かごのある暮らしを通じて手仕事の文化を伝える長野の「カゴアミドリ松本店」 | アウトドアショップ・自然派の店 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.08.10

    かごのある暮らしを通じて手仕事の文化を伝える長野の「カゴアミドリ松本店」

    世界中の「かご」に出会える専門店

    東京・国立市にある店舗の2号店として、今年3月にオープンした松本店。日本だけでなく、世界中のかごが所狭しと並ぶ。

    「売るだけではなく、もっと土地と繋がりたいと思って。松本は手仕事が盛んだし、自然素材を使った背景がわかりやすいこともあり、この地を選びました」

    と、店主の伊藤征一郎さん。もともと産地にこまめに足を向け、作り手の話を聞き、店で紹介するのが伊藤さんのスタイル。材料の採集からかごが編まれる様子を映像に残すことで、それぞれのかごの文化を紹介することも、この店の役割なのだ。

    「昔ながらの伝統的なかごは減ってきています。僕だけが見て終わるのではなく、記録することで、子供たちにもこういう仕事の素晴らしさを知ってもらえるようになればと思っています」

    インテリアとしてではなく、厳しい自然環境のなかで生まれた知恵の結晶こそが、かご。働くかごとして、かご本来の使い方を楽しんでみたくなる。

    素材や編み方で千差万別なかごの世界

    お弁当かご 

    ヤマブドウの皮を使った福島の手編みかご。耐久性が高く、使うほど光沢が増すのが特徴。小間物の収納にも便利。

    おかべかご 

    もとは豆腐を買いに行くためのかご。本体は真竹、枠は孟宗竹を使用。お弁当はもちろん、道具箱に。鹿児島産。

    オイスターの収穫かご 

    フランスはブルターニュ地方に伝わる伝統のかご。横に広く、枝をねじり合わせた持ち手が頑丈。材はヤナギ。

    ホウライチク ウーバーラー 

     

     

    ウーは布、バーラーは腹を意味し、琉球時代から撚った糸をためるのに使用。アジアの熱帯に生育するホウライチクが材料。

    クランバスケット 

    大胆な透かし編みが目を引くヤナギのかご。イギリス東部のノーフォークの港でニシンの運搬に使われていた。

    店主 伊藤征一郎さん。30代を前にアラスカを放浪し、帰国後パタゴニア日本支社に勤務。40代を前に夫婦で起業を決意し、全国のかごの産地へ出向き、オンラインショップからはじめた。

    カゴアミドリ松本店 

    住所:長野県松本市城西2-1-4門屋ビル3階
    電話:0263(31)0134
    営業時間:11:00〜18:00 
    定休日:火・水・木曜

    ※構成/大石裕美 撮影/柳沢牧嘉

    (BE-PAL 2022年7月号より)

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