父のために始めた家庭菜園[読者投稿記事] | 農業・ガーデニング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.06.08

    私が草花を育て始めたのは、父の入院がきっかけ。退院して家に帰ってきた父は、これから栄養をしっかり摂っていかなければならなくて、母と私は毎日の食事作りの習慣を変えなければならくなった。
    今振り返ってみれば、良いきっかけだったのかもしれない。毎日スーパーへ食材を買いに行くけれど、父の栄養のことを考えると、今まで通りとはいかなくなった。栄養の分だけお金がかかるのを実感することになる。1日をかけて、タンパク質を十分に摂れるように準備するけれど、朝はとにかくたっぷりの果物類を食べさせることにした。
    そんな日々を数ヶ月ほど送ったある日、朝果物をカットしていた時、いつも捨てている種にふと目が止まる。「そうだ!育ててみるか!」
    次の瞬間から、種を水に浸し始めたのはリンゴとみかんだった。次々と芽を出す姿がかわいらしかったけれど、苗まで残ったのは芽を出した約30個中、たったのひとつのリンゴの苗だった。何でもそうだと思ったけれど、育てるのって難しい。今年の1月頃芽を出したそのリンゴは、今力強く、元気にすくすく育っている。
    アボカドは果物の中で一番栄養価が高いとされ「森のミルク」と言われている。その分値段も高いけれど、父のために購入することが多くなった。「アボカドが庭で造れたらな。」と呟いた次の瞬間、アボカドの育て方を調べ、早速、種を水に浸し始める。
    2週間ほどで背の高い芽を出すようなことを、ネットで読んだけれど、うちのアボカドは、はや一ヶ月、やっと種が割れて、芽が出そうになっているところ。アボカドは、観葉用としても置いても良いそうだからと、チャレンジした私の果物栽培の始まり。芽を出して日々成長していく植物の姿は、子育てしているのと同じような気持ちにさせてくれる。
    父の体調は少しずつ回復している。「はやく、美味しい実をつけておくれ、父がたくさん食べられるくらいに」と祈る気持ちがはやる思いだ。これからも、育てる果物や野菜を増やしていく予定だ。今は、父のために。

    種が割れて芽を出そうとしているアボカド。2週間ほどで芽がずいぶん伸びるそうだが、うちのは1ヶ月ほど経ってもなかなか伸びない。


    ※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。

    ミラクルさん

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