
オフシーズンのスノーリゾート地は、実は魅力的なアウトドアフィールドとして注目を浴びています。今回訪れたのは湯沢・南魚沼エリアのスマイルリゾート。オフシーズンには緑あふれる高原リゾートへと姿を変えます。
全身を使って目標に挑戦!地上15mの樹上を渡ることができる「フォレストアドベンチャー・湯沢中里」
到着後すぐに訪れたのは、湯沢中里スノーリゾートの「フォレストアドベンチャー・湯沢中里」。スキー場直結の越後中里駅からアクセス可能なので、車を持っていない人でも訪れやすいのがうれしいところ。
毎年スノーリゾートのオフシーズンにオープンし、今年は雨季を除く2025年4月29日(火)から10月19日(日)の土日祝日に事前予約した参加者を対象に実施しています。
新潟県下で唯一の「フォレストアドベンチャー」のコースは2種類。
身長110cm以上から挑戦できる「キャノピーコース」は、家族みんなで楽しめるコースです。コースの途中で樹上から降りるジップスライドを4回体験できます。こちらは所要時間約1時間。
小学4年生以上から利用できる「アドベンチャーコース」は全5サイト、所要時間は約2時間のコースです。15m超えのプラットフォームから全長150mを飛ぶジップスライドはスリリングで、一度体験する価値あり!と評判です。


低いゾーンで練習後に高いポイントに挑戦するのですが、手のひら側に凹凸のある手袋とすべりにくいシューズを用意するのがおすすめです。いずれもレンタルすることもできます。
私はKEENのシューズを履いていたのですが、靴裏がやや滑りやすい感じがしたのでレンタルしました。

コースを下から見上げた時は「これぐらいなら大丈夫」と思っていましたが、いざ挑戦してみると想像以上にハードでした。それでも、頑張って登った樹上から眺める景色は本当に最高で、苦労した甲斐がありました。
体験中にかいた汗が、運動による汗なのか、それとも緊張による冷や汗だったのかは正直なところ微妙ですが…。私は無理をせずレベル3で終了しましたが、レベル5まで挑戦された方は地上15mほどの高さまで登っており、下から見ているだけでもドキドキする迫力でした。


大源太エリアのダム湖で、カヤック&SUP遊び!
大源太湖は、穏やかなダム湖で湖岸の広範囲が浅瀬になっているため足がつきやすく、SUPボードの上に立ったり、ヨガにチャレンジしたりと、初心者でもステップアップしながら気軽に楽しめます。
これまで海や大きな沼でカヤックを体験したことがありますが、大源太湖は遊べる範囲がすべて見渡せて、今回が最も初心者向けの環境だと感じました。
どちらのアクティビティも事前のレクチャーがあり、この日参加したグループも半数以上が初心者でしたが、最後にはみんなすいすいと漕げるようになっていました。


ここでぜひチャレンジしてほしいのが、メガSUP。その名の通り巨大なボードで、ワイドシングルサイズのベッドのような大きさ。これを湖の上に浮かべて、ぼんやり過ごすのはかなり楽しい体験です。


大源太エリアにある農家レストラン縁で地元産野菜たっぷりランチ!
カヤックとSUPは午前と午後の2枠があるので、体験後か体験前に訪れてほしいのが同じ敷地内にある農家レストラン「縁」。
米どころ・新潟県が誇るコシヒカリと地元産の野菜を使い、地元の窯元で焼かれた南山焼の器で提供されるお料理は、ごはんに合うしっかりとした味わい。なかでも陶板の器で提供される熱々のもち豚は絶品。いくつか味付けがあるのですが、私のおすすめは北国の調味料・神楽南蛮味噌をつけたもの。


スマイルリゾートの南魚沼・舞子エリアでは、ディスクゴルフやグラウンド・ゴルフも楽しめます。
スノーリゾートの緑あふれる光景を楽しむのは、暑さが穏やかになってくる9月・10月がおすすめ。緑から紅葉へと変わる様も素敵かもしれません。