クーラーボックス界の新鋭!ソフトクーラーの人気2タイプを紹介 | クーラーボックス 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.08.04

    クーラーボックス界の新鋭!ソフトクーラーの人気2タイプを紹介

    私が書きました!
    アウトドアライター
    ホーボージュン
    大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」。

    クーラーボックス界に新しい波がきている。ハードタイプにも劣らない2モデルを徹底分析!

    分厚い断熱層が圧巻
    THE NORTH FACE

    新しいキャンプシリーズはソリッドで男前なのだ

    ザ・ノース・フェイスの「フィルデンス」というシリーズを知っているだろうか? 今年から新しく展開が始まったキャンプ用のギアで、クーラーやツールボックス、スパイスストッカーなどがリリースされている。

    その中でも一番人気がこのクーラーだ。素材はTPUラミネートがされたナイロンで、縫い目のない溶着製法で作られている。ミリタリーカラーのソリッドでタフな雰囲気がなんとも男ゴコロを揺さぶるのだ。

    ここがスゴい!
    放熱しやすい蓋に分厚い断熱材入り

    厚みが4㎝もあり、保冷効果が高い。ジッパーは防水タイプで、縫い目はシームシーリングされており密閉度が非常に高い作りだ。

    でもコイツの凄いところはルックスではなく保冷力だ。断熱フォームが分厚く、中に入れた板氷が24時間経っても残っているほど高性能なのである。

    マグネットを内蔵しピタッと閉まる

    蓋を近づけるとマグネットの磁力で吸い付くように蓋が閉じる。これによって蓋の閉め忘れや冷気の流出がなく、冷却効果が長続きする。

    この優れた保冷力をアシストするのが分厚い蓋だ。厚さが4㎝もある上に、接触面にマグネットが内蔵されていて、ジッパーを閉めなくてもピタッと吸い付き密着する。従来のソフトクーラーはジッパー部分の断熱が弱点とされていたが、本作はそこを劇的に改善した。開閉も楽なのでビーチキャンプやホームパーティーでも活躍してくれる。

    12ℓの使いやすいサイズ

    ロング缶が縦に12本(ギチギチに入れれば14本)入る。飲み物入れやちょっとしたピクニックランチ用にちょうどいいサイズ感だ。

    容量は12ℓで、ビールのロング缶がちょうど1ダースぴったりと収まる。BBQや日帰りキャンプにも使い勝手の良いサイズだ。

    ザ・ノース・フェイス/フィルデンスクーラー12 ¥25,000

    ハイパフォーマンスクーリングシステムを採用したソフトクーラー。防水性と耐久性に優れる840Dナイロンを採用し、厚手のフォームを内蔵。開閉部は冷気が流失しにくいように断熱材を配置するとともに、ジッパーを閉めなくても簡単に蓋が閉められるマグネットフラップを装備。

    問い合わせ先
    ゴールドウイン・カスタマーサービスセンター
    0120-307-560

     

    空気で隔壁を膨らませて保冷
    ICEMULE

    アイスミュールからも
    カジュアルモデルが登場

    これと同じく、強力な保冷力で知られているのが「アイスミュール」のソフトクーラー。ここのユニークなところは、外部と内部を隔てる隔壁に自分で空気を吹き込み、それを断熱に活用することだ。

    ここがスゴい!
    エアマットのように自分で膨らませる

    開口部を閉じたらこのバルブから息を吹き込む。するとフォーム入りの内部隔壁が膨らみ、断熱層となって劇的に保冷効果が上がる。

    手順はまず中に飲み物と氷や保冷剤を入れ、開口部をロールダウンする。次にこの状態でエアバルブから息を吹き込むと内壁がパンパンに膨らむのだ。

    こうすることでデッドエア(対流しない空気の層)が最大化され保冷力が向上。同時に内部の余計な空間がなくなり保冷効果が上がる。また使わないときは丸めておけ、収納場所を取らない。

    保冷効果だけでなく
    クッション性も向上

    膨らませるとこのように内部の余計な空間がなくなり保冷効果が上がる。同時に内容物をしっかりホールドし、揺れや衝撃から守る。

    そしてこのエア方式の副産物的なメリットが、膨らんだ空気の層がクッション材になることだ。ワインボトルや瓶ビールが中でガチャガチャ暴れず、安心して運べる。また外部からの衝撃にも強いので多少ラフな扱いをしても平気なのだ。

    背中に背負えば身軽に動ける

    重いクーラーを抱えて歩き回るのは重労働だ。これは背負えるので楽ちん。両手が空くので安全性も高い。SUPや自転車にもいい。

    僕がアイスミュールを最もよく使うのが真夏にSUPで海に出るときだ。灼熱のデッキの上に縛り付けておいても氷が溶けないほど保冷力が高いし、ジッパーがないから錆びる心配もない。また背負えるから両手が空く。アドベンチャートラベルにも絶好なのである。

    アイスミュール/ジョウント15 ¥12,000

    メインの断熱層は自分が吹き込んだ空気。高い保温力が特長で、食材や飲み物を24時間以上保冷できる。ジョウントはアイスミュールのバックパックタイプで最も小さく、カジュアルなモデル。日常使いしやすいように底面を四角くし、フロントにファスナーポケットを追加してある。

    お問い合わせ
    モチヅキ0256(32)0860

    ※撮影/中村文隆
    (BE-PAL  2020年7月号より)

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