岸にある「立岩」からスタート!

    京丹後市の後ヶ浜(のちがはま)海岸にある立岩(たていわ)からスタート。まさに名前のごとく、日本海に堂々と立ちはだかる柱状節理の玄武岩だ。高さは約20m、周囲約1kmもある、全国屈指の大きさを誇る一枚岩である。

    旅のクールダウンに「間人親水プール」

    波打ち際の岩場を削って海水が穏やかに流れ込むようにつくられた間人(たいざ)親水プール。もともとは京丹後市立丹後小学校(旧間人小学校)のプールとして利用されていたが、現在は一般開放されている。旅のクールダウンにもってこいのスポットだ。

    地元民に親しまれる憩いの場「五色浜」

    波浪で磨かれた波食棚(はしょくだな)が広がる京丹後市網野町の五色浜(ごしきはま)。駐車場や公衆トイレ、遊歩道、芝生広場が整備された親水エリアとして、地元民に親しまれる憩いの場。トレイルとなるグリーンの芝生が紺碧の海に映える。

    日本の夕陽百選に選ばれる撮影スポット「夕日ヶ浦」

    その名のとおり、京丹後市の夕日ヶ浦(ゆうひがうら)は、日本の夕陽百選に選ばれる撮影スポット。その美しいビーチに2019年、ビーチブランコ「ゆらり」が登場した。白い砂浜とフォトジェニックなブランコが夕日に映えると、若者の間で大人気に。取材した8月末も陽が傾きだす前から行列が絶えることがなかった。

    夕日ヶ浦の新しい人気撮影スポット「夕日の丘公園」

    2020年、夕日ヶ浦にオープンした夕日の丘公園。夕陽をキャンバスに“YUHIGAURA”の立体モニュメントが浮かび上がる。「G」の奥に立っているのがビーチブランコ「ゆらり」だ。「ゆらり」とともに夕日ヶ浦の新しい人気撮影スポットとなっている。

    グランピング施設「グランルージュ 夕日ヶ浦」

    夕日ヶ浦温泉郷の日帰り温泉「花ゆうみ」の敷地内に2021年オープンしたグランピング施設「グランルージュ 夕日ヶ浦」。地元食材を用いたBBQ付きプランから素泊まりプランまで、さまざまな旅に合わせた幅広いサービスを展開する。

    公式ホームページはこちら:https://www.hanayuumi.com

    散策するだけでも楽しい「小天橋海水浴場」

    日本海と久美浜湾に挟まれた小天橋(しょうてんきょう)海水浴場をゆく。紺碧の海と純白の浜が数kmに渡って延び、そこがトレイルとなる。この砂浜を散策するだけでも楽しい。

    兵庫県豊岡市の日和山海岸にある水族館「城崎マリンワールド」

    兵庫県豊岡市の日和山(ひよりやま)海岸にある水族館、城崎(きのさき)マリンワールド。ルート上に水族館があるトレイルは珍しい。アシカやイルカと戯れて、いつもトレイルの横に広がる美しい海の中へ思いを馳せる。

    公式ホームページはこちら:https://marineworld.hiyoriyama.co.jp

    豊岡市竹野町にある食堂「おっとっと」の地魚造り定食

    山陰海岸のトレイルフードといえば、やはり日本海で獲れた海の幸。写真は豊岡市竹野町にある食堂「おっとっと」の地魚造り定食1,650円だ。その日、港に揚がった魚を一匹丸ごとお造りにしてくれる。この日は、石鯛がメインでイカとサザエがついてボリューム満点。

    切浜海水浴場から、カヤックに乗って「はさかり岩」へ

    トレイル上の県道11号から見ることができる奇岩はさかり岩。ふたつの岩の間に丸い岩が挟まっている不思議な景観! 

    「海の家 メリ」のカヤックやSUPの体験ツアーは、はさかり岩や洞門など海上からダイナミックな海岸線を見ることができる。

    公式ホームページはこちら:https://t-motherearth.com/meri/

    兵庫県香美(かみ)町の名物奇岩「かえる島」

    かつて北前船で航海に出た男たちが、無事に帰る(カエル)ことを祈願した岩だ。かえるのシルエットに加えて、目があり、足があり、口もある! あっぱれの自然美。

    今子浦海水浴場から「大引の鼻展望台」へ

    かえる島がある今子浦(いまごうら)海水浴場から大引の鼻展望台へ。陸へ切れ込んだ鋭い湾に沿って、岬の先端へ歩く。蛇のような石畳は、万里の長城のような雰囲気だ。

    「岡見公園」から夕日を望む

    香住(かすみ)漁港からすぐの岡見公園から夕日を望む。こうした海面を見下ろす夕日スポットがいたる所にある。夕日鑑賞は、山陰海岸ジオパークトレイルの一日を締めくくる楽しみである。

    香住高校の前に店を構える「aoite.azuki.base」でコーヒーブレイク。江戸時代から受け継がれる兵庫県美方郡の特産、美方大納言小豆(みかただいなごんあずき)を栽培し、調理して提供するこだわりのお店だ。バターたっぷりの「あんバタートースト」は500円。香り高いブレンドコーヒーは400円。ともに美味!

    公式ホームページはこちら:https://aoite-azuki-base.mystrikingly.com

    公共交通機関を使って、トレイルイン・トレイルアウトができる

    山陰海岸ジオパークトレイルの兵庫県と鳥取県のエリアは、トレイルに沿ってJR山陰本線が走る部分が多い。公共交通機関を使って、トレイルイン・トレイルアウトできるのでワンウェイのハイクが容易だ。また歩きたいセクションを飛び飛びで歩くこともできる。

    鉄道ファンの間でも有名な「餘部駅」

    鎧(よろい)駅から一駅区間だけ、汽車に乗って餘部(あまるべ)駅へ。ホームを降りると高さ41mからの絶景が広がった。旧余部鉄橋(あまるべてっきょう)の線路も残っているので、鉄道ファンの間でも有名なスポット。駅からエレベーターで地上へ降りると、いつも観光客で賑わっている食堂や物産館を併設した道の駅「あまるべ」がある。

    マグマのパワーを感じることができる「新温泉町浜坂温泉」の源泉塔

    兵庫県の西端、新温泉(しんおんせん)町浜坂温泉の源泉塔。源泉温度は76度Cと高温。まともに触ることができない。山陰海岸ジオパークの形成と切り離すことができないマグマのパワーを感じることができる。

    見どころ満載の京都府京丹後市~兵庫県新温泉町

    以上、山陰海岸ジオパークトレイルの京都府京丹後市から兵庫県新温泉町までの人気スポットを紹介した。ご覧いただいたとおり、ランドスケープは奇岩から白いビーチ、柱状節理、断崖絶壁、砂洲とバリエーションが豊富。また、観光地としても水族館、グランピング、温泉、鉄道と見どころ満載だ。

    スルーハイクせず、断続的にポイントを訪ねてみることでも、このトレイルの魅力を大いに感じることができるだろう。

    次回は、兵庫県新温泉町から鳥取県鳥取市までの沿線スポットを紹介する予定だ。お楽しみに!

    山陰海岸ジオパークトレイル情報はこちらから

    https://sanin-geo.jp/play/geotrail/

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