焚き火や薪ストーブを効率よく燃やすために大事な「薪材の乾燥」、乾燥期間はどのくらいがいい?

2021.01.01

知ってそうで知らないアウトドア・Q&A
【薪の乾燥方法】編

焚き火や薪ストーブで大活躍する薪だが、しっかり乾燥していることがとても大事なのだ。今回は、薪の乾燥についてのクエスチョン!

~薪の組み方はコチラ

Question

生木から作る「薪」は、どのくらい乾燥させたらいい?

1.1か月 

2.6か月~2年

3.5年以上

薪の乾燥、期間はどのくらいがいい?

 

Answer

2.6か月~2年

キャンプや薪ストーブに使う薪を効率よく燃やすために、最も重要となるのが「薪材の乾燥」だ。特に薪ストーブの場合は要注意。湿った薪を使用すると、火力が上がらずススが付着し、煙突詰まりの原因にもなる。

生木からの乾燥は、秋~冬に伐採した針葉樹の場合は半年以上、広葉樹は1年以上。春~秋にかけて伐採した樹木の場合は2年以上乾燥させると良い(薪にする木の伐採は、樹木が給水をやめる冬に行なうのが基本。春~秋は木が成長するために水と栄養を吸収するので、樹木の水分が多く乾燥に時間がかかる)。

ホームセンターなどで売られている市販の薪の乾燥度も様々。キャンプでは問題ないが、薪ストーブに使う場合は数か月、風通しの良い場所で乾燥させると安心だ。理想的な薪の含水率は20%以下。乾燥具合を正確に確かめるには、市販のデジタル含水率計で測定すると良い。

薪の積み方

薪の乾燥で大切なのが材の保管。風通しが良く雨に濡れない薪棚に積んで乾燥させるのが一般的な方法だ。薪の含水率は、樹木の種類や気候によって乾燥具合も異なるので、薪を購入した日や薪割りした日がわかるように、日付別に整理して積むと良い。

寒い地域では、冬に数か月雨ざらしにした後、屋根付きの薪棚に積むケースもある。一旦凍った薪の方が早く乾燥するからだ。

シベリアの薪積み風景。

薪用のケージがない場合は、左右を井桁に組んでその間に薪を平行に積んでいく積み方が一般的。「野積み」と呼ばれ、丸木でもケージのない場所で安定して積めて崩れない。

左右を井桁に積む「野積み」。

薪積みの例。

 

より薪を乾燥させたいのならドーム型(スイス型とも)がいい。ドーナツ状に組んでいく方法で、初心者には難しい組み方だが、ドーム中心部が空洞のため、空気の対流(空気の煙突効果)がおきて薪が均等に乾燥しやすい。

ドーム型。

写真はシベリアの薪積み風景。お見事なドーム型!

ドーム型。

    取材・文/松浦裕子

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