
暦の上では秋ですが、まだまだ残暑がしぶとく居座ってますよね。「どこか涼しい場所に行きたいけれど、ノープランで出かけるのは不安…」という方におすすめなのが、電車で行ける"駅前オアシス"。
京王高尾線の終点・高尾山口駅を降りたら徒歩約1分で、まさかの川遊びが楽しめるんです。準備は最小限でOK。自然のなかで涼める最高の場所。今日はそんな"気軽すぎる川遊び体験"をお届けします。
灼熱の都会から逃げろ!昼過ぎに出発しても遊べる穴場スポット

この日は気温35度Cに迫る灼熱の日曜。夫は出張で不在。次男は午前中いっぱい柔道教室で汗だく帰宅。家でランチを済ませ、長男・次男と私の3人でのんびり出発しても、14時30分には高尾山口駅に到着しました。
「え、そんな時間から?」って思いますよね。でも暑い季節の高尾山は、このくらいユルくていいんです。
駅から徒歩約1分にある、高尾山ふもと公園とは?

公園内には高尾山に自生する植物が植えられていて、自然の息吹を感じられるのが特徴。公園の敷地にあったケヤキを活用したベンチには、多くのハイカーが腰を掛けて休憩していました。
さらに、山歩きで汚れた足元を洗える靴洗い場もあり、下山後の人たちでにぎわっています。

そして駅を出てすぐに案内川という清らかな小川が流れているんですよ。もう一度いいます、駅を出たら即・川遊び。暑くて歩きたくない私たちには、天国のような場所でした。


水深はくるぶし〜すね程度。小さい子でも安心、観光客は足だけちゃぽんと入れて涼んでいました。うちの兄弟は「ハイ、行ってこーい!」と即放流(笑)。ただし雨のあとは増水するので、天気予報チェックは忘れずに。
これだけ持てば安心のおすすめグッズ

水陸両用サンダル

カカト付きのサンダルルは必須。尖った石から足を守ってくれるし、脱げません。ただし濡れたまま陸を歩くと靴擦れになる可能性大(長男が実証済み…)。靴下や絆創膏があると安心ですね。
余談ですが、滑り止め対策として、利用者のみなさんに使ってもらえるよう、実験的にデッキブラシが設置されているそうです。

ラップタオルと水着

目の前にある駅の下にはコンビニがあるので、食べ物、飲み物の調達も楽々。また周囲には、蕎麦、イタリアンなどおいしいお店もあります。
プラスしてこれはあると便利!というものをさらに紹介します。

自宅で各自の水筒に水を汲んで来れば、さらに旅の出費が減らせますね(ケチ=エコです)。濡れものはビニールにくるむというのもありですが、防水バッグがあると、もっと安心。そして、日傘。 今回これがあって大正解でした。
最近はアウトドアでも日傘大人女子です

次男が小さかったちょっと前までは、ひとときも目を離さずいつでも動けるよう両手を広げてスタンバっているイメージでした。なので川遊びとなったら、ハットにラッシュガードにレギンスに…という、多くの家族連れママたちがそうしているようないで立ちでした。
でも、ここ数年は次男も勝手に動き回るようになったし、なによりこの川の深さが、くるぶし程度なので(増水時は気を付けてくださいね)、別にフル装備しなくてもいいかなと。
皆さんの邪魔にならないよう日傘をさしていると、片手はふさがりますが、ハットよりも影が広いし、足を川に浸せば天然クーラー状態。気持ちよすぎて昼寝しそうでした…(笑)。
付き添いの保護者さんたち、日傘持参はおすすめですよー。
子どもは自由、大人はのんびり

公園に着くと、兄弟たちは「うほほーい」とすごいテンションでどこかに行っちゃいました。次男はあちこち動きまわって、同じように活発な見知らぬお子さんと楽しそうに遊んでいました。小6の長男は、生き物好きの仲間を見つけて観察に夢中です。


子どもたちが楽しんでいる間、私は石段に腰掛けて足を川にちゃぽん。冷たい水に火照った体を冷やしながら、日傘の下で母の省エネタイム。
子どもは子ども同士で勝手に遊び、大人はゆったり。ワンオペでも意外とのんびりできちゃうのが、この公園のありがたいところです。
ノープランでも大満足できました!

今回の旅は、「暑いし、涼しいところに行きたいな…」と漠然と思って、以前からお気に入りだったこの場所にふらりとやってきただけ。それでも大満足できるのが最大の魅力。
高尾山ふもと公園は、ノープラン派の味方です。自然のなかで、ぼーっとするだけで贅沢な気分になれるから不思議です。まだまだ暑い日が続きそうです。駆け込み避暑に、ぜひ行ってみてください。
高尾山ふもと公園
- アクセス:京王高尾線高尾山口駅から徒歩約1分