「トレイルカメラ」でご近所の野生動物を撮る!

2020.11.02

 

獲物フレンズのみなさん

東京の自然科学系大学の在学生のチーム。東京周辺で生物の調査や狩猟に同行し、日々ハンティングの技術を磨く。「トレイルカメラなら動物を傷つけずに罠の技術が学べます!」

「トレイルカメラ」でご近所の野生動物を撮る!

「気づかないだけで都市にも野生動物はたくさんいるんです」

そう話すのは狩猟者を目指す若手のチーム「獲物フレンズ」。トレイルカメラを駆使して、東京周辺の動物を追いかけている。

「狩猟免許の取得は年齢的な制限や金銭的な負担が大きく、若い世代にはハードルが高い。その点、トレイルカメラなら小さな投資で野生動物に迫れます」

トレイルカメラとは熱で動物を感知して記録する装置。獣道に設置して数日待てば、そこを通る動物を撮影できる。

「狩猟は許される猟法が地域ごとに制限されますが、トレイルカメラなら都市でも実践できる。傷つけることなく、どんな動物がいるかを知れるのも魅力です」

カメラは数千円程度から販売されるが、実用に堪えるのは専門メーカーの2万円台のモデルから。安いものは動作が不安定で雨に弱く、壊れやすい。

「都市近郊に設置する上で配慮すべきはプライバシーと権利です。カメラを設置する際は必ず地権者に許可を得て、設置者の連絡先も表記します。また、人や民家が映り込まないようにすることも重要。動物は撮っても、人を撮るのはNGです!」

トレイルカメラとは…

主に動物の調査に使われる据え置き型のセンサーカメラ。獣道を見通す場所に設置して、動物がセンサーの範囲に入ると、動物の熱を感知して自動で録画を開始する。

直径15㎝以上の立木に設置するのが一般的。センサーの角度は枝などを挟んで調節する。

バックルを開けるとメディアと電池のスロットと液晶画面が現われる。設定はここで行なう。

こんな場所がベスト

獣道の交差点を狙う!

「葉がセンサーの前にあると日光で温まった葉にセンサーが反応してしまう。いくつもの獣道が交差し、開けた場所がベストです!」

こんな場所をチェックしよう!

獣道をチェック!

「草薮にトンネル状の踏み跡が続いていたら期待大。フェンスなどの遮蔽物の切れ目も動物がよく利用します」

水場をチェック!

「餌を探したり、水を飲んだり、泥を浴びたりする水場は動物がよく訪れる。周囲の柔らかい土は足跡が残りやすい」

足跡をチェック!

「動物が泥の上を歩いたあと路上に出ると足跡が残る。形や数や鮮度で利用状況がわかる」

糞をチェック!

「糞はそこに動物がいたことの証。鮮度や周囲の獣道の利用状況を確認しましょう」

※構成/藤原祥弘 撮影/高橋郁子
(BE-PAL 2020年8月号より)

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