
RV GARAGE Enjoy Your Carlife

記者・櫻井(右)
最新のハードウェア搭載で利便性バツグン! ツインモーターでぐいぐい走る

早坂
アウトドアシーンではまだ見かけることの少ない電気自動車ですが、シーライオン7はフル充電で590kmも走るとか。これなら充電施設の少ない郊外にも不安なく行けそう!
しかも、高速道路のサービスエリアなどに設置されている90kWの急速充電器で30分チャージすれば、バッテリー容量の半分以上を充電できる高性能だ。

櫻井

早坂
自宅の駐車場に充電器を設置できる環境なら、ソト遊びに電気自動車という選択もアリですね。シーライオン7はSUVで荷室も広く、4WD車の設定もありますから。
走りもすごい。特に4WD車は高出力のモーターが2個付いていて、どんな状況でも息継ぎすることなくモリモリとパワーが湧いてくる。電気自動車だから味わえる気持ちよさだね。

櫻井

早坂
しかも背が高いSUVなのに、路面にへばりつくような乗り味で安心感がスゴかったです。
ほとんどの電気自動車は駆動用パワーバッテリーを床下に敷き詰めているため、重心が低くて安定感があるんだけど、シーライオン7では特にそれを感じるし、路面の衝撃もまろやかにいなしてくれる。

櫻井

早坂
早:高速道路で役立つのが、先行車追従機能付きクルーズコントロールと交通標識認識システムを組み合わせた「インテリジェントスピードリミットコントロール」。ドライバーモニタリングシステムなどの予防安全技術も付き、家族と安心して遠出できますよ~。
それでいてシーライオン7がすごいのは、先進技術だけでなく快適装備も標準装備が多く、コスパに優れているところ。

櫻井

早坂
4WD車の価格は572万円ですが、環境性能に優れたクルマの購入時に国が交付するCEV補助金の対象ですよね?
うん。シーライオン7の場合、2025年の補助金額は35万円。さらに自治体からも東京都の場合は45万円の補助金も受けられるので、十分現実的でしょ。

櫻井

早坂
ワクワクしてきました。
ちなみにBYDの出発点はバッテリー製造。信頼性もずば抜けていて、パワーバッテリーの最大保証期間は10年/30万kmだ(注:新車購入時に付く8年/15万㎞保証を有償で延長できる)。

櫻井

早坂
おおーっ。長く乗りたいアウトドアズパーソンにはうれしいっす!
ファミキャンに対応する余裕のボディーサイズ

パワーバッテリーが基本骨格の一部となった「セルトゥボディー」を採用。ホイールベースを長くとった設計で、ゆとりある乗車空間と荷室を確保している。海洋生物をイメージした有機的なデザインは、フィールドでも馴染みやすい。


なんでもサクサク操作できて気持ちいい室内空間!

外観同様、内装も躍動感のあるデザイン。

15.6インチの大型モニターは回転して縦にもなる。最新世代のインテリジェント・コックピットシステムを搭載。グラフィックは美しく、操作への反応が速い。

後席はひざ前が広く頭上も余裕あり。広いガラスルーフが付き、開放感は抜群!

アラウンドビューのカメラ映像は高精細で見やすい。

スマートフォンのワイヤレスチャージャーは50Wの急速充電が可能。冷却ファンまで付いている!

運動エネルギーを電気エネルギーに変換する回生ブレーキの強弱や走行モードの選択など、よく使う機能は物理ボタンで手元に集約。
荷室は奥行きをたっぷり確保。車中泊もイケる!?

6:4分割可倒式の後席をたたむと、床はフラットに近くなる。荷室開口部の角度が寝ているので、手前に高さのある荷物を積みにくいが、奥行きは長大。自転車も収まる。

大人が足を伸ばして寝られる。休憩用に!

ボンネットの下にも収納が。小型ザックが入る広さだ。

荷室は床下収納付き。シューズ類を入れやすい。
BYD/シーライオン7
中国の自動車メーカー、BYDが今春から日本導入を開始。写真のテスト車両は2WD車。4WD(メーカー呼称はAWD)車(¥5,720,000)もある。ACタイプのV2Lアダプターを使って最大1500Wの給電ができる。
¥4,950,000~
問い合わせ先:BYD TEL:0120-807-551
https://byd.co.jp/byd-auto/
SPECIFICATIONS(シーライオン7 AWD)
【ボディー寸法】
全長 4,830㎜
全幅 1,925㎜
全高 1,620㎜
最低地上高 160㎜
最小回転半径 5.9m
ホイールベース 2,930㎜
タイヤサイズ 245/45R20
車両重量 2,340kg
【パワーバッテリー】
総電力量 82.56kWh
【モーター】
最高出力 前160kW(217PS)、後230kW(312PS)
最大トルク 前310kW、後380kW
【1充電航続距離】
540km(WLTCモード)
※構成/櫻井 香 撮影/三浦孝明
(BE-PAL 2025年8月号より)