
そんな速水さんが、ここ数年ハマっているのが、なんとキャンプ飯!
「自然のなかでわざわざ手間暇かけて、焚き火で作り上げる料理は絶品です」(速水さん)。今自然の中で作って食べて楽しんでほしい、そんな思いの詰まったメニューがぎっしり詰まった『速水もこみち 最高のキャンプ飯』が10月7日に発売されます。
オールロケで撮影した、リアリティあふれるメニューの数々。ワクワク、ドキドキしながら、ページをめくってみてください!
キッチンを飛び出し、野外で作り上げた“シーン別”のキャンプ飯

タープを設営し、テーブルと焚き火台を組み立てる。iPhoneから流れる音楽を聞きながら、愛用のスパイスとこの日使う調理ツールを並べていく。アウトドアキッチンを完成させたら、次は火をおこしして調理をスタート。
これが速水さんのキャンプ飯作りのルーティーン。
塊肉の下ごしらえをはじめた速水さんの横で、簡単な湯沸かし用にと思い、ツーバーナーをセットしようとするスタッフに「全部焚き火でやるから大丈夫。せっかく外にいるんだしね」。
ということで、最初から最後まで、青空の下、4日間オールロケ&オール焚き火で作りあげました!

「プライベートでは仲間とよくBBQをやります。BBQを仕切る料理人をピットマスターと呼びますが、ピットマスターとしてみんなの記憶に残る料理を作りたいんです」
その言葉どおり、この本で紹介しているのは、ただ美味しいだけではなく、脂がジュっと焦げる匂いや、ときには薪の爆ぜる音など、五感で楽しめるレシピばかり。“次はこのスパイス使ってみようよ”“こんなデカい肉はじめて見た!”…
作っていく過程から、みんなでワイワイ、同じ感覚を共有できるのも魅力です。
思わず食指が動く、色彩豊かなキャンプ飯がズラリ!
レシピは“キャンプ場に着いたらサッと作れる一品”“キャンプ飯の主役!焚き火で豪快に焼く肉料理””食事の締めに絶対食べたい!パスタ&ごはん““まだまだ夜は終わらない!会話と愉しむスイーツ”など、シーン0〜シーン6まで、カテゴリー分けして掲載。
速水さんが普段から使用しているギアやスパイスなども紹介しています。



そしてこの本のレシピには、味のおいしさだけではなく、料理の色彩や、盛り付けの美しさにまで速水さんのこだわりが詰まっています。
「盛り付けひとつ工夫するだけでも、みんなに喜んでもらえます」
お皿の1枚1枚から料理の盛り付け、写真のシチュエーションまで、すべて速水さんが手掛けています。実は本の中に登場している料理のイラストも、速水さんの手によるもの。料理のレシピを考えるときは、まずイラストでイメージを描いてみるのだとか。
そんなこだわりを全部詰め込んだ速水さんのキャンプ飯ワールドを、ぜひ手にとって、眺めてみてください!

B5判全96ページ 発行/小学館