キャンプ用刃物4種を全力で研いでみた結果!切れ味・使いやすさを検証!

2020.11.06

私が書きました!
フリーライター
アサノダイスケ
秋田県在住。幼少期に父に連れられて行ったキャンプでアウトドアに目覚め、妻ともアウトドアがきっかけで知り合い、結婚しました。毎週末、妻とキャンプに出掛ける日々を送っています。目下の目標は「雪山での雪中キャンプ敢行」で、それに向けて着々と準備中です。

刃物は使い込むほど、切れ味が悪くなる

斧やバトニング用ナイフは、摩耗が激しい

キャンプで調理をする際に使うナイフや、薪割りに使う斧は、使い込むほどに切れ味が悪くなります。それは刃物として当然のことで、切れ味の悪くなった刃物は研がなければいけません。

しかし刃物はその用途によって、研ぎ方が異なるのをご存知でしょうか。調理用ナイフは薄く鋭利に、薪割り斧は厚く鈍器のようにするのです。

今回はキャンプで使う刃物を実際に研ぎ、どれほど切れ味が良くなるのかを検証しました。研ぎ方とコツも併せてご紹介しますので、キャンプで使う刃物を研いだことが無いという方は、ぜひチェックしてみてください。

刃物を研ぐ際は怪我をしないように、細心の注意を払って作業しましょう。

それぞれの刃物の特徴と研ぎ方

左から順に、薪割り斧、バトニング用ナイフ、調理用ナイフ、マルチツールナイフ

キャンプは刃物を使う場面が多く、使う刃物の種類も多いです。

斧は薪割りをする際に活躍します。刃が厚く、他の刃物に比べるとそこまで鋭利ではありません。ハマグリ刃と呼ばれる形状をしており、刃先が直線的でなくゆるやかに曲線を描いているのが特徴です。

バトニング用のナイフは、小割の薪を作る際に役立ちます。そもそもバトニングとは薪に刃を立てて、ナイフの背をバトン(木製の棒)で叩いて薪を割る方法です。ナイフ自体を叩くという使い方をするため、柄と刃が一体になっている頑丈なシースナイフが適しています。

調理用のナイフは、薄く鋭利に研がれているのが特徴です。刃の形状は、家庭で使う包丁と似ています。キャンプに持ち歩くため、携帯性に優れた折り畳み式ナイフが適しています。

マルチツールナイフは、多くの機能をひとつに集約している便利な道具です。しかし安価なマルチツールナイフの切れ味は、いまひとつなものがあります。

今回はこれらの刃物を、砥石を使って研ぎます。

砥石は1000番・4000番の、2種類の目の細かさのものを使用します。使用前に10分程度水に浸し、砥石に水を染み込ませます。

最初は1000番で刃こぼれや狂いを修復、その後4000番で仕上げをします。

斧の研ぎ方

斧は重量が重いため、砥石を動かした方が良い

斧が動かないように固定し、砥石を動かして研ぎます。斧は重量が重く、斧より砥石を動かす方が研ぎやすいのでおすすめです。

ただしハマグリ刃であることを意識して、刃先を曲線的に研ぐのがコツです。刃に丸みを持たせるように、刃先に向かって砥石を巻き込むように動かします。

バトニング用ナイフの研ぎ方

バトニング用ナイフは、両面を研ぐ

バトニング用のナイフとして、モーラナイフ社のコンパニオンを使っているキャンパーは多いと思います。両刃(表裏の両方を研いでいる)のナイフのため、表裏を均等に研ぐのがコツです。

刃物の切れ味はバトニングにあまり関係しないため、購入直後はそこまで鋭利に研がれていません。しかしブッシュクラフトを楽しむのであれば切れ味の良いナイフが適しているので、好みの切れ味になるまで研ぐのがおすすめです。

調理用ナイフの研ぎ方

調理用ナイフは、薄く鋭利に研ぐ

調理用ナイフとして、オピネルの折り畳み式ナイフを使っているキャンパーは多いと思います。オピネルのナイフは薄く、刃先がとても鋭利なのが特徴です。

自分で研ぐ際には、刃の元々の形状を意識して、薄く鋭利に研ぐのがコツです。

刃物研ぎに慣れている方は、仕上げに小刃付け(刃の角度を2段階にすること)をして、頑丈で切れやすい刃物に育てましょう。

マルチツールナイフの研ぎ方

安価なマルチツールナイフは、切れ味がいまひとつなものが多い

安価なマルチツールナイフは切れ味がいまひとつなものもあるため、購入後に自分で研ぐのがおすすめです。刃が鋭利でないものは、自分で刃を付ける必要があるので、根気強く丁寧に研ぐのがコツです。

マルチツールナイフは刃渡りが短いものが多く、活躍する場面が多くないですが、鋭利に研いでおけばいざという時、調理用ナイフとしても使えます。

研いだ後の切れ味・使いやすさを検証

斧はブッシュクラフトでも使えるようになった

斧はこれまで薪割りでしか使っていませんでしたが、切れ味が良くなったことで、ブッシュクラフトも楽しめるようになりました。斧の切れ味が良いと、ある程度太さのある枝を、難なくペグや杭に加工できます。

切れ味が良くなると薪割りにも良い影響があり、刃が薪に入る感覚が以前に比べて軽くなったように感じます。しかし鋭利に研ぎ過ぎると刃こぼれが起きやすくなり、斧自体の寿命を短くしてしまう原因にもなるので、注意が必要です。

ナイフは切れ味が良くなると、繊細な作業が可能になる

バトニング用として使っていたシースナイフは、研いで切れ味が良くなったことで、繊細な力加減が必要な作業ができるようになりました。木の枝の皮を削いだり、先を尖らせるのが容易になったことで、ブッシュクラフトの効率が良くなります。

切れ味が良いナイフで麻紐やパラコードを切ると、切り口がシャープでほつれません。

肉やトマトは、鮮やかな切り口で切断できるようになった

調理用ナイフの切れ味は、食材の切り口の鮮やかさに直結します。研いだことで刃が食材に入りやすくなり、軽く引き切るだけで食材が切れるようになります。

特にトマトのような潰れやすい食材は、切れ味が良いと潰れず形を保ったまま切ることができます。肉も同様に筋でナイフが止まることがなく、元の形を保ったまま切れるようになります。

マルチツールナイフは調理用ナイフとして使えるようになる

切れ味がいまひとつだったマルチツールナイフは、鋭利な刃を付けたことで、調理用ナイフとして使えるようになりました。

栓抜き・コルク抜き用に持っていたマルチツールナイフでしたが、これからは調理の場面でも活躍しそうです。

しっかり研げば、キャンプが快適になる!

切れ味の良い刃物は、使う際のストレスも低減する

キャンプ用刃物をしっかり研いだ結果、キャンプがとても快適になりました。

薪割りは、刃が薪に入る感覚が軽くなったように感じ、ブッシュクラフトは、格段に効率が良くなりました。調理の面では、シャープな切り口で食材を切れるようになり、マルチツールナイフも調理で使えるようになりました。

切れ味の良い刃物は取り扱いに充分注意が必要ですが、割る・切る・削るといった行為がとても快適になります。

もしキャンプ用の刃物を研いだことが無いという方は、しっかり研いでメンテナンスをしましょう。刃物を研ぐというのは、刃物の寿命を延ばすことにも繋がります。大事なアイテムを長く使うためにも、定期的なメンテナンスは欠かさないようにしましょう。

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