コンパクトな折りたたみ自転車を持って新幹線旅。岡山のミニベロ試乗会へ行ってみた | 自転車・MTB 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

コンパクトな折りたたみ自転車を持って新幹線旅。岡山のミニベロ試乗会へ行ってみた

2022.08.03

10年近く愛用している「キャリーミー」というコンパクトなフォールディングバイクを持って岡山へ。倉敷の名所、美観地区などを散策した。

旅する自転車や折りたたみ自転車が揃う、倉敷で人気のスポーツサイクル専門店へ

岡山県倉敷市にあるスポーツサイクル専門店『FARM(ファーム)』が主催するミニベロ(小径車)の試乗会に行ってきた。ファームが取り扱うのは、どちらかというとユルく楽しむための自転車が中心。順位を競うのではなく、仲間と一緒に美味しいものを食べるために走ったり、キャンプツーリングを楽しんだり。そんな自転車が得意な店だ。

店主の小田洋三さんとは古い付き合いで、真冬のミネソタにファットバイクを乗りに行ったり、香川で讃岐うどんの名店を巡るツーリングを案内してもらったこともある。

スポーツサイクル専門店FARMの外観

JR倉敷駅から徒歩15分ぐらい。倉敷市沖にあるファーム。ご夫婦で経営している家族的な温かさが心地よいショップ。

タイヤサイズ8インチの超小径車を連れて

せっかく倉敷に行くならと、久しぶりに新幹線輪行をすることにした。この旅の相棒には、パシフィックサイクルズのキャリーミーを選んだ。わずか8インチの小径ホイールながら、スイスイと気持ちよく走るキュートなスポーツ自転車だ。

折りたたんだフォールディングバイクを持って倉敷駅前へ

キャリーミーは折りたたむとゴルフバッグよりコンパクトになる。だから持ち運びもラクラク。岡山駅で在来線に乗り換え倉敷駅へ。

収納サイズがコンパクトになるため、新幹線の「特大荷物スペース」を利用しないでも置き場に困らない。少々混雑している在来線でも、体の前に抱えるように持てば迷惑になることはないだろう。

倉敷駅から周辺を散策してファームへ。小田夫妻にご挨拶してから、久しぶりに美観地区など倉敷の名所を巡り、翌日に備えて早めにホテルへ入った。

三重塔と折りたたみ自転車

自転車で気ままに走っていると思わぬ発見もある。ちょっと得した気分だ。

人気車やグッズがズラリ。ファーム主催のミニベロ試乗会会場へ潜入!

2022年4月9日に岡山県笠岡市で開催されたミニベロ試乗会会場の様子

2022年4月9日に岡山県笠岡市で開催されたミニベロ試乗会。たくさんのメーカーテントが並んだ。

翌日は朝から岡山県笠岡市にある「かさおか太陽の広場」に移動して、ファーム主催のミニベロ試乗会に参加した。ブロンプトン、バーディー、KHSなど、人気ブランドの試乗車がずらり揃うとあって、会場には朝早くから大勢のサイクリストが訪れた。

サイクリングコースの横にメーカーのテントが並ぶ。試乗車のほかに、バッグやタイヤなどの用品を展示するメーカーもある。今回は、そんな会場で気になったグッズを紹介する。自転車については、後日、あらためて。

試乗車を紹介する看板

試乗は無料。人気のミニベロやフォールディングバイクのブランドが多数参加した。

参加ブランドは、KHS、マンハッタン、ブロンプトン、パシフィックサイクルズ、タルタルーガ・エンターテイメントワークス、ダホン、ターン、アラヤ、ラレー、ストライダ、タイレル。以上が自転車ブランド。

ほか用品では、シュワルベ、リクセン&カール、オルトリーブ、ゴキソ、リンプロジェクト、オーストリッチ、MKSなど。

ショップが主催する試乗会に、これだけのブランドが集まることは少ない。それだけ、ファームがこのエリアで特別なショップであるということ。初日は、岡山県内はもちろん、大阪、広島など、広範囲からの集客があった。

折りたためるタンデム車やデザイナーの登場で盛り上がる試乗会会場

KHSのタンデム車

KHSのタンデム。全長は長くても折りたためるので車載するにも便利。

珍しいところでは、タンデム(二人乗り)のフォールディングバイクの試乗もできた。岡山県では2020年4月から、全域でタンデムの公道走行が可能になった。このようなエリアは、全国的に増えている。親子で、夫婦で、まったりタンデム旅なんていうのも楽しそうだ。

