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登録者数40万人超とYouTubeも人気の自衛隊出身芸人トッカグン小野寺さん。そんな小野寺さんが、初心者にはややハードルが高く、「うまく使いこなせない…」という人も多い“飯盒”の活用法などをレクチャー。簡単でうまい!サバイバル飯を紹介します。
極上サバイバル飯第22弾は、アウトドアで楽しむクマ肉料理を紹介します!

【自衛隊出身芸人トッカグン小野寺の極上サバイバル飯 】22膳目「複雑な旨味が楽しめるクマ肉料理」
どーもこんにちは!元自衛隊芸人のトッカグン小野寺耕平です!
通常の「極上サバイバル飯」では飯盒を用いた料理をつくっていますが、今回は少し趣向を変えたものを紹介します(飯盒も使いますが)。
わたくしは、陸上自衛隊での経験や防災士の有資格者という観点と、キャンプ場でアルバイトをしていた経験から、「防災アウトドアサバイバル」にまつわるさまざまなことを発信しています。
2025年、特に秋口以降はクマに関するニュースが日本各地を席巻しました。もちろん、アウトドアに出向く際は、クマ対策に万全を期す必要があります。その一方で、個人的にふと思うことがありました。
非日常を楽しむアウトドアでは、口にするものも非日常的なものを選びがちではありませんか?せっかくなら、いつもとは少し違った食材や料理を楽しみたい。わたしも、そんな興味や趣向を持ち、アウトドアでの料理を楽しんでいる一人です。
そして、クマにまつわるニュースに触れる中で、サバイバル飯に関する好奇心がわき起こりました。機会があったら、また食べてみたいな、と。
もともとジビエが好きですし、以前、北海道に取材に行った際に立ち寄った居酒屋でたまたま入荷したというクマ肉をオススメされていただいたこともあります。
※もちろん飲食店で提供されているのは熊人害を出した個体ではありません。
…といったことを考えていたところ、運よくクマ肉を手に入れる機会がありました。そんなわけで、今回はクマ料理をご紹介します。
入手したクマ肉は、クビとロースです。1品はシンプルに焼き、もう1品、体が温まる汁物としてお鍋もつくりたいと思います。
なお、今回はレシピというほどちゃんとした料理ではないので、使った調味料だけ紹介します。これらをお好みで混ぜ合わせるだけのアバウトな(それでいておいしい)料理です。
【材料(2人分)】
クマ肉(クビ・ロース)・・・適量
醤油・・・適量
味噌・・・適量
砂糖・・・適量
味の素・・・適量
【使用する道具】
イシガキ スキレット
兵式飯盒
まずは1品目の「クマ焼き肉」をささっと調理
今回のサバイバル飯の撮影を行ったのは、わたくしの地元の宮城県南三陸町。実は近隣でクマの目撃情報があるので、緊張感を持って準備を進めました。
早速、クマ肉の調理に取り掛かります。

クマ肉のロースは脂の厚みに圧倒されますし、クビの赤身はかなりギュッと締まっている印象。どちらも、馬刺しのように鮮やかな赤身肉です。
まずは、焼肉屋のカルビくらいにカットして、早速スキレットで焼いていきます。生肉の段階で嗅いでみましたが、特にニオイはありません。

焼き始めると、すぐにロースの脂が溶けだしてジュージューといい音を立てます。焼いている時点でも、特にジビエ臭は感じません。味付けはシンプルに塩・胡椒のみでいただきます。

うまい!全くくさみを感じない!!ロースは脂がジューシーで、想像していたほど硬くありません。
一方、クビは少しコリッとした歯応えのある筋肉の繊維質を感じます。でも、こちらも同様に嫌なニオイはないですね。
ロースもクビも、脂は豚肉に似た甘みがあります。下処理が上手なのか、どちらも拍子抜けするほどケモノ臭やジビエ感はありません。食べやすい!
2品目は「クマ鍋」。気になるその味は…?
続いて、クマ鍋をつくっていきます。具だくさんのちゃんこ鍋風にしても良さそうですが、今回の主眼はクマ肉を味わうこと。主役のクマ肉を引き立たせる汁物代わりのお鍋ということで、あえて具材は肉と細切りのネギだけのシンプルなスタイルでいきます。
初めにベースとなる汁をつくるため、お湯が沸いたら上記の調味料を適宜投入します。確か、漫画「ゴールデンカムイ」でヒグマを調理する際に味噌を使っていたことを思い起こし、ちょっと多めに味噌をインしてみました。
続いて、クマ肉を加え、しっかり脂が溶けだすように火を入れます。3分ほどたったら、汁物代わりのクマ鍋の完成です。

こちらも、まずはロース肉からいただききます。
何だ、この複雑なおいしさ!
ロースの脂が汁に溶け出して、シンプルな調味料しか使っていないのに、濃厚で奥行きのある味わいに仕上がっています。熊の脂には、しっかりとした旨味があることが実感できます。
また、茹でたクマ肉は焼いたときより、やや固くなった印象。とはいえ、個人的には歯応えのある肉は好きですし、ゴリッとした筋肉質な食感が楽しめますね。
続いてクビ肉もいただきます。
…おや?ここで初めてケモノ臭を感じました。焼いたときにはなかった独特のクセがあります。好みですが、クマ肉のクビは焼きの方が向いていますね。

野性味のあるクマ肉、是非、皆さんも機会があったらぜひ味わってみてください。
本日はこれまで。それじゃーまた!
今回紹介した一品を含め、飯盒を使った様々な料理は、動画(公式チャンネル:トッカグンの東京サバイバル)でもご覧いただけます。








