世界的な自然写真家、高砂淳二(たかさごじゅんじ)さんの写真展が、7月19日(土)から鳥取市歴史博物館[やまびこ館]で開催されます。見どころをご紹介します!
夏休みの旅先に鳥取はいかがですか?
世界各地を訪れ、海の中の愛くるしい生き物から、上空から見た丸い虹まで、40年近くにわたって自然が垣間見せるさまざまな姿を撮影してきた高砂淳二さんの写真展が、7月19日から8月24日まで鳥取市歴史博物館で開催されます。
約100点以上の写真作品が「海の声を聴く」「大地の声を聴く」「空の声を聴く」の3部構成で展示されます。
愛くるしい生き物たちの姿や、水や緑が見せる地球の息吹、自然のリズム。「絶景」という月並みな言い方ではすくいきれない、生命感に満ちた圧倒的な地球の姿の数々。
「僕ら人間も、ほかのさまざまな生き物同様に、地球を構成する一つの大事な細胞として、今を生きている。それぞれの生き物がピースのように絡み合ってひとつの地球という生命を成り立たせている」
カメラを通して長年自然を見つめてきた高砂さんは、自らの命もまた地球の細胞のひとつなのかもしれないと感じるようになったそうです。
鳥取を訪れた際にはぜひ、鳥取市歴史博物館で、高砂さんがとらえた“地球の声”に耳をすませてみてください。
きっと胸の奥に心地いい風がすーっと吹きぬけていくような、涼しくてすみわたった気分になれるはずです。
高砂淳二写真展「この惑星(ほし)の声を聴く」概要
会場:鳥取市歴史博物館[やまびこ館](JR鳥取駅から徒歩25分・車で5分)
会期:2025年7月19日(土)~8月24日(日) ※7月22日、28日、8月4日、18日は休館
開館時間:9時~17時(最終入場は16時30分)
観覧料:一般・大学生1000円(前売り800円)、小学生・中学生・高校生500円(前売り400円)
主催:新日本海新聞社、公益財団法人鳥取市文化財団 鳥取市歴史博物館 特別協賛:鳥取信用金庫 協賛:株式会社ニコン、株式会社ニコン イメージング ジャパン、マルマン株式会社/Canson® 鳥取店協賛:グッドヒル、日本海ケーブルネットワーク 協力:高砂写真事務所 企画協力:クレヴィス
●公式サイト:https://www.tbz.or.jp/yamabikokan/special/9643/
●交通アクセス:https://www.tbz.or.jp/yamabikokan/guide/access/
●駐車場案内:https://www.tbz.or.jp/yamabikokan/guide/
高砂淳二さんギャラリートーク&サイン会
開催日時:7月19日(土)午前11時~、午後2時~
サイン会は本展物販コーナーで写真集を購入した方が対象です。各先着100名様に整理券を配布します。
※諸般の事情で変更や中止となる場合があります。ご了承ください。
1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。熱帯から極地まで世界中の国々を訪れ、海中、生き物、虹、風景、星空など、地球そのものをフィールドに、自然のつながり、水や生命の循環、人と自然の関わり合いなどをテーマに撮影活動を行っている。最新刊の『この惑星(ほし)の声を聴く』(Crevis)をはじめ、『PLANET OF WATER』(National Geographic)、『LIGHT on LIFE』『night rainbow 祝福の虹』『ASTRA』『Children of the Rainbow』『yes』『夜の虹の向こうへ』(小学館)など写真集・著書多数。フランス・パリ日本文化会館、ドイツ・ザルツブルク博物館、美術館「えき」KYOTOなど写真展多数開催。TBS「情熱大陸」、NHK「スウィッチインタビュー」をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌等のメディアや講演会などで自然の大切さ、自然と人間の関係性、人間の地球上での役割などを幅広く伝え続けている。ロンドン自然誌博物館主催「Wildlife Photographer of the Year 2022」“自然芸術性”部門で最優秀賞を受賞。海の環境NPO法人 OWS(The Oceanic Wildlife Society) 理事。
自伝的写真エッセイ『夜の虹を向こうへ』好評発売中!
