The Color Run!
情報の感度がいい人は、すでにこのワードをご存知かもしれませんね。
2012年1月にアメリカ・アリゾナ州で初開催され、翌年までには世界26もの国で200万人以上が参加した熱狂のランニングイベント「The Color Run」が、この春ついに日本に初上陸を果たしました。
「地球上でもっともハッピーな5km」がコンセプトのこのイベントは、コース上1kmごとに設置されたゲートをくぐるたび、色のカラーパウダーを浴び、最終的には全身色まみれになってゴールするというのがルール。「白いウェアを着用ください」と事前告知された通り、スタート時は真っ白なTシャツ姿のランナーやナースコスプレ、純白のウェディングドレス……など、お祭りムード200%の自由な出で立ちの参加者がスタートラインに立ちました。
スタートのコールとともに飛び出した参加者は、タイムを競い合うストイックなレースとは違い、話ながら歩いたり、記念撮影をしたり……という思い思いのペースで進みます。そして待ちかまえるのが、色の名前が掲げられたゲートの数々。近づくにつれ、遠目にもカラーパウダーがゲート付近に舞う様子が見え、参加者の歓声が聞こえてくるほどの盛り上がりよう。
嬉々として構えるスタッフ(しかも彼らもすでにものすごい色になっている)は、イエーイ!とノリノリで叫びながら容赦なくパウダー攻撃をしかけ、通過するランナーはあっという間に頭や顔、ウェアなどが色に染まっていきます。こうなると、色が足りない自分が「出遅れてる!」と思えてくるから不思議なんですよね。5kmの中では青、黄色、緑、ピンクという4つのゲートをくぐりましたが、次第にみずからパウダーに突っ込まずにはいられない気分に……!
今回の開催では7,000人以上がエントリーしたそうで、その約6割がランニングイベント初参加。最年少参加者は7歳、最高齢は74歳……と、まさに老若男女が未体験の世界で大はしゃぎした、自由すぎる色まみれのフェスティバルとなりました。
そして、ゴール後に行われるアフターパーティで一斉にカラーパウダーが舞う1シーンは、圧巻のひと言。次の開催は未決定ですが、最新情報は公式Facebookでチェックしてみてください。
The Color Run 公式Facebook
https://www.facebook.com/TheColorRunJapan
<文=福瀧智子>