
今回は雑誌『BE-PAL』(2024年2月~2025年7月号まで)に掲載された特集やBE-PAL.NETに掲載された記事の中から、モンベルのおすすめジャケットを厳選紹介。
防水透湿素材の老舗ブランド「ゴアテックス」やモンベル開発の素材「スーパードライテック」を使用した高機能ジャケット、超軽量ジャケットなどをピックアップ。秋冬に活躍するフリースジャケットも要チェックだ。モンベルジャケットの着心地をぜひ体感してほしい。
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日本人の体型にフィットするウェアを発信する「mont-bell(モンベル)」
日本発のアウトドアブランド「mont-bell(モンベル)」。軽量性・高機能・コストパフォーマンスの高さから海外でも高く評価されている。どんなブランドか改めておさらいしておこう。
(BE-PAL 2024年2月号より)
1975年、辰野勇氏は28歳にしてモンベルを設立。“Function is Beauty(R)”(機能美)と“Light&Fast(R)”(軽量と迅速。製品が軽量であればそれだけ迅速に行動でき、天候悪化や危険なエリアを早く抜けることができる)をコンセプトに商品開発を行なっている。
ラインナップはウェアから登山靴、テント、寝袋、カヤックまで。ここまで幅広く展開しているブランドは世界でも稀だ。数多いアイテムの中、最初のヒット商品は多雨多湿で寒暖差が激しい日本の気候に合った寝袋とレインウェアだった。このふたつは、今も同社の顔といえる存在で、充実のラインナップを誇る。
国内直営店は125店舗。商品を販売するだけでなく、使い方や遊び方、宿泊から保険まで幅広くサポートしてくれるのも魅力。近年は地方との関係を深め、アウトドアを通じた地域活性化に取り組み、地方自治体や企業、教育機関などと包括連携協定を締結することで、地域の魅力発信、自然体験やエコツーリズムの促進など、多方面で提案している。
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モンベル開発の素材「スーパードライテック」採用のジャケット
史上最高レベルの透湿性能を目指してモンベルが開発した素材「スーパードライテック」を採用したジャケットをピックアップ。
(BE-PAL 2024年7月号、2025年3月号より)
mont-bell(モンベル) ストームクルーザージャケット
大定番レインウェアが2025年にリニューアル。これまでのデザインを踏襲しながらも、素材を自社開発の「スーパードライテック」に変更。ストームクルーザー史上最も高い透湿性を実現した。3レイヤーながら耐水圧5万mm以上、透湿性4万g/㎡(JIS L-1099 B-1法)という高性能。
表地は30Dリップストップナイロン。光沢がなく、適度なハリ感があるため、雨の日以外でも着回しやすい。
裏地はしなやかで着心地のよい高密度ニット。
スーパードライテックの顕微鏡写真。無孔質構造のメンブレンを採用。
撮影/奥田高文
▼参考記事
mont-bell(モンベル) スーパー ドライテックピークシェル ジャケット
独自の防水透湿性素材であるスーパー ドライテックを使用したジャケットは、3レイヤーで高い透湿性を誇りながら超軽量。行動中の汗を効率良く外に逃がす。登山でも十分な耐水圧を備えている。
「BE-PAL アウトドアアワード2024」アウトドアウエア部門にも輝いた名品。衣類にこもりがちな蒸気を効率よく外側に逃がし、ウエア内を快適に保つ。裏地には保水しにくい高密度ニットを使用し、さらっとした着心地を実現。
フラップが不要で高い防水性を持つアクアテクトジッパーを採用するなど、徹底した軽量化を図っており、重量はメンズでなんと168g。

ベルクロでひさしの高さの調節が可能。フードを使わない時は、襟裏のループとベルクロでまとめることができる。
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撮影/小倉雄一郎
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mont-bell (モンベル) スーパー ドライテック レイン ジャケット Men's
独自のスーパードライテックは高い透湿性で内部の蒸れを大幅軽減。3レイヤーながら軽量で、機能、軽さ、コスパの3拍子がそろう。裏地に高密度ニット採用でさらっと快適な着心地が◎だ。
肌に直接当たる裏面の生地には高密度ニットを使用しており、さらっとした着心地が◎。
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撮影/三浦孝明
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PFASフリー!次世代「ゴアテックス」採用のジャケット
PFASフリーのGORE-TEX ePEファブリクスを使用した一着を紹介。
(BE-PAL 2025年7月号より)
mont-bell(モンベル) テンペスト ジャケット
軽量性・耐久性・快適性を兼ね備え、裏地にはしなやかで肌触りのよいGORE