高砂さんの半生記的なフォトエッセイ集『夜の虹を向こうへ』(小学館刊)ほか、高砂さんの写真集を写真展の会場で販売中。ぜひお手に取ってご覧ください。
夜の虹の向こうへ
ハワイで最高の祝福とされる「夜の虹」に高砂さんが出合ったいきさつから、世界中の虹を追いかけて旅を続ける中で遭遇した数々のエピソード、北米の先住民に教えてもらった人生をよりよく生きるための智恵まで、高砂さん特有のユーモラスな筆致で描かれた、アウトドアファン必読の一冊です。
2200円
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night rainbow 祝福の虹
自然写真家・高砂淳二が9年にわたって撮影し続けたハワイの生き物と自然の風景の写真集。高砂氏は、ハワイでメディスン・マン(ヒーラー)に出会い、自然の見方、知恵を学びながら、誰も知らないハワイの風景を撮り続け、古代ハワイ人の時代から、見た者にとって最高の祝福であるといわれる、月の光に照らされてごくまれに出る夜の虹「ナイトレインボー」に出会う。世界で初めてとらえた完全な「夜の虹」の写真を中心に、ハワイの自然や動物の写真で構成。安らぎと祝福が得られる傑作写真集。
2640円
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LIGHT on LIFE
自然写真家・高砂淳二が、コスタリカ、カナダ、フォークランド諸島、ガラパゴス、マレーシア、アラスカ、ハワイ、ボリビアなど世界30か国以上で撮影した地球の生命の輝きの写真集。フクロウ、ペンギン、イグアナ、ハクトウワシ、ゾウ、ホッキョクグマ、ハチドリ、グリズリーの親子などの動物のほか、昆虫、植物など、地球上のいろんな生き物たちや自然を大きな視点で捉え、地球規模の雄大な生命を感じさせるかと思えば、自然のディテールや不思議さなどに目を向けた作品も。高砂さんはこの写真集について「見た人に、愛らしい生き物の表情やその根底に流れる優しさ、繊細さ、脆さ、色や形の不思議さ、命の神秘性などを感じてもらうことで、地球のこと、自然のこと、人間の生き方、愛、未来のことなどを考えてもらうきっかけになれば」と語っています。
3300円
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Children of the Rainbow
『Children of the Rainbow』は、高砂氏の20年以上にわたる自然写真の集大成で、大きな愛に満ちた癒しの写真集。聖なるハワイの美しい風景写真と、古代から伝わるハワイの叡知をわかりやすい文章で構成。「地球上に生きているものは、すべて虹の子供」というメッセージを込めた、見る人の心に温かくしみこむ一冊です。
2750円
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ASTRA
ウユニ塩湖の湖面に映る360度星空の世界、イースター島のモアイ像と宇宙、世界最大の落差を誇るギアナ高地のエンジェルフォールの夜の姿、満天の星の楽園ハワイ、静かな湖面に揺らぐイエローナイフの夏のオーロラなど、世界の美しく神秘的な夜の空を収めた写真集。星いっぱいの夜空は、見るものの心の中の宇宙のようでもあり。南半球の孤島から極北の地まで、夜空に星々が輝く写真が、神々しいほどの美しさで心を癒やしてくれます。
3300円
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yes (著/高砂淳二・ 覚和歌子)
地球とこの星に生きる動物たちや虹、宇宙の美しさまで写真を通じて伝えて、今年で30年という、日本を代表する自然写真家・高砂淳二さんと、「千と千尋の神隠し」など、ピュアでしなやかな世界観を描く詩人・覚和歌子さん、ふたりの出会いから生まれた写真文集。「世界は肯定から生まれている」という、私たちが忙しい日常で忘れがちな自然の原則を思い出させてくれ、読後、心に温かい光を届けてくれる。
1100円
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