新春野外活動川柳_丑年の春に離島の牛想う

2021.01.16 (閲覧数) 767

ちょっと懐かしい北海道礼文島キャンプでのお話し。

キャンプ道具を満載した愛車と家族をフェリーに乗せて、稚内〜利尻島経由で礼文島に上陸した。

お決まりのお花巡りハイキングや礼文島トレッキングを楽しんだ後、礼文島名物「最北端の牛乳」を味わうべく、早朝「道場牧場」に出かけた。

牧場内の散策中、私たちの姿を見た牛たちが、あるんだか無いんだかわからない柵を越えてきて、あれよあれよというまに牛の集団に囲まれてしまった。
どうやら島にはいない犬(わが家の愛犬ハチ)に興味をもったらしい。

角切っていないホルスタインは結構怖い。あの角でひっかけられたらただでは済むまい。

その時、顔色ひとつ変えず牛を追い払ってくれたのが、北海道十勝地方生まれの義父。ホーイホーイのかけ声に従順に従う牛たち。
「大正生まれ十勝カウボーイ」の片鱗を見たのだった。

「最北端の牛乳」を飲みながら牧場の方に話しを聞くと、夏場は基本的に牛まかせ。終日放し飼いで牛たちは勝手に草を食べ、夜は寄り添って眠り、角切りもしないとのこと。

確かにこの広いスペースと牛の頭数を考えたら傷つけあうこともないだろう。

搾乳も牛を厩舎に呼び寄せるのではなく、ミルク缶を持って人間の方が牛を追いかけて手で搾乳するそうだ。

牛乳はサイロの発酵した餌を食べる冬場の方がコクがあって美味しいけれど、緑の牧草ばかりを食べた夏の牛乳も爽やかで好きだ(スーパーで売っている牛乳でも違いが分かるから、今度意識して飲んでみてください)。

ちなみにこの牧場は、水谷豊主演のドラマ『熱中時代_教師編』で水谷が演じる北野広大先生の実家としてロケに使われていた。

ドラマ中、北野広大が手動の瓶詰め器を使うシーンにも登場した牛乳瓶。裏には「最北端の牛乳」と書いてあります。

表の表記……どーぎょ……としか読めないけど「どうじょう」です。

最北端の牛乳を育てていた「道場牧場」は平成13年に廃業してしまいました。残念……。

北海道の離島酪農家の復活を願います。

yuzuさん

野外活動好きのイラストレーターです

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