PFASフリーのGORE-TEX ePEファブリクスを使用した3層構造。

両脇のベンチレーションにより、衣服内の熱や湿気を素早く放出。
次世代GORE-TEX ePEファブリクスとは?

ePEを用いたゴア社のメンブレン素材。PFASフリーのため、自然環境や人体への悪影響リスクを軽減。従来のGORE-TEXメンブレン(ePTFE)に比べ、テンペスト ジャケットに使う素材は軽量かつ薄く、同等以上の性能を実現する。
撮影/中村文隆
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重量45gモデルも登場!軽量コンパクトで常に携帯したいジャケット
軽量化を追求しながらも高機能なジャケットを紹介。コンパクトに収納できるから常にカバンに入れておきたい。重量なんと45gという超軽量モデルも登場!
(BE-PAL 2024年7月号、10月号より)
mont-bell (モンベル) トレントフライヤー ジャケット Men’s
モンベルのレインウェアでも中核をなすモデル。ゴアテックス パックライトプラス ファブリクスを使用し、最高レベルの防水透湿性と軽量コンパクト性で様々なシーンで活躍してくれる。
衣服内の蒸れを素早く排出するピットジップを備え、運動量が多い場面で活躍する。スマートソーイングや縫製箇所の削減、シームテープの幅を細くするなど、軽量化を追求し、収納時は7×7×15cmとコンパクトに収納できる。

内部の蒸れを素早く放出するためのベンチレーションは、運動量が多い場面で重宝する。

前後のドローコードで顔の周囲と奥行きの調整が可能。
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撮影/三浦孝明
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mont-bell(モンベル) バーサライト ジャケット
圧倒的な軽量コンパクト性で携帯しやすい。ウィンドストッパー ファブリクスは高い透湿性も特徴で、ウェア内をドライにキープする。2万円を切る価格でこの軽さは圧倒的!
極薄シェル素材を使用し134gという軽さを実現。耐水圧も十分だから登山でも使える。

前後のドローコードで顔の周囲と奥行きを調整できる。

両裾のドローコードを引くだけで、裾のフィット感の調節が可能。
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撮影/三浦孝明
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mont-bell (モンベル) EXライトウインド ジャケット Men's
500円硬貨(7g)7枚より軽い、とんでもなく超軽量なモデル。素材は7デニールという超極薄な「バリスティック エアライト®」で、身頃裏にあるポケットに収納すると、まさに手のひらサイズ! とことん軽量化されているが、脇の下にはムレを逃がすベンチレーターを装備している。
超軽量・極薄の7 バリスティック エアライトR素材を使用し、防風性と透湿性を両立。風を遮断しながら熱気を逃がし、激しい運動時でもドライな着心地を保つ。
タイトなシルエットで風によるばたつきを抑え、反射テープや換気口で夜間の視認性や蒸れの排出にも配慮。ポケッタブル仕様でコンパクトに収納可能。トレッキングやランニングなどで活躍する一着だ。
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撮影/永易量行
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保温&防風で秋冬におすすめのフリースジャケット
非常に高い保温性を備えた厚手のフリース素材と、ナイロンの裏地付きで防風性バッチリ!秋冬におすすめのフリースジャケットを紹介。
(BE-PAL 2024年12月号より)
mont-bell(モンベル) クリマプラス シーリング ジャケット Men’s
厚手フリースにナイロン地をライニングしたアウター仕様。シャツの上から着るときも滑りが良く、重ね着しやすい。袖と背中の裏地は斜めに使われることで自然な伸縮性があり、つっぱり感も少ない。
モコモコ感満点で保温性に優れた厚手素材。防風性を高める裏地付き。
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撮影/永易量行
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