KHS Japan

タルタルーガエンターテイメントワークスの代表兼デザイナーの吉松尚孝さん

タルタルーガ・エンターテイメントワークスの代表兼デザイナーの吉松尚孝さんもやってきた。釣り具とキャンプ道具を積んで各地を旅している。

タルタルーガ・エンターテイメントワークスのブースには、なんとデザイナーの吉松尚孝さんも登場。デザインした人と直接、話ができて、商品の特徴を聞けば、それは欲しくなってしまう。小径で折りたためて、荷物が積みやすく、乗りやすい。そして、その気になればけっこう速く走ることもできる。そんな欲張り機能を独特のデザインにまとめたタルタルーガの製品は、発売からブラッシュアップを繰り返しながら進化を続けている。

Tartaruga Entertainment Works

メイド・イン・ジャパンや世界の一流品が物欲を刺激する

自転車のみならず、関連商品の展示も見どころ満載だった。

愛知から参加したピーアールインターナショナルのブースでは、シュワルベ、リクセン&カウルなど、ドイツで生まれた高性能な製品を展示。ミニベロの楽しさや実用性をさらに高めてくれる最新のパーツが来場者の物欲を刺激した。

シュワルベのタイヤ

パンクしにくいタイヤ、環境負荷の少ないタイヤ、乗り心地がいいタイヤなど、用途に応じた高品質のタイヤを揃えるドイツのシュワルベのブースも賑わっていた。

リクセンカールのバッグ

ミニベロの前にポンッと取り付けできるコンパクトなリクセン&カウルのバッグ。ワンタッチで取り外しもできる便利品。

PR INTERNATIONAL

日本の匠が作る魅惑の用品

MKS、GOKISO(ゴキソ)、リンプロジェクト、オーストリッチなど、日本のパーツ&アクセサリー・ブランドの製品も並んだ。生産精度の高さや、気の利いた仕掛けなど、日本ブランドらしいきめ細かな配慮が垣間見れた。

MKSのペダルが展示されている様子

ほとんどの製品を日本国内の自社工場で生産しているMKS(三ヶ島製作所)のペダルも展示された。驚くほど回転性能が高い製品や、ワンタッチで着脱できる機構を持つペダルに来場者も興味津々だった。

MKSの新製品「シーホース」

MKS(埼玉)のコーナーでは、発売前の新製品「シーホース」をひと足早く展示。横から見るとタツノオトシゴのようなカーブが美しい。

MKS(三ヶ島製作所)

ブロンプトン用に作られたゴキソのハブ

ブロンプトン用に作られたゴキソ(愛知)のハブ。スタンドの上でタイヤを回すと、ずっと止まらない。日本企業の精密加工技術の高さを目の当たりにした。

GOKISO

リンプロジェクトのマルチボトルホルダー

リンプロジェクト(東京)のマルチボトルホルダー。ミニベロのハンドル周辺に取り付ければ、ウォーターボトルの取り出しも楽々。色もいい感じ。

リンプロジェクトのキャリーハンドル

こちらもリンプロジェクトの製品。ブロンプトンのフレームに巻き付け、持ち上げやすく、傷から守る2つの機能をもったキャリーハンドル。さらに、輪行に便利なワンタッチで着脱できるショルダーベルト、折りたたんだ際にフレームと後輪を固定するストラップも付属する。

rin project

オーストリッチの輪行袋「ぷち輪バッグ」

オーストリッチ(東京)がブロンプトン専用に作った輪行袋「ぷち輪バッグ」。限定色などが展示されていた。

OSTRICH

あっという間に終わったミニベロ試乗会。来年にも期待

2日間に亘り、笠岡市と倉敷市の2会場で開催された2022年のファーム・ミニベロ試乗会。来年の開催にも期待したい。

ミニベロやフォールディングバイクはもちろん、キャンプツーリングや気軽な旅に使える自転車を探している方は、ぜひファームに出かけてみよう。

ミニベロ試乗会場の様子

天候にも恵まれた「かさおか太陽の広場」でのミニベロ試乗会。翌日には、倉敷のファーム店頭で顧客向けの試乗会が開催された。

ショップ情報

FARM(ファーム)

  • 所在地:岡山県倉敷市沖12-9
  • 営業時間:12:00~20:00、日曜、祝日は18:00閉店
  • 定休日:火曜
  • URL: http://www.farmbike.com/ 
私が書きました!
フリーランスライター
山本修二
1963年東京生まれ。ユルく楽しむサイクリングが得意なライターとして、本誌を中心に25年以上東京で活動。2015年に名古屋へ移住。アウトドア遊びのパラダイスからディープな情報をお届けします。競わないスポーツ自転車の選び方や、自転車キャンプの楽しみ方などをまとめた著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)も好評発売中! http://yamabon.jp
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