雨の日キャンプを楽しむサイト選び、設営手順を解説!雨の日に楽をする裏技も!? | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.07.14

    雨の日キャンプを楽しむサイト選び、設営手順を解説!雨の日に楽をする裏技も!?

    写真は全て筆者私物です。

    梅雨明け間近のこの季節、そろそろキャンプに行こうと思っている方も多いと思います。

    しかし、キャンプ場を予約した日が雨予報だったり、キャンプ中に急な雨に降られてしまうことも少なくありません。

    雨に濡れて風邪を引いてしまっては、せっかくの楽しいキャンプも台無しです。

    そんな雨の日キャンプは簡単なコツと、少しの対策グッズがあれば楽しく乗り切ることができるのです。

    この記事では、雨の日キャンプの設営から撤収までのコツと、あると便利なキャンプグッズを、合わせてご紹介いたします。

    ぜひこの記事を参考に、雨の日キャンプを楽しんでください!

    雨の日キャンプを楽しむためのキャンプサイト選び

    雨の日キャンプを楽しむために最も重要なのは、キャンプサイト選びです。

    雨の日におすすめのキャンプサイトは以下の3つです。

    林間サイト

    ひとつ目のおすすめキャンプサイトは、林間サイトです。

    木の葉が自然のタープに。ペグを打つときは根を傷つけないように注意。

    林間サイトには、多くの木が生えており、木の枝から生える葉は自然のタープの役割を果たしてくれます。

    多少の雨であれば林間サイトを選ぶだけで、快適に過ごすことができるでしょう。

    また、林間サイトに生える木を利用し、簡単にタープを張ることもできるため、雨が強くなっても安心です。

    ただし、木を利用する際は、必ず養生をすることをお忘れなく。

    オートサイト

    ふたつ目のおすすめキャンプサイトは、オートサイトです。

    オートサイトは車のすぐ近くに、テントやタープを設営することができるので、雨の中での作業を最小限におさえることができます。

    急な雨の時も、すぐに車に逃げ込めるのは大きなメリット。

    水はけの良いサイト

    最後のおすすめは、テントを設営する地面の水はけが良いキャンプサイトです。

    具体的には、砂利や腐葉土のサイトがおすすめ。

    水はけの悪いキャンプサイトにテントを設営した場合、気がついたらテントが水溜りに浮かんでいたということも。

    どうしても水はけの悪いキャンプサイトしか選択肢がない場合は、水溜りになりそうなくぼんだ場所を避け、テントを張りましょう。

    少し気をつけるだけで、テント内への浸水リスクを大幅に下げることができます。

    雨の日キャンプでおすすめな設営手順

    雨の日キャンプは、設営と撤収の手順を知っているだけでも、格段に快適に過ごすことができます。

    おすすめの設営手順

    雨が降る中でサイト設営を行なう場合は、まずはじめにタープを張りましょう。

    タープを最初に張ることで、雨に濡れない作業スペースを確保することができます。

    テントやイスなどの濡らしたくないものを、雨から守りながら落ち着いて設営を進められるので、タープを張ってからの作業がおすすめです。

    おすすめの撤収手順

    撤収日にも雨が止まなかった場合は、設営の手順とは逆にタープを最後に片付けましょう。

    左が濡れたタープやレインフライ、右が濡れていないテント本体。布製のバケツにビニール袋を被せて使用しています。

    濡れたタープやテントを、大きなバケツやビニール袋に入れて持ち帰ることで、車の中や他のキャンプギアを濡らさずに持ち帰ることができます。

    雨の日キャンプに欠かせないグランドシートの正しい使い方

    雨の日に便利なグランドシートは使っていますか?

    テントより一回り小さいサイズのグランドシート。フットプリントと呼ぶ場合も。

    グランドシートとは、テントの下に敷くシートのこと。

    グランドシートを敷くだけで、傷や浸水からテントを守ることができます。

    テントメーカーから、それぞれのテントに合わせた純正の商品や、ブルーシートのような汎用性の高いものまで、様々な商品が販売されています。

    シンプルなシートなので、折り込んでサイズを調整します。

    汎用品のグランドシートを使用する時は、グランドシートがテントに隠れるように、内側へ折り込んで使用してください。

    写真手前がグランドシートを折り畳んだ状態。右が折り畳む前の状態。

    シートのサイズがテントよりも大きい場合、テントの表面を流れ落ちた雨水が、テントの底とシートの間に入り込んでしまい、浸水の原因となってしまいます。

    雨が止まない日は自宅で乾燥させよう

    テントやタープは、基本的に乾燥してから片付けるのが一般的です。

    しかし、雨が止まなかったり、乾燥させる時間がなかったりする場合は、自宅に帰ってから乾燥させます。

    自宅に広いスペースがある場合、テントを組み立てた状態で乾燥させるのがおすすめ。

    布の重なる部分が少ないため、早く乾燥する上に、テントのシワ防止にも役立ちます。

    マンションなどにお住まいで、ベランダでテントを乾燥させる場合は、風で飛ばされてしまわないように、しっかりと固定して乾かしましょう。

    キャンプ用品を濡れたまま放置してしまうと、カビやサビ、撥水性の低下など、劣化の原因になってしまいます。

    お気に入りのキャンプ用品を長く使い続けるためにも、しっかりと乾燥させてから片付けるようにしましょう。

    雨の日キャンプに欠かせない便利グッズ

    雨の日キャンプの備えとして、おすすめのグッズをご紹介します!

    1.レインウェア

    かっぱのような雨具があると、雨の中でも両手が使え便利です。

    登山などで使用される、レインジャケットとレインパンツがあれば、全身を雨から守ることができます。

    2.サンダル

    雨の中で作業をする時には、思い切ってサンダルを履くのもひとつの手段。

    靴の場合、一度濡れてしまうとなかなか乾きません。

    サンダルなら、タオルで足を拭いてしまえば、靴に履き替えることができます。

    3.タオル

    体を拭いたりテントやタープを拭いたり、様々なことに役立ちます。

    用途別に使い分けられるように、多めに持っていくと良いでしょう。

    4.着替え

    濡れたままの服を着ていると、体温がどんどん奪われてしまいます。

    風邪をひかないためにも、服が濡れてしまった時は、すぐに着替えましょう。

    設営後と撤収後に着替えられるように、2セット前後の着替えがあると安心です。

    雨の日キャンプの裏技

    雨の日キャンプで最も面倒な、テントやタープの乾燥をしなくても良い裏技があります。

    それは、テントやタープをレンタルしてしまうという方法です。

    レンタル費用がかかってしまいますが、片付けの手間を考えるとレンタルもひとつの選択肢ではないでしょうか。

    最近はキャンプ場だけでなく、インターネットで申し込み、自宅に配送してくれるサービスもあるようなので、気になる方はぜひ検索してみてください。

    メリットも多い雨の日キャンプ

    雨の日のキャンプは、一見するとデメリットばかりです。

    ですが、虫が少なかったりキャンプ場が空いていたりと、メリットになることもあります。

    雨の日キャンプのメリットを最大限に楽しむためにも、しっかりと雨対策をしてキャンプに出かけましょう!

    私が書きました!
    アウトドアライター
    とむ
    ナダ在住、キャンプやトレッキング、スノーボードが好きな30歳。キャンプギアは徹底的に調べ上げて、後悔のないようにポチります。“好きなことを仕事に”をモットーにフリーランスライターとして活動中

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