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日本初上陸!スペイン発ブランドECOALFがファッションで海洋プラスチック汚染を低減!?

2020.03.28

私が書きました!
オーガニックライフ ライター
星野昇子
千葉県出身、目黒区在住。エンタメ関連会社に勤務しつつ、ライター活動&ときどき読者モデル。オーガニックは「特別なもの」ではなく「本能的に体がよろこぶもの」ととらえ、自然に寄り添ったサステナブルな暮らしを日々探求中。都心生活の中でも小さな四季の変化を探したり、大自然を満喫できるアウトドアや海外旅行が趣味。

海洋プラスチック汚染に取り組むサステナブルブランド

地球規模で深刻な問題となっている、海洋プラスチック汚染。

地球全体の約71%を占めるほど広大な面積の海に、世界中で少なくとも年間800万tものプラスチックが流出していると言われています。世界で最も深い水深10,000メートル超の深海マリアナ海溝にまでも、レジ袋のゴミが到達していたことが確認されたそう。もしかしたら、いつか私たちがお買い物で利用したレジ袋かもしれませんよね。

1本のペットボトルの場合、海中で完全に分解されるまでに450年もかかると言われ、海の底に溜まり続ける現状があります。

これまでに生産されたすべてのプラスチック製品のうち、リサイクルされたものは全体のわずか9%程度と言われています。どうにかこの現状を打開しようと、ファッションの分野で本格的に取り組んでいるブランドが日本初上陸! スペイン発サステナブルブランド「ECOALF」(エコアルフ)です。

記念すべきアジア初の旗艦店が、3月13日渋谷にオープン。さっそくチェックしてきました!

BECAUSE THERE IS NO PLANET B「第2の地球はないのだから」

ブランドスローガンに掲げられ、商品のキーアイコンにもなっているこの言葉。ECOALFの哲学は、この一言にすべてが集約されていて、それは店舗の在り方にも感じられました。

渋谷駅から徒歩5分ほど。キャットストリートに面し、ガラス張りの建物はとってもおしゃれです。まず目に入ってくるのが、入り口でお出迎えしてくれるこちらのディスプレイ。

海から回収された「ペットボトル」と「漁網」がアウターの原材料になることを表したインスタレーション。

このマネキンだけでも、なかなかインパクトがあります。店内は地上2階建てのフロア構成になっていて、商品は、ウィメンズ、メンズ、キッズ、シューズ、アクセサリー、ヨガ、といった6つのカテゴリー をラインナップしています。なかでもシューズは、大事な商品アイテムだそう。

ガラス張りのウインドウから自然光が差し込む明るい店内。

海洋ゴミ由来再生素材の使用割合が1番高く、海洋プラスチックから再生されたポリエステル製や、漁網から再生されたナイロン製のシューズが並びます。アッパー部分がすべてリサイクル素材中心で作られており、半年ごとに約60ものスタイルを展開。リサイクル素材だからと言って、機能性が劣ることもなく、軽量ではきやすい。クオリティの高さもブランドとしてこだわったポイント。

漁業の際に意図せず魚と一緒に釣りあげられるゴミ。海洋プラスチックゴミが、店内装飾としてディスプレイされている。

これまでのブランドの歴史の中で、2億本以上のペットボトルと100t以上の漁網を海から回収し再生してきたECOALF。リサイクル繊維や生地の開発に約5年の年月を費やし、今では300種類以上の生地を開発。手間がかかっている分、価格は高めなのかと思いがちですが、自社で回収・分別・再生して製品化する一連の仕組みを確立したことにより、手に届きやすいプライスを実現しています。

「70本のペットボトル=1メートルの生地になる」といった素材情報もデザインの一部に。

シューズのタグに「ALGAE(藻類)」の表記が。シューズのソールに藻類が使われている。

さまざまな素材が商品に生まれ変わっている

廃タイヤや、コーヒーかすまでもリサイクルしていると言うから驚きです。しかもそれぞれの商品に、元となっているリサイクル素材の表示がされていて、全商品チェックして見るだけでも楽しい!

