誰もがいつまでも安全で綺麗な野営地でキャンプを楽しむためには[読者投稿記事] | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.11.09

    誰もがいつまでも安全で綺麗な野営地でキャンプを楽しむためには[読者投稿記事]

    日本単独野営協会では常に野営地の清掃活動を行っています。
    定期的に行われる関東と関西のキャンプイベントでは大規模な清掃活動を行いますが、その時だけではなく、全国にいらっしゃる沢山の会員さん個々においてもキャンプをする時には他人がポイ捨てしていったゴミを拾って帰ったり、焚き火の不始末である通称「焚き逃げ」を片付けたりしています。

    ゴミのポイ捨てや、焚き逃げによる炭ゴミの放置等は「不法投棄」であり、場合によっては5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられる恐れのある「犯罪」です。

    日本単独野営協会の会員さんはキャンプを楽しみに来ているのに、なぜ清掃活動をするのか。
    それは、全国で心無い人の不法投棄により、年々健全なキャンパーが利用できるキャンプ場や野営地が減っていっている事を知っているからです。
    日本単独野営協会の活動は、野営地のゴミのポイ捨て、焚き逃げなどの危険行為、不法投棄をなくし、保全を図ることによって、誰もがいつまでも気持ちよく安全にキャンプを楽しめるようにするためのものです。

    「そんなの見つけたら直接注意すればいいだろ。」という人もいます。
    ただ、日本単独野営協会の会員さんは目の前でポイ捨てがあっても、焚き逃げがあったとしても、直接注意することは一切しません。黙って他人が残していったそれを片付けるだけです。

    それは何故か。

    日本単独野営協会では「正義を振りかざすこと」を禁じています。正義というのは言い換えれば「常識」のようなもので、人の心の中にあり、人それぞれ微妙に違うものを持っています。自分の思う正義を他人に振りかざすと、そこにはギャップがあるため、争いが生じます。
    新型コロナウイルスの蔓延により「自粛警察」という言葉が生まれましたが、それも同じく「正義を振りかざす行為」であり、正義を振りかざす行為がエスカレートすると、他人を誹謗中傷したり、車に傷をつけたり、時には暴力を振るうという犯罪すらも厭わなくなってしまうものです。これは実体験をしたり、ニュースなどを見たりして、誰もが知っていることだと思います。

    そんな理由があり、日本単独野営協会では直接他人を注意することを禁止しています。
    直接注意すれば一時的には改善が見られるのかも知れませんが、それ以上に注意を受けた側の「逆ギレ」による暴力、逆恨みなどのリスクが予測されるので、日本単独野営協会が会員さんに対して直接の注意を認めることは、すなわち大勢の会員さんを危険に晒す行為になってしまうのです。

    では、肝心な「直接注意せずに、どうやって不法投棄などを無くしていくか」ですが、例えば昭和時代は、駅のホームでタバコを吸い、そのまま線路へ投げ捨てている人が沢山いました。
    おかげで線路は煙草の吸殻だらけでした。
    でも令和の今はどうでしょうか。ホームでタバコを吸う人はいません。
    勿論ホームでタバコを吸って線路に投げ捨てる人もいません。
    その結果、線路には煙草の吸殻が一つも落ちていません。
    野営地での不法投棄と同じく、禁止されていてもやる人はやります。タバコのポイ捨てに関しても「別に自分くらいはやってもいいじゃないか」と思っている人も絶対いるはずなのに、何故か誰もやらなくなりました。

    何故誰もやらなくなったのか。それは、「人は世の中の流れに逆らえない」からです。昔は「みんなやっていたから自分もやっていい」という身勝手な理屈でまかり通っていた事も、今は世の中の流れが変わり、公共の場での喫煙、タバコのポイ捨てがやりづらい世の中になったからです。
    そしてもし、今やったとしたら、自分一人が矢面に立たされることが目に見えているからやらないのです。

    日本単独野営協会の力は数の力です。同じ志を持った会員数を圧倒的に増やすことで、世の中に「野営地での不法投棄ができなくなるような大きな流れ」を作り出し、リスクを冒して人に注意したり、コストをかけて人を教育したりすることなく、誰も傷つかず、ノーリスクで改善していこうと考えています。

    「そんな事無理だ」「やっても無駄だ」と言う人が一定数いるのは分かっています。この想いをもって、私一人で日本単独野営協会として活動を始めた頃も同じ事を言う人は沢山いました。
    しかしながら現在、事実として、沢山の方に賛同をいただき、思い描いた通りに活動が進んでいます。まだ狭い範囲ではありますが、野営地は以前とは比べ物にならないほど綺麗になって、沢山の人にキャンプを楽しんでもらえるようになっています。
    「無理だ」「無駄だ」という人は、最初から諦めているか、やってみたけど途中で諦めた人です。
    日本単独野営協会は絶対に諦めません。
    じゃんけんもやり続ければいつか必ず勝つのと同じように、想い続け、活動を続けていけば必ず成すと考えています。

    もし、日本単独野営協会の考えに賛同してくださる方がいらしたら、是非日本単独野営協会の会員として活動に参加して、力を貸してください。
    2020年10月時点ではまだ会員数は9,000人しかおりませんが、年内には1万人を超える予定です。そして、当面の目標として会員数10万人を公言しています。
    会員数10万人を達成した頃には、全国に新しい流れができあがり、どこの野営地に行ってもゴミひとつ落ちていない世の中になっています。

    日本単独野営協会は今後も益々勢力を増しながら「ソロキャンプの健全な普及」を求めて活動を続けてまいります。

    <日本単独野営協会入会はこちらからお願いします(無料)>
    https://tandokuyaei.com/?page_id=490


    ※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。

    日本単独野営協会さん

    日本単独野営協会はソロキャンプの健全な普及を目的として設立されました。
    ソロキャンプに興味があれば、経験の有無に関わらずどなたでも入会できます。
    入会金、年会費、月謝等、一切かかりませんのでお気軽にご入会ください。
    <日本単独野営協会公式サイト>
    https://tandokuyaei.com/
    <会員登録はコチラ>
    https://tandokuyaei.com/?page_id=490

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