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    2021.02.08

    田舎で手作りの暮らしを始めたら 〝自然派ビレッジ〟ができました!

    大阪府・千早赤阪村
    菅原さん夫妻

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    菅原裕己さん
    妻・由紀代さん

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    裕己さんは元教員、由紀代さんは大阪のテーマパークの元従業員。移住後に空家問題と向き合い、地域起こし協力隊として空家バンクの活動を開始、その後、一般社団法人化し、「ちはやあかさかくらす」を設立。

    元小学校教師「スガちゃん」こと菅原裕己さんは、猿のように軽々と木に登る。木の上にいると気分が落ち着くのだという。南の国で初めてヤシの木につかまったときは、そのままてっぺんまで登ってヤシの実を落としていた、というのだから前世は本当に猿かもしれない。

    こんなスガちゃんを中心に、大阪の田舎に今、おもしろいコミュニティができているのだ。

    「動物っぽいから人が寄ってくるのかもしれませんね」と奥様の由紀代さんは笑っている。

    転機となったのは、教員時代に行ったエジプト旅行だった。

    「村でおっさんから家に呼ばれたんです。ついていったら彼がひとりで建てている家があって、このトイレすげえだろ、って自慢するんです。でも砂漠にレンガを積んでいるだけ。庭もすげえだろ、っていうんだけど、砂漠に草を植えているだけ。これでええんや、って思いました」

    その後、教師を辞めて木工や農業を学んだあと、自給自足的な暮らしをするために、大阪の田舎に移住、購入した古民家を廃材で改修し、馬で農業を始めた。すると不思議なことに、どんどん人が集まってくるのだ。

    「そのうち移住したいという人も出てきたので空家の主、何人かにあたってみたんですが、なかなか貸してくれないんです」

    信用が必要らしい。じゃあ行政と組もう。空家の利用が村を活気づけるはず。そんな思いで、空家情報を整備し、借りたい人と家主をつなげる「空家バンク」を始めた。その活動や農作業のかたわら、スガちゃん自身が廃材を使って空家をどんどん改装する。おもしろそう、といろんな人が手伝いにくる。由紀代さんがマネージメントし、シェアハウスやカフェが次々にできていく。場所ができるとまた人が集まってくる。まるでスガちゃんを中心に、“自然派ビレッジ”ができていくようなのだ。

    「都会にいたときは友達があまりできなかったんです。だからほんと人生が変わりました。服を作る人、野菜を作る人、狩りをして肉をとる人、いろんな人が集まって、仲間同士で衣食住が間に合っていく。めちゃくちゃ楽しいですね」

    友達と自然に囲まれる暮らしかぁ。なんだ、理想郷じゃん。

    建設中のキャンプ場に移動式サウナを設置

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    試作中のモバイルサウナ。軽トラの荷台サイズ。台座の脚はネジでジャッキのように上げられる形にし、車をバックして荷台にのせる。

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    得意な木登りで地域に貢献したいと、高所での伐採を行なう「特殊伐採」も勉強中。うしろで木にぶら下がっているのは相棒のマーくん。

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    「食べられる野草も多いので、炒めて食べたりします。育てなくてもいいというのは発見でしたねー」とスガちゃん。

    廃業した店を廃材で カフェに改装。
    人の集まる場所に大変身! 

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    廃材でなんでも 作っちゃいます

    元茶屋を改装したカフェ「もぐらの寝床」。いろんな人が〝場所〟を求めてやってくる。薪窯ピザ屋も併設。平日なのに仲間がわんさか。

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    金剛山登山口に今年オープンした日替わりカフェ&レンタルスペース「もぐらの寝床」。廃材で改装した店内は温かい雰囲気で開放的!

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    「もぐらの寝床」の本棚。個人的お勧め本を10冊、毎月推薦人を替えながら紹介。人のつながりの一助になれば、と推薦人の紹介文も。

    生木を手斧などで削って家具を作る原始的な工法グリーンウッドワークで生まれた椅子たち。不定期にワークショップも行なっている。

    五右衛門風呂は流木と廃材で作ります

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    シェアハウスの庭に〝五右衛門露天風呂〟を設置。流木と廃材だけで作った。農作業を終えたあと、子供たちが大はしゃぎで入る。

    道の駅まわりも手作りで改装

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    日本一かわいい 道の駅です

    道の駅「ちはやあかさか」を委託運営。由紀代さんが店長を務める。夫が製作、妻がマネージメントという形でカフェなど4軒を運営中。

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    千早赤阪村の隣、河南町に古民家を購入。ふたりの田舎暮らしの原点。現在はシェアハウスとして仲間たちに貸し出し中。

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    縁側には蜜蜂の巣箱が。野生のニホンミツバチに営巣してもらうコツは、同地域に住むいい師匠を見つけることだそう。

    自然派生活のコツ

    1買い物は地元の個人店でやる

    2草刈りは近所も率先して行なう

    3地元の木を使って薪を作る

    ※構成/石田ゆうすけ 撮影/安田健示

    (BE-PAL 2021年1月号より)

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