今回ご紹介するのは、八王子を拠点とするガレージブランド、MAAGZから販売されている、「RAPCA(ラプカ)スティック」という製品です。ラプカスティックとは、大型の食材を串刺しで焼くための「肉焼き棒」です。
キャンプで食べたくなるのは何と言っても肉料理!ラプカスティックを焚き火台と併用することで、誰もが一度は憧れる、塊肉の丸焼きを、美味しく調理することができるんです!今回は、MAAGZ「RAPCAスティック」の魅力をお伝えいたします。
ラプカスティックを細かく見てみましょう
パーツは2つ
ラプカスティックは2つのパーツから成り立っています。
上の写真の左側は、大型の食材を刺すためのスティック。
右側は、折りたたみスタンドです。
極太なステンレス棒で安定感抜群
スティックには、直径8mmの極太なステンレス棒が使用されています。頑丈なので、丸鶏や塊肉などの大型の食材を刺しても、重みで曲がることがありません。
スティックは、十手のように2又になっています。2又のスティックに食材を刺すことによって、刺した食材が抜けにくい作りになっています。
先端部分には溝があります。この溝が、付属の折りたたみスタンドや、焚き火台の端に引っかかることで、安定した状態で調理ができます。
スティックは先が尖っているので、取り扱いには十分に注意してください。
グリップ感の良い持ち手部分
持ち手部分は、きめ細かく、手触りが良いバーチ材を使用しています。熟練の職人によって削りだされており、表面が非常になめらかです。さらに、触り心地と耐久性の向上を図るために、クリア塗装が施されているので、すべすべとして、長い間握っていても不快感を感じることがありません。
折りたたみ式のスタンドを使えばじっくりと調理ができる
折りたたみスタンドは組み立て不要。ワンタッチで展開と収納ができます。
折りたたみスタンドの上に、スティックを乗せて使用すれば、火床から適度な距離がとれます。距離があることで、食材を焦げ付かせることなく、じっくりと調理ができます。
また、スティックの短いほうの先端を、スタンドの端の部分に当てることにより、食材を焼きたい位置で固定することができます。4か所でスティックを固定することができるので、同じ面を長時間焼きたい場合に便利です。
MAAGZのラプカ(MAAGZの焚き火台)の端には溝があり、スティックの溝とピッタリです。ラプカの上に直接ラプカステックを乗せて、安定感を損なわずに調理ができます。
もちろん、他社の焚き火台でラプカスティックを使用することもできます。折りたたみスタンドと一緒に使えば、ラプカスティックが滑ることなく安定しますよ。
細部までこだわったケース
ラプカスティックのケースの素材は倉敷帆布。ジーンズの町としておなじみの、岡山県倉敷市で生み出される国産帆布の代表と言える帆布です。倉敷帆布は摩擦に強く丈夫で、通気性が良く、水をはじく性質を持っているため、アウトドアでの使用に適した素材です。使い込むほどに柔らかくなり、経年変化が楽しめます。
また、ケースのカシメとボタンは真鍮製です。ケースの本体と同様に、経年変化を楽しむことができます。使い込むほどに表情を変え、愛着が湧きそうですね。
実際にシュラスコを調理してみました
ちなみにシュラスコとは?
牛や羊などの塊肉を、鉄製の串に刺し、炭火でじっくりと焼き上げる、中南米から南米にかけて親しまれている肉料理です。
材料
・牛塊肉 500gほど
・下味用の塩胡椒(シーズニングソルトを使用) 適量
道具
・串(ラプカスティックを使用)
・焚き火台
・炭 適量
・カッティングボード
・ナイフ
・クッキング温度計
丸鶏や塊肉の調理に、あると便利な道具が、クッキング温度計です。肉の中央まで先端を刺しこめば、内側の温度が計測できます。
焚き火台の上で炭をおこす
まずは焚き火台の上で炭をおこしましょう。焚き火よりも炭火のほうが、遠赤外線でじっくりとお肉を焼くことができるので、おすすめです。
塊肉に下味をつける
塊肉全体に、まんべんなく塩胡椒を振り、下味をつけます。今回は黒胡椒、岩塩、にんにく、赤唐辛子などがミックスされたシーズニングソルトを使用しました。下味はハーブソルトやアウトドアスパイスなど、お好みのもので大丈夫です。
スティックに塊肉を刺す
スティックに牛塊肉を刺します。調理中にスティックから外れないように、肉の中心を刺しましょう。
塊肉をじっくりと焼く
焚き火台の上にスタンドを設置し、塊肉を刺したスティックをのせます。ハンドルをゆっくりと回しながら、塊肉にじっくりと火を通していきます。今回は30~40分ほど焼きました。肉が焦げないように、スタンドから下ろしたり、上げたりして焼き加減を調節しましょう。
クッキング温度計で肉の内部温度を計る
クッキング温度計の先を、肉の中央部分まで刺し、肉の内部温度を計ります。牛肉は肉の内部温度が60度Cを超えたあたりから、内側の水分が絞り出されて硬くなります。好みもありますが、個人的には肉の内部温度は50度C代後半がおすすめです。
塊肉をナイフで削ぐ
塊肉が刺さったままのスティックを炭火から上げて、ナイフで削げばでき上がりです!
さいごに
ラプカスティックを使用すれば、塊肉や丸鶏を誰でも美味しく調理することができます。何よりスティックをくるくると回して調理するのが面白い!肉好きの夢を叶える、ロマンのある製品です。ぜひチェックしてみて下さいね!
RAPCA スティック
重量 スティック:390g 専用スタンド:455g 収納ケース:148g
材質 スティック:ステンレス(SUS304) グリップ:バーチ材(カバの木) 専用スタンド:ステンレス(SUS304) 収納ケース:帆布(倉敷帆布)
価格 ¥17,600