海沿いには散歩にちょうどいい遊歩道が続いていますが、毎回同じ景色ではありません。潮が引けば砂浜が広がり、犬や鳥たちにとっても絶好の遊び場になります。遊歩道にはヘビやダンゴムシの姿も見られ、時にはオオトカゲにも遭遇することも。
日々のビーチ散歩で出会った、観光名所とは少し違うタイの海辺の日常を紹介します。
潮が引くと砂浜がぐんと広がる
パクナムプランの海は遠浅です。干潮になると波打ち際が遠くへ下がり、浜が大きな広場のようになります。

波打ち際まで歩く時は砂に足が取られるので裸足になります。

水の引いた砂の上では、鳥が小さな魚やカニを探していました。そっと近づいても、こちらが一歩進むたびに向こうも一歩離れるので、なかなか距離は縮まりません。

別の日の夕方には犬たちが集まって水浴びをしているところを見かけました。ビーチで遊びたくなるのは人も犬も同じようです。

一本道だけど
浜と道路の間には約5kmの遊歩道が続いています。カイトサーファーや波の絵が描かれた区間もあれば、赤く舗装された区間もあります。一本道なのに、場所によって雰囲気がずいぶん違います。

そして遊歩道自体も、きれいに整った道が端から端まで続いているわけではありません。突然舗装が途切れたり、崩れた箇所がそのままになっていたりします。

この写真の場所は海岸侵食が進み、潮が高い時期になると波が押し寄せてさらに砂を持っていってしまうため、このように崩れたままずっと放置されています。砂地に石が剥き出しになっているところには当初ヤシの木などの植物の苗が植えられていましたが、これも打ち寄せる波に負けてしまったようで気付いたら無くなっていました。

それでもまだしぶとく残っている木もあります。
実は筆者は15年ほど前からパクナムプランにカイトサーフィンをしに何度も訪れており、当時この場所に遊歩道はありませんでした。

この写真の椅子が並べてあるところが今は遊歩道になっています。当時は広かったビーチも現在は干潮時に少しだけ顔を出す程度。日本でもビーチが削られて海水浴場が開けない等、ニュースで耳にすることがあるかもしれませんが、海岸侵食は世界中で起こっています。
動物たちにも出会う

パクナムプランのシンボル、3本ヤシの木を通り過ぎたところで、足元に動くものを発見。


日本で見かけるダンゴムシとは大きさも丸くなる時の形も違って面白い。さらに行くと今度は草かげから出てきた鮮やかな緑色の美しいヘビにも遭遇。

頭がすごく尖った三角形でシュッとしたかっこいいヘビ。周囲を確認すると草むらに帰って行きました。しばらく歩いて振り返ると、今度は犬が散歩について来ていました。

草むらに目を移すと、トカゲがじっとこちらの様子を伺っています。

そしてまた少し歩くと、なんと目の前に現れたのはオオトカゲ!写真を撮ろうと近づくと、ものすごい勢いで走って逃げて行きました。

公園や、もう少し薄暗いような所ではよく見かけるのですが、こんな開けた海辺で見たのは初めてで少し驚きました。
同じ道でも毎日違う
日差しが強くなってきたら、大きな木の下を選んで歩きます。パクナムプランは一年を通して暑いため、散歩なら朝か夕方が快適です。帽子と飲み水は必須。遊歩道が途切れる場所や砂のたまった場所もありますが、平坦なのでサンダル履きでも気軽に歩けます。

潮の満ち引きで景色が変わり、歩くたびに思いがけない生きものに出会うパクナムプランの海辺。ただ歩くだけでもなかなか気が抜けません。今日は何がいるだろうと、つい足元や草むらをのぞき込んでしまいます。





