もぎたてフルーツ食べ放題のキャンプ場!アフリカを軽キャンパーで旅する!マラウイ編1 | クルマの旅・ドライブ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2019.12.04

    もぎたてフルーツ食べ放題のキャンプ場!アフリカを軽キャンパーで旅する!マラウイ編1

    軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、日本に向かって爆走しています!

    カメラの前で笑って!

    モザンビークの北の果ては、未舗装道路が160kmも続く田舎道。
    軽自動車では、時速15kmくらいしか出せません。のんび〜りドライブです。
    のっぺりとした道の先が、アフリカ20カ国目のマラウイです。

    車を停めると、どこからともなく村人が集まってきました。
    軽自動車を珍しがっているのかと思ったら、どうやらボクらの顔が面白いみたい。

    カメラを取り出すと、あっという間に人だかり。
    「撮ってくれーっ!」と騒ぐくせに、シャッターを押そうとすると真面目な顔になります。

    笑って〜!

    その名もCHINGO!

    国境を超えた日はなかなか宿を見つけられず、日が暮れたころ小さな村に入りました。
    その名もCHINGO村!

    実はボクらの軽自動車は、ブログ名の「旅々、沈々。(http://tabichin.dtp.to/)」からとって「ChinGo!」というのです!
    運命の出会いかも!
    と思ったのですが、一軒の宿もなく、すいーっと通り過ぎました。

    空っぽの木で民泊はどうですか?

    翌日、首都リロングウェを目指して北上。
    マラウイは北海道と九州を足したくらいの広さですが、そのうち20%はマラウイ湖。南北はたったの900km。1日の走行距離を100km以内におさえないと、すぐにはみ出ちゃいます。

    マラウイは木が魅力的です。
    街道に並んでいるのはバオバブ。
    アフリカではよく見ますが、切り倒されているのは珍しい。

    どうして切ったの!
    もったいない!
    と叱りつけたくなりますが、幹のなかって本当に空洞なんですね。
    オーストラリアの超有名なバオバブ、通称「監獄の木」を思い出しました。あの木はもっとずんぐりと太くて、幹のなかに泥棒を監禁していたわけで、マラウイももう少し頑張って大きく育てましょうよ。

    民泊として貸し出せば、儲かるかも!

    白い樹液を丸めて

    ゴムの木もまた面白いです。
    幹を切り欠いて、白い樹液を小さな桶に溜めます。

    丁寧に丸めるとボールになるのです。

    ピンポン玉サイズからバレーボールまで、お好みの大きさに作れます。
    野球ボールサイズで150円。
    これがまた、舗装道路でよく跳ねるのです!

    エイリアンの木も工夫次第で

    枝なんだか根っこなんだか肌荒れなんだか、そもそも何本生えているのだかさっぱりわからない木がありまして、

    べつに病気じゃないですよね?
    エイリアンのイラストレーター、H・R・ギーガー的な風貌ですが、これもまた上手に育てれば、小部屋くらい作れそうじゃないですか。
    民泊ができますよ!

    湖の畔でキャンピング

    マラウイキャンピングの初日は、マラウイ湖の畔(Nkhotakota Pottery/一泊2,100円)。
    強い日差しを避けて木陰に陣取れば、そよそよと涼しい風。
    人類は、こういうところで生まれたんじゃないでしょうか?

    キャンプ場には、いろいろなフルーツがなっていて

    初めて見るものだらけ。

    食べられるのかどうかもよくわからないです。
    でも、ウィンナーみたいのは、

    庭師が食べてました。

    美味いって。

    やたらと鮮やかな色をした実は、Chipwete。

    味はパッションフルーツに似ていて、少しだけ酸っぱいです。
    タネだらけで食べにくいのが残念。
    市場では、一個15円で売れられています。

    若干食べられないものが混ざっていますが、フルーツ食べ放題のキャンプ場。一泊ふたりで2,100円ですから、コスパいいですよ!

    ところで、マラウイ湖はアフリカで3番目に大きい湖です。

    どう見ても海でした。

    次号は、ワニにご用心!のキャンプ場を紹介します。
    湖の幸、とくに小魚がサイコー!

     

    石澤義裕・祐子
    住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。

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