一体どうやって廃棄ごみがリサイクル素材に生まれ変わるのだろう? その答えも、店内のディスプレイで知ることができます。

左から順に、回収したペットボトルが、リサイクルファブリックになるまでのフローを可視化。

店装コンセプトに至るまで、すべてがサステナブル

地球上で宮城県でのみ採掘されるという「伊達冠石」。なんと重量3t!

ECOALFの環境配慮の精神は、商品づくりだけにとどまらず、店舗装飾にも反映されています。

店舗コンセプトは「シェアリング・エコロジー」=”自然から借りた資源”を用いて店舗を構築する、をテーマにしています。リサイクル可能である、コンクリート、鉄、木、といった3つの素材をベースとし、サステナビリティを体感できる空間に。

また店舗展開するにあたり「その国や街のアイデンティティを生かすこと」も重視していて、渋谷店も日本らしい和のテイストを融合しています。その象徴的なものが、「伊達冠石」。宮城県でしか採掘されない貴重な石で、ディスプレイに使用されています。

竹を加工したロングラックで、和風な雰囲気に。

さらにはラックにも竹を用いるなど、和風テイストを感じさせます。

買い物袋へも環境配慮が感じられました。ブランド側として提供するのは、エコバッグの販売と、有料の紙袋の二択に。

ダウンジャケットを買ってもリュックを買っても、安心サイズの大きなエコバッグ。カラーバリエは現在6色。

エコバックは、リサイクル素材ではなく商品の残反(ざんたん)が有効活用されているとのこと。余った布をカラー毎に分別することにより、新たに染料を使うことなく豊富なカラーバリエの展開を可能にしています。基本的には在庫限りとなり、素材とカラーは随時アップデート予定だそう。

印象的だったのが、店内全体がカラフルなイメージだったことでした。それぞれの商品で使われている染料は、環境負荷軽減に努めている工場へ依頼したり、植物由来の染料を使用しているそうです。ECOALFのアイテムを見ていると、リサイクル素材のイメージが覆されて、どれもカラフルでワクワクしてきます!

「ECOALFを着ることは、”ステイトメント”(意志表明)です」

ハビエル・ゴジェネーチェ氏と筆者。とっても気さくな方でした。

日本でのショップオープンを記念して来日していた、ECOALF創業者のハビエル・ゴジェネーチェ氏。限られたお時間でしたが、直接お話しするという貴重なお時間をいただけました。

「2009年、息子が誕生したことをきっかけに地球の未来を思い、環境に優しく革新的なファッションブランドを目指し創業しました。ブランド名は、息子の名前にちなんでいます」

他社のポスターを再利用するという斬新な広告展開。”商品”ではなく、”再利用”を可視化した。

目指すのはゴミの”地産地消”

「ファッション業界は、石油産業に次いで世界で2番目に地球環境を汚染する産業と言われていて、”つくる⇒買う⇒捨てる”の一方方向のサイクルで天然資源を浪費しています。ECOALFは、”UPCYCLING THE OCEANS”というプロジェクトを立ち上げ、海をキレイにしながら衣類をつくり、その売上で更に海をキレイにするという、これまでにない生産サイクルを創り出しました。この仕組みを日本でも確立するべく、準備を進めています」

つまりいずれは、日本で”採れた”海洋プラスチックゴミを、日本で製品化し、日本の人々が着ることで、日本の海の保全プロジェクトを目指そうということ。

ECOALFが創り出した新しいサイクルにより、誰もがファッションを楽しみながら、日常の中で環境保護に貢献することができる。日本に届いたこの素晴らしいムーブメント、たくさんの人に届き拡大していくことを願うばかりです。
「ECOALFのファッションを身につけることを通じて、”自分は地球環境のために新しい方法を考えたい”、”気候変動の解決策を見つけたい”、といった意思表明にもつなげてほしい」とメッセージをくれました。

第2の地球は存在しないのだから、一人一人がもっとライフスタイルを見直していけたらいいですよね。まずは知ることが第一歩なんだな、と改めて考えさせられました。ECOALFと一緒に、ファッションでアクションを始めてみませんか?

ECOALF(エコアルフ)渋谷店

住所:東京都渋谷区神宮前6-16-12
営業時間:11:00~20:00
https://ecoalf.jp/

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