場所選びから釣り方まで!子どもと一緒に釣りを楽しむ方法 | 子育て 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.05.27

    場所選びから釣り方まで!子どもと一緒に釣りを楽しむ方法

    キャリーに釣り道具をのせて運ぶ

    はりきって特大のクーラーボックスを用意。この日は荷物が多めです。キャンプ用のキャリーワゴンで荷物をまとめて運びます。

    子どもと一緒に釣りに行くために必要な心得

    子どもと一緒の釣りで大切なことは、「みんなが安全に楽しめること」。だけど、子どもが海に落ちないように、川で溺れないように、安全を確保することが第一なので、「楽しむ」のところが意外と難しいように思います。

    筆者も子どもの頃、父によく釣りに連れて行ってもらいました。3人姉妹が釣竿をもつと、父はエサのゴカイをつけては釣れた魚を取り外すことに忙しく、父自身が魚を釣り上げている姿が記憶にありません。父は魚釣りを楽しめていたのだろうか…?

    子どもと一緒に釣りに行くと、どうしてもパパさんが子どものサポートに奔走しがちになります。わが家では娘が5歳になった頃から、家族での釣り経験を重ねてきました。そんなかなで、「こうすればよかった!あれ持って来ればよかった!」のメモを、わが家流の「子どもと一緒に釣りを楽しむ方法」としてまとめてみました。

    これからお子さんと釣りに行ってみようと考えている方に、読んでいただけると嬉しいです!

    釣りに出かける事前準備をしよう!

    釣り場選びのポイント

    • 砂浜や海岸など、釣り以外にも散策できる場所があるところがオススメです!
    • 足場が広く安定性があるところ(イスやレジャーシートで座れるスペースがあると、ゆっくり魚を待つことができます)
    • トイレが近くにあるところ(トイレットペーパーが設置されていない場合や切れている場合もあるので、ティッシュなどの持参を忘れずに!)

    ※最初から釣り道具を買い揃えなくても、海釣り公園のような施設では、竿を貸し出してくれるところもあります。レンタル用品で、まずは気軽に釣りを体験してみるのもオススメです。

     

    釣りの服装

    • 帽子
    • 長袖シャツ・長ズボン
    • 動きやすい靴(長靴など)
    • 海風・防寒対策にはおれる上着(フード付きは突然の雨にも重宝する)

    夏でも長袖Tシャツ、長ズボンを着用しましょう。

    以前、真夏の防波堤で釣りをする際、ビーチサンダルに半袖短パンで釣りに臨んだパパさんは、腕も足も日焼けでヒリヒリ大後悔となりました。

    また、暑い日でも海風で体感温度が下がることがあるので、風除けのウインドブレーカーのようなものを準備しておくとよいです

    足元は、サンダルではなく靴をオススメします。日焼けと安全対策のため、長靴か運動靴がオススメです。ゴツゴツした岩場も歩けるし、釣り針やトゲをもった魚から体を守ってくれます。

     

    持ちもの

    釣り用の持ちもの

    • 釣竿
    • リール
    • 釣えさ
    • 仕掛け
    • 魚ハサミ
    • クーラーボックス
    • ジップロックなどの保存袋(釣った魚をシメて入れる)
    • 軍手
    • ウェットティッシュ
    • タオル
    • 子ども用ライフジャケット
    • 水分補給用の飲料も忘れずに!

    去年家族で釣りに行きはじめた頃、子ども用に「がまかつ」のうきまろッド&リールうきまろウキウキベストを購入して使っています。デザインが可愛くて娘が気に入っています。

    子どもと一緒に楽しむための持ちもの

    • 折りたたみイス
    • レジャーシート
    • 折りたたみバケツ
    • 虫かご(飼育ケース)
    • タモ網か虫捕り網
    • 紙コップなどの空容器
    • ポリ袋
    • ゴミ袋
    • トング
    • 砂場遊びセット
    • おやつ・軽食
    • 着替え
    • サンダル
    • タオル(多めにあると安心です)

    釣りをしていると、わが家のみんなはお腹が空きます。コンビニを探しておにぎり買ってくる……となるものの、近くにお店がないところも多いので、おにぎりやパンなど軽食を持っていくと安心です。大人用の珈琲も水筒に入れて持参します。海を眺めながらの珈琲タイムも最高です!

    子どもと一緒に釣りを楽しむための3つのコツ

    1:みんなで役割分担する

    子どもと一緒に釣りに行くとき、わが家はもっぱらアジを狙ってのサビキ釣りです。

    理由は、餌を入れるのが簡単なのと、釣り方も簡単だからです。餌を仕掛けカゴに入れたら、海にポトンと落としておけばよいので娘も自分でやっています。

    パパさん自身も釣りを楽しめるよう、餌つけなどの役割を分担しています。

    サビキの仕掛け作る(パパさん担当)

    釣り糸、釣針

    針のついた糸を釣竿のリールに繋いでいく。

    父と娘

    サビキの仕掛けができるのを待つ娘。

    チューブのエサをサビキのカゴに入れる(娘が担当)

