夏は日の出が早くなり、朝の涼しげな風が心地よく、釣りがしやすい気候になります。
今回はダイソー釣り具を使い、ライトショアジギングという釣法(ちょうほう)で大物を狙いに行きました。
ショアジギングとは岸からメタルジグ(鉛の塊のルアー)を遠投し、海底まで落としたのち、ロッド(竿)を上下にあおって魚を誘うというもの。
比較的軽いルアーとされる、20~60グラムまでのメタルジグを使った釣法はライトショアジギングと呼ばれています。
ダイソールアーで狙える魚とは?
地域によって釣れる魚は多種多様ですが、私が主に釣りをしている関西圏では、ダイソーのメタルジグでブリやサワラといった大型魚を狙うことができます。
また、運が良ければタイやヒラメ、大型でなくてもサバやアジ、カサゴなど色々な魚を釣ることができます。
メタルジグでは何が釣れるか分からないので、宝探し的な楽しみがあるのも醍醐味といえます。
使用したダイソールアー
ダイソールアーはここ数年で飛躍的に進化し、ラインナップも大幅に増えましたが、私が主に使用するのはメタルジグです。
今回は28gの重さのメタルジグと22gの重さのバイブレーションジグヘッドを使用し、青物と呼ばれるブリを狙います。
朝方は釣りのゴールデンタイム
釣りにはマズメと呼ばれる時間帯があり、朝方は朝マズメ、夕方は夕マズメと呼びます。
特に朝方は多くの魚がエサであるプランクトンや小魚を捕食しようとするので、活性が高くなります。
この時間帯を狙って釣りをするとルアーでの反応も良く、魚が釣りやすくなります。
期待を込めて釣りをはじめる
まずはバイブレーションジグヘッドを装着し、お気に入りのワームをセッティングして準備完了。
ルアー釣りは比較的荷物が少なくて済むのと、準備がとても楽なので、気軽にできる釣りと言えます。
空が明るくなり、海の状況がしっかり分かるようになった頃に釣りを開始。
朝方の1投目はとても気持ち良く、爽快感を味わうことができます。
大型魚のエサとなる小魚も時折、水面でぴちゃぴちゃ跳ねるので、期待は膨らむばかり。
しかし、そんなに甘くないのが釣りの常。1時間投げ続けても何の反応も得られないので、ルアーをメタルジグにチェンジしました。
ダイソーメタルジグに魚がヒット!その正体は?
しばらくメタルジグを投げ続けていると、コンッコンッといったルアーをつつくような感触が。
そこで、ロッドをあおるスピードを落とし、ゆっくりじっくりルアーを動かしていると……グンッと竿先が下がりました。
軽くロッドをあおってアワセを入れ、魚に針をしっかり掛けます。
魚の引きが軽いので、どんな魚が釣れたのだろうか?と思いを馳せながらリールで糸を巻き取ると、上がってきたのはかわいらしい小サバ……
メタルジグの大きさと変わらない魚が食いついてくるとは……驚きです。
小サバを追って大きい魚も回遊しているはず……と自分に言い聞かせ、釣りを再開。
しかし、釣れるのは小サバばかり……。
そうこうしているうちに次第に何も釣れなくなり、頃合いを見て納竿(のうかん)としました。
釣果は小サバのみという何とも言えない結果になってしまいましたが、大きい魚が釣れなくても海に向かってロッドを振るだけでも気持ち良いものです。
次回の釣行に期待を込めて釣り場を後にしました。
釣りをするときに必ず守ってほしいこと
釣りは自由度が高い遊びですが、必ず守らなければならないルールもあります。
釣り禁止区域では絶対に釣りをしないこと
特に漁港などは漁師さんの仕事場となっており、私たちはその場所を借りている立場です。
初めての釣り場へ行くときは釣り禁止の看板がないか、漁師さんの仕事の邪魔にならないかを確認したうえで釣りを楽しみましょう。
ゴミは必ず持ち帰ること
たまに釣り場で釣り具のパッケージや切った釣り糸、食べ物の包装、ペットボトルや空缶などが散見されますが、自分で出したゴミは必ず持ち帰りましょう。
釣り人のマナーが悪いと、釣り場が閉鎖されたり立ち入り禁止になってしまいます。
ライフジャケットは必ず着用すること
ライフジャケットを着用せずに釣りをすると、非常に危険です。
海への転落事故は毎年起きており、ライフジャケットを着用しておけば防ぐことができた悲しい事故も多数報告されています。
釣行時の最優先は自分の命を守ること。
そのためにもどんな釣り場であっても必ずライフジャケットは着用しましょう。
Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。