オイルランタンをドレスアップ。超精密加工工場が作る美しきフューエルキャップ | ランタン・ライト 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • オイルランタンをドレスアップ。超精密加工工場が作る美しきフューエルキャップ

    2022.09.11

    デイツのオイルランタンに取り付けられたディフィニトリーのキャップ。

    デイツのオイルランタンに取り付けられたDefinitery(ディフィニトリー)のキャップ。

    レトロなオイルランタン用のフューエルキャップを日本が誇る超精密加工技術で製造

    自動車や航空機などに使われる誤差1/1000mm以下という、超精密部品を生産する来光工業(愛知県春日井市)が立ち上げたキャンプギアブランド『Definitely』から、おもしろい製品が発売された。

    「ランタンの蓋」は、近年人気となっているデイツ、フュアハンドのオイルランタンにフィットするよう、デザイン、加工されたフューエルキャップ。それぞれシルバーのステンレス製と、ゴールドの真鍮製の2種類が揃う。取り付けは簡単。元々付いているフューエルキャップを取り外し、ランタンの蓋を締め込むだけ。

    フューエルキャップの比較

    カラーは、素材の色をいかしたシルバーとゴールドの2色。元々のキャップと比べて、かなり洗練された印象になる。

    キャンプ好きの技術者が贈りだすキャンプギア

    「僕もキャンプのときには、オイルランタンを愛用しています。オイルを入れるときに、キャップを外して眺めるたびに、このキャップ、なんとかならないかな?と思っていたんです。アルミのプレス加工で作られたキャップは、独特の雰囲気はありますが、密閉性も低くオイル漏れの心配もあります。うちの技術なら、ピタッとくる精度の高いものが作れると確信して開発を進めました」

    そう話すのは、Definitelyを立ち上げた来光工業の玉利一代表だ。

    来光工業の玉利一さん

    キャンプ好きが高じてDefinitelyというオリジナルキャンプギアブランドを立ち上げた来光工業の玉利一代表。

    立ちはだかる謎のネジサイズ。普通の工場では対応できない未知の形状を図面に

    「オリジナルのキャップをよく見ると、普通のネジとはまったく違っていました。通常のネジは、ネジの山と山の間のピッチが正確に何mmとか何インチって決まっているんです。でもこのキャップは、ピッチが一定ではなかったんです。どんな加工工場でも、正確な図面があれば製品化できます。しかし、このキャップは図面におこすことすら難しいほど、独特なネジの形状だったんです。それは、アルミのキャップをギュッと締め込んで、その力で自然にネジの形状になったのではないかと想像できるほどです」

    標準品と生産したキャップの比較

    右がデイツに最初からついているキャップ。溝が浅くゆるい形状に作られている。これをなんとか図面におこし、左の製品を作り出した。

    玉利さんをはじめとする来光工業のエンジニアたちは、この難解なキャップをあらゆる角度から計測し、図面をおこし、見事、フィットするキャップを作り上げた。しかも、オイル漏れを防ぐために、キャップと本体の間にはOリングのパッキングが入っている。

    2ブランドのオイルランタンにフィットする2カラーを販売

    「素材は、ステンレスと真鍮の2種類があります。ブロック状の材料を超精密加工に使う機械を使って削り出します。できあがったものを磨き、レーザーでロゴなどを刻印しています。生粋のメイド・イン・ジャパンですよ。2色あるので、お手持ちの本体の色と合わせてお気に入りの方を選んでください。個人的には、真鍮が好きで、使い込んでいくうちにサビて味が出るんですよ」

    Definitelyの「ランタンの蓋」

    Definitelyの「ランタンの蓋」。手に馴染みやすいよう、細かい溝が切られている。

    Definitelyが作ったランタンの蓋は、デイツ「76 / 78」用、フュアハンド「276」用の2サイズがある。価格は、全色、全サイズともに各2,900円。オンラインでの購入のほか、本社工場敷地内にあるファクトリーショップでも購入できる。

    商品情報

    • ランタンの蓋 フュアハンド276用オイルキャップ HF008(真鍮、ステンレス) 2,900円
    • ランタンの蓋 デイツ76/78 用オイルキャップ HF009(真鍮、ステンレス)  2,900円
    • オンラインショップ  https://www.definitely-camp.com/user_data/onlineshop

    この夏、Definitelyのファクトリーショップがオープン!

    Definitelyのショールーム外観

    来光工業の敷地内にオープンしたDefinitelyのファクトリーショップ。

    Definitelyのファクトリーショップは、2022年7月8日にオープンしたばかり。県営名古屋空港の南側にあり、名鉄小牧線の味美駅から徒歩10分ほどの場所にある。駐車場もあるので、自動車で行くのもあり。

    ここには、昨年発売し大ヒットとなったDefinitelyの代表作「WAMP」などが並んでいる。WAMPは、オイルランタンの上に載せ、ランタンの熱を利用して調理をするための道具。タイミングが良ければ、数量限定のファクトリーショップ限定色を買うこともできる。

    WAMPの記事はこちら→ https://www.bepal.net/archives/175417

    代表作のWAMPも展示されている

    代表作のWAMPも展示されている。

    限定カラーのWAMP

    なかなか手に入らないレアな限定カラーの製品を買えることもあるそうだ。

    カトラリーにその場で名前を刻印してもらえるサービスもあり

    ほかにはオリジナルのカトラリーに、その場で名前を刻印してくれるサービス(17文字まで800円)もある。レーザー彫刻によるもので、ネット通販では1週間かかるところ、ファクトリーショップでは、その場で仕上げてくれる。

    名前入れができるカトラリー

    ロゴの上、「abcde…」と書かれたところに名前などを刻印できる。ケース付き。カラーはほかにブラックもある。

    さらに、アルコールストーブ用の五徳や、傾斜のついたソロキャン用の鉄板など、なかなか一般のアウトドア用品店には並ばないオリジナル商品を手に取って確認してから購入できる。お近くの方は、ぜひ出かけてみよう。

    アルコールストーブ用の五徳「Mel」

    グッドデザイン賞を受賞したアルコールストーブ用の五徳「Mel」。

    Definitelyでは、今後も自社の技術をいかしたキャンプ用品などオリジナル商品をリリースする予定という。どんな製品が生み出されるのか楽しみだ。

    ファクトリーショップ概要

    Definitelyファクトリーショップ

    • 所在地:愛知県春日井市上ノ町1 – 44
    • 営業時間:9時~17時(平日)、9時~12時(土曜)
    • 定休日:日曜・祝日(不定休)
      ※ オープン日に関しては、HPでご確認ください
    • URL   https://www.definitely-camp.com/ 

    入口の看板

    工場敷地内にあるため、業者向けの案内もある。もちろん一般のお客様もウェルカムだ。

    ショールーム内の展示ケース

    ショールーム内のケースには、オリジナルの商品が並んでいる。

    私が書きました!
    フリーランスライター
    山本修二
    1963年東京生まれ。自転車が得意なフリーランスライターとして、長年に亘り本誌を中心に東京で活動。2015年に名古屋へ移住し、アウトドア遊びのパラダイス=名古屋からディープな情報を発進しています。2冊目の著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)も好評発売中。http://yamabon.jp

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