
極上サバイバル飯第21弾は、エコソーラークッカーでつくるインスタントラーメンを紹介します!
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21膳目「エコソーラークッカーでつくるインスタント麺」
どーもこんにちは!元自衛隊芸人のトッカグン小野寺耕平です!
今回の極上サバイバル飯は、太陽光で調理でするインスタントラーメン!
いつも使っている飯盒を今回も用いますが、ポイントは私物のエコソーラークッカーです。
ネットショッピングで届く梱包の箱のような見た目をしている、こちらのエコソーラークッカー。組み立てるとパーツの内側がシルバーになっていて、太陽光を反射で集める仕様になっています。夏の強い日差しだけでなく、冬場の柔らかい日差しでも効率的に集光できるんだとか。

火を使わないので、小さいお子さんがいても安心。持ち運びが簡単で処分も楽なのでアウトドアでも手軽に使えますし、撥水加工が施されているので軽く水がかかる程度なら問題ありません。
補助的な電子レンジ代わりの調理器具として用いることもできるので、防災グッズに加えておくのも良さそうです。
わたくしの過去の動画で太陽光を使った調理方法として、キッチンで使うグリルカバーやボウルで集光したり、空き缶でごはんを炊いたりブラックテープでゆで卵をつくったりと、自宅にあるものでいろいろと試してきました。
今回は専用のツールとして販売されているエコソーラークッカーと飯盒の組み合わせを試してみたいと思います。そろそろ夏も終わりを告げようとしていますが、元気な太陽光を使わない手はありません。
用意するものはこちら
【材料(1人分)】
お好みのインスタントラーメン・・・1袋
たまご・・・1個
水・・・適量
【使用する道具】
エコソーラークッカー
飯盒
飯盒には中子(なかご=中蓋)があります。せっかくだから、ラーメンの具になるたまごを中子で調理しようと思います。私物の飯盒は黒なので熱くなりやすいですし、蓋と中子は近いのであっという間にたまごに火が通りそう。
※たまごはじっくり火を入れるより一気に加熱した方が滅菌されます。ソーラークッカーを用いる際は、強い太陽光が集まる日に調理するなどし、くれぐれも食中毒に注意してください。
さあ、早速調理開始だ!
まずは水を飯盒の本体に入れてお湯を沸かします。
20分ほど経過したら、1度飯盒の中の様子を見てみました。外側は素手で触れると危険なくらい熱くなっています。体感で車のボンネットくらい、80℃ほどでしょうか?

たまごも入れてから15分ほど経っているので蓋を取ってみます。
もうしっかり火が通っていた!

手袋をして触っても熱く、太陽光のすごいパワーを実感しました。お金をかけずに使える資源で料理ができるって最高じゃないですか?
では、麺を投入します。沸騰はしていませんが、フツフツと気泡ができているのでやはり温度は80℃ほどでしょうか。全体に麺がつかるように箸でぐっと押し込みます。麺を半分ほどに割ってから入れるのもアリですね。

もう一度蓋をして5分ほど待って完成です。
エコソーラークッカーの組み立てから、ここまでにかかった時間はトータルで30分ほど。麺を入れてから5分経ちました。しっかりふやけています。

そもそもインスタントラーメンは、わたくしが過去に検証している通り冷水でもできます。夏はむしろ冷水でふやかした方が好みという人もいるくらいなので、この短時間でこれだけふやけていれば充分だと思います。
完成しました!
スープを溶かしてたまごを乗せて、炎天下で食べる太陽光ラーメンいただきます!!
これはすごい。火を使っていないにしてはしっかり熱い。
ただ、さすがに沸騰したお湯ではないので、麺の食感は煮込んだ感じというよりはフワフワとしています。
たまごはしっかり火が通って白身も黄身も固まっていて、温泉卵のような仕上がりではありません。効率的に太陽光が集まるように工夫された構造なので、しっかりとオーブンのように熱が伝わります。
飯盒を直接置くよりも、下に木を敷いたりして浮かせるように工夫をすると、密着する面積から温度も奪われず、飯盒の下にも熱の入る隙間ができるので、さらに効率が良くなると思います

思い出すあの味・・!
この熱すぎない感じ、ふと過去の思い出がよみがえりました。母親に食事だと呼ばれているのに、ゲームをキリがいいところまで進めてから食卓についたときの『5分経ったラーメンの温度』だ!
気になる方は、ぜひ一度、エコソーラークッカー試してみてください。
本日はこれまで。それじゃーまた!
今回紹介したレシピ含め、飯盒を使った様々な料理レシピは、動画(公式チャンネル:トッカグンの東京サバイバル)でもご覧いただけます。