まるでスイミー!梅雨時期の海中、イサキの大群にサメが… | 海・川・カヌー・釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

まるでスイミー!梅雨時期の海中、イサキの大群にサメが…

2022.06.30

雨の日が多くなり、紫陽花も咲き始め、例年より1か月遅れの梅雨時期がやってきました。

今回は鹿児島県南さつま市の海を舞台にイサキという魚の話をお送りします。

雨の日、海面に雨粒が叩きつけ、水滴が跳ね返ります

雨の日が多い梅雨時期、雨が降ると山や森から泥水が川へ流れ込み海へ運ばれます。

流れ込む泥水は海にとって栄養になります。

皆さん、イサキという魚をご存知でしょうか?

全長25cm程のイサキ。若い個体は縞模様があり、この縞模様がイノシシの子どもの模様に似ている ことから、イサキの幼魚~若魚を「うり坊」と呼ぶ地域もあります。成魚は模様が目立たなくなり全長45cm程になると言われてます

 5月頃からスーパーや鮮魚店でよく並ぶ魚で、見た事がある方も多いと思います。

釣人にも初心者から狙える人気のある魚で脂も乗り、白身魚で美味しい魚です。

海の食物連鎖

イサキは潮通りが良い岩礁域に生息し、初夏の産卵時期に沿岸や根の浅場に群れで回遊します。

海底から突き上がるような尖った根の浅場には海藻が美しく繁茂しています

雨上がりの海、海面には山水が流れ込んで白濁していますが、潜っていくと青い海が広がっていました。

全長10cm程のキビナゴの大群です。

海面のプランクトンを捕食しにキビナゴの群れがやってきました。

口をパクパクさせながら大群で回遊しています。

海面近くにいるキビナゴの大群がイサキの大群を避けて回遊しています。

すると、キビナゴが物凄い勢いで去って行きました。

背後からイサキの群れがやってきました。

キビナゴを捕食しようとイサキも大群で回遊し始めました。

イサキの大群、お腹の大きな個体も見られます。

気付くとイサキの大群に囲まれていました。

何万匹という大群です。上や右の方からイサキが降ってくるように回遊しています。

カマストガリザメ全長1.5m程です。

イサキの群れが去ると、なんと奥には大きなサメの姿が見られます。

イサキの群れに勢いよく突っ込むカマストガリザメ。

イサキの群れはサメに追われ、群れが散り散りにイサキたちは逃げます。

写真上はキビナゴの群れ、左はサメ2個体、下は散るイサキの群れです

サメは群れで回遊しており、群れていたイサキやキビナゴの群れはパニック状態です。

まとまっていた群れはバラバラになり四方八方に逃げて行きます。

サメたちは捕食を終え、去って行きました。

青い海には捕食された魚の鱗がちらちら舞います。

イサキやキビナゴの群れは、残った群れでまとまり回遊し始めました。

自然界の多くの困難を乗り越え、今年も力強いイサキの群れ見ることが出来ました。

小さなルアーで釣れた全長40cm程のイサキです。

梅雨晴間の日、撮影の休憩中に釣りをさせて頂きました。

すると、引きの強い魚がかかり上げてみるとイサキでした。

捌いてみると白子が入っていました。

感謝してイサキを塩焼きにして美味しく頂きました。

産卵時期で大群のイサキが、いつまでも見れますように。

 ~陸編。今回の1枚~

イサキの群れが見始める5月頃、陸上ではゲンジボタルが飛び始めます。

暗闇で光る、幻想的なホタルの光を見ているだけで、うっとり癒される光景です。

撮影協力: ダイビングショップSB 

 

私が書きました!
自然・水中フォトグラファー
射手園 芽 (イテゾノ メイ)
鹿児島南九州市出身。 鹿児島市「ダイビングショップSB」の現スタッフ。 地元、鹿児島を拠点に海中の魅力を日々発信中。 休日は身近な自然写真の撮影活動。 南国鹿児島に住みながら夏はエアコンなし扇風機のみ、冬は暖炉とこたつで生活するアウトドア好き。
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