釣り道具満載で車中泊できる!? 大量の荷物でもしっかり寝る方法 | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.11.07

    釣り道具満載で車中泊できる!? 大量の荷物でもしっかり寝る方法

    釣り道具満載で車中泊できる!? 大量の荷物でもしっかり寝る方法
    釣りに行く前日、楽しみすぎて眠れないということはよくあります。そんなときは釣り場に前乗りして車中泊するというのもひとつの手です。今回は、特に釣り道具の量が多いカヤックフィッシングにおいて、決して室内空間の広くないSUVでしっかり横になって睡眠を取る車中泊を実現した工夫を紹介します。

    Text

    眠れない時間を移動時間に充てる車中泊

    釣りに出かけるのが楽しみすぎて眠れない。夜明け前に起床して釣りに行きたいのに……ということは、多くの釣り人が経験することと思います。そんなときは思い切って出かけて現地で車中泊をすることで、自宅の布団で眠れず悶々とする時間を移動時間に充ててしまうのも、ひとつの手です。

    自作ベッドキットで車中泊仕様に

    車中泊仕様の荷室
    下段の引き出しにはシューズやウェーダー、濡れたウェアなどをニオイを抑えながら収納できる。

    私のクルマは、自在にフレームを作成できるイレクターパイプと、ベニヤ板や合成レザーを組み合わせたDIYを施した車中泊仕様になっています。タックルバッグやコンテナボックスといった主な荷物は向かって左側に載せ、右側に人が脚を伸ばして横になるスペースを確保、ロッドは天井のロッドホルダーに収納できるようにしています。

    かなり荷物の多いカヤックフィッシング

    岸からのルアーフィッシングや河川での釣りであれば、釣り道具を積み込んでも十分横になれるのですが、今回臨むカヤックフィッシングは、あらゆる釣りの中でも特に荷物の多い釣りです。

    足漕ぎカヤックのドライブユニットやドーリー

    カヤック用品の収納
    加えて出艇時や非常時に手で漕ぐパドルも必要になる。

    私が使用するカヤックは足漕ぎタイプのため、ペダルやスクリューで構成されたドライブユニット、さらに重量のあるカヤックを駐車場所から海まで運搬するドーリー(カヤックを載せるタイヤとフレーム)が必要になります。そこで、巨大なひとつのコンテナボックスにまとめることで車内を散らかさずに積載すると同時に、撤収時にも海水や砂のついた道具を簡単に片付けられるようにしています。

    細かい道具は載せられる場所に載せる

    タックルボックスと着替え
    足元には片付け時に使用する真水を用意。

    ルアーケースなどを収納したタックルバッグはセカンドシートを倒し積載、カヤックフィッシングは海水に濡れるのを避けられない釣りのため、着替えやタオルも用意しておきます。このあたりはある程度余裕を作っておかないと、ルアーケースの出し入れや着替えが煩雑になり準備と片付けに時間がかかったり、忘れ物をしたまま出艇してしまう場合もあるため、荷物で溢れさせないようにしておきます。

    ランディングネットとブロア
    クルマ好きでカートップしたカヤックから滴る塩水が気になるため、片付け時に水気を飛ばすブロワーも用意。

    反対側はベッドマット下にわずかにできた空間にランディングネットのバッグを押し込みました。魚に触れたランディングネットはにおいを放つため、このようなバッグに収納するのがおすすめです。

    ロッドを載せてシュラフを敷く

    車中泊仕様の荷室
    ロッドやリールはコンテナボックスなどをぶつけて破損しないように最後に積載する。

    ここで一旦シュラフを敷いて人間のスペースを確保してみると、一見キレイにまとまっていて車中泊できるように見えますが、カヤックフィッシングの荷物はこれだけではありません。他にも大物や大漁を想定した大型クーラーボックスや、フローティングベストなども必要になり、これらすべてを積載すると、人が横になれるスペースは完全に失われてしまいます。

    奥の手「ヒッチキャリア」

    ヒッチキャリア
    ヒッチキャリアに大型クーラーボックスとフローティングベストなどを収納したコンテナボックスを積載し、車中泊空間を大きく稼ぐことができる。

    どうしてもカヤックフィッシングと快適な車中泊を両立したい私が導入したのが、牽引などに使用するヒッチメンバーを利用して積載量を大幅に増やすことができる、ヒッチキャリアです。カヤックフィッシングは荷物が多く出発前の準備にも時間を要しますが、なんとか室内空間を確保しつつ荷物を積み終え、いざ出発です。

    現地着! 快適に眠れた~

    車中泊仕様の荷室
    シートからシュラフへの移動はかなり窮屈だが、寝てしまえば快適そのもの。

    2時間ほどクルマを走らせ、出艇場所付近の砂浜にて車中泊です。工夫の甲斐あって、ワンボックスやミニバンに比べて圧倒的に室内空間の少ないSUVながらも、大人が脚を伸ばして横になることができました。車内で調理をしたり、おしゃれな車内空間を楽しむといった車中泊とは無縁ですが、翌日のカヤックフィッシングが本命のため、十分な休息が取れれば大成功です。

    アオリイカ
    写真の良型をはじめ、15杯ほどの釣果。

    そして万全の状態で臨んだカヤックフィッシングではエギングでアオリイカを狙い、満足のいく釣果に。充実した週末を過ごすことができました。

    車中泊で釣りを楽しもう

    釣りに全力で臨みたい反面、その前日はなかなか寝付けないものです。そんな時は眠れない時間を移動時間に充て(ただし睡眠不足の自覚がないまま運転するのは危険なのでやめましょう!)、現地で車中泊をすることで十分な休息を取れば、万全の状態で釣りに臨むことができるでしょう。

    志田 こうたろう

    アウトドアライター 釣りYouTuber

    幼少から釣りに触れていたものの、“趣味としての釣り”をするようになってからは12年。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。クルマ好きで国家2級自動車整備士。

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