    昔は匂いが強烈だった釣りエサも、初心者や子どもにも使いやすいアイテムとして開発された「アミ姫」のように便利なものが販売されています。

    ネット購入もできるので、朝からエサを買いに釣具屋さんに寄ったり、家の冷凍庫に大きなエサの塊を入れておく必要もありません。

    釣りエサ、チューブ入ったオキアミ

    ネットでも釣具屋でも500円前後で販売されているところが多い。冷凍の餌よりは割高だが、手が汚れにくく、オキアミ特有のニオイがなく、保存ができるのが便利。

    釣りの仕掛けのサビキに餌を入れている

    チューブをギュッと絞るだけでエサ入れができる。

    サビキの針にエサをつける(筆者が担当)

    針のエサはつけたり、つけなかったりです。仕掛けのカゴにもエサを入れているので、針にエサをつけていなくても釣れたりします。なかなか釣れない時は、ちょっと面倒ですがエサをつけます。

    釣り餌のエビ

    サビキ仕掛けの針にエビをつける。このエビも強い匂いはなく、手でつけています。手を拭くウェットティッシュやタオルは必需品です!

    釣り餌のエビを釣針につけている

    エビを釣り針につける。

    2:釣れるまで黙って待つ

    わが家では、いつも娘が一番に釣ります。邪神がないのが良いのか……竿を無駄に動かさず、じーっと待つことができます。

    なぜそんなに釣れるの?とコツを聞いたところ「釣れるまで黙って待つ」と。大人が言う通りにやっているだけとのことでした。

    釣りをする子ども

    仕掛けを海におろし魚を待つ。娘が一人、海と魚と向き合う時間。

    子どもの竿に魚がかかったら、大人がヘルプしましょう。

    子どもが魚を釣り上げている

    この日も娘が一番にアラカブ(カサゴ)を釣りました。

    魚バサミ

    トゲのある魚もいるので、魚バサミがあると安心です

    3:子どもが釣りに飽きたときのグッズを用意しておく

    バンバン魚が釣れていたら飽きる暇がないのかもしれませんが、いつもは釣りをはじめて1〜2時間くらいで子どもが釣りに飽きてきます。大人はまだまだ粘りたいところです。

    そんなとき、砂浜や海岸が隣接している釣り場であれば、子どもが生き物や貝殻を探したり、砂場で遊んで過ごすことができます。

    わが家流の「子どもと一緒に釣りを楽しむコツ」の最重要ポイントは、釣りだけではなく、海での水遊びやピクニックを想定した準備をしていくことです!

    網を持つ子供

    タモ網で岩の隙間のカニや魚を狙っています。タモ網は大きくて重いので、できるだけ虫捕り用など子ども用の網を持っていくようにしています。

    砂浜で貝殻を探す子供

    砂浜で貝殻拾いも定番です。毎回「なにか入れ物ない?」と聞かれるので紙コップやキッチン用のジップのついた小さな袋を持参するとようになりました。私も貝殻やシーグラス拾いに夢中になります。

    砂浜の蟹

    砂浜散策でカニを見つけました。夕暮れ時、パパさんはまだ魚釣り中です。

    砂浜の蟹

    カニを観察。

    虫かごに入った蟹

    虫かご(飼育ケース)に入れてカニを観察。観察した後は砂浜に戻し、海に帰って行きました。

    海のヒトデ

    ある日の岩場の水たまりではヒトデを見つけました。

    バケツの中を覗き込む子供

    防波堤での釣りの日には、海面の藻についたプランクトンを食べにくる小さな魚を網ですくってバケツに入れて観察しました。見つけた生き物の観察用にバケツや虫かごがあると便利です。Googleレンズで生き物の名前を調べたりして楽しんでいます。

    子どもと一緒に釣りをして学ぶこと

    釣れた魚を料理していただきます。新鮮な魚はやっぱり美味しいです。

    いつもは刺身を食べない娘も、この日は自分で釣った鯵の刺身を醤油につけて食べてみました。「コリコリして美味しい」とおかわりしていました。

    自分たちで食べれる分だけ釣って、生命をいただく。単純なことですが、とても大切な体験だと感じます。

    子どもと一緒に釣りに行くと、海を漂うビニル袋、防波堤に残された釣り糸やビニルごみ、ペットボトルごみを目の当たりにします。

    「魚たちが生きている海を汚したらダメだよね」「ゴミは持って帰らなくちゃね」との会話が自然と生まれてきます。

    よく耳にするマイクロプラスチックやSDGsという言葉を、リアルに感じることもできます。

    子どもと一緒に魚釣りを楽しむことで、魚を育んでくれる豊かな海に思いを馳せる。そんな休日も、なかなかよいものですよ。

    鯵

    釣れたアジ。

    鯵の刺身

    YouTubeを見ながら三枚におろして刺身に。

    子どもが描いた鯵

    娘が描いた鯵。色使いが絶妙だ。

     

    【参考記事】海釣り初心者の女子と「防波堤釣り」へ!必要な道具と3つの釣り方

     

    ふるやさおり
    私が書きました!
    寄り道ライター
    ふるや さおり
    福岡在住、1児の母。福岡をはじめ九州のローカル情報や自然、アウトドア、スローライフに関する情報をお届けし、皆さんの人生に「ワクワクの種」を撒くお手伝いができれば嬉しいです。18年半の会社員生活を経て、2021年10月からフリーランス。「正しい道より、楽しい道を。最短距離より、寄り道を楽しんで」がモットー。noteにて「寄り道な日々」を発信中! https://note.com/sao7878